2022.06.15
Spectrasonics のシンセは4つ所有しています。
Omnisphereは内蔵されているシンセサイザーの波形が素晴らしいので、欲しい波形を選んだらその波形から1から音を作ることを好んでいます。パッドやシークエンスの音色でシンプルなものが欲しい場合にはとても重宝しています。マイブームは時折変わるのですが、ローランドやアープの波形は自分としては太い音に感じるので好んで使っています。
Stylusはもう長年使っていて、ループ素材を考えるときにまず最初に思い浮かぶソフトです、パーカッションのループなどが欲しいときに選びやすいのも好きなところです。
Keyscapeはローズの音が好きでよく使いますし、ピアノもそうですがプリセットの音が大変素晴らしいです。
Trilian はべースのプリセットのなかにあるアーティキュレーションが非常に音楽的でグリスアップやグリスダウンなど使うときにとても重宝していますし、オケの中に入ると音の太さ等、ベースとしての存在感は素晴らしいものがあります。
飯田 高広
Produce/Compose/Arrange/Operate
1961年12月16日生まれ。80年代から松任谷由実、槇原敬之らの多くのライブマニピュレートを担当。ライブ現場に留まらず、その後はレコーディングオペレーターとして活躍。繊細かつ大胆な音色から「音の魔術師」と呼ばれ日本を代表するシンセシストとしてJ-POPの第一線で「音」作りを担う。近年ではシンセシストのみならず、水樹奈々、坂本真綾、天才テレビ君MAXなどの作曲・編曲を行う。日本のマニピュレーター、シンセシストのトップとして今も君臨している。
近年は、YouTubeにオリジナルLo-fi Hip Hop音源をアップしたり、東京2020パラリンピック閉会式のカウントダウン映像の音楽制作を担当するなど活動の幅を広げている。