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5畳の部屋で、モニタースピーカー補正の効果はいかに?

SonarworksでMIスタッフの部屋を測定! PART 6:スタッフ ノンシュガー

2020.02.18

ベットルームスタジオを広くしたい

スタッフのノンシュガーです!

現在5畳の部屋で楽曲製作だけでなく、布団や、本棚なども置いてあるまさに「一人暮らしのDTMをやっている人の部屋」という感じの空間で生活をしています。

本来であればスピーカーは部屋の中央で壁から離して配置することがセオリーで、その通りに配置をすると部屋がどうしても狭くなってしまいます。
何か対策はないかと上司へ相談したところFocalのSHAPEシリーズとSonarworksのReference 4をお勧めしてもらい早速試してみました。

FocalのSHAPEシリーズはバスレフ型ではなく、左右にパッシブ・ラジエーターを搭載しているため、壁の近くで配置しても大丈夫ということで、机を壁寄りに配置することが可能になりました。

実際に壁に近づけてみても音の影響が少ないことが本当なのか計測してみました。

壁から30cmほど離してスピーカーを配置した結果

壁から3cmほど離してスピーカーを配置した結果

300~400Hzの間に最大6dB近くの差がありますが、それ以外の帯域ではほとんど周波数特性に差がありません。特に2kHz以上の変化のなさには驚きです。

SHAPEシリーズが壁の影響が少ないことが視覚上でもはっきりとわかりました。

しかしSHAPEシリーズがどれだけ壁の影響が少ないとしても、部屋鳴りが起こるため壁から離して配置しても、壁に近づけて配置してもフラットとは言い難い状況です。
そこで、SonarworksのReference 4を使えばこの周波数特性をフラットに補正できるとのことで、キャリブレーション機能を有効にしてみました。

壁から30cmほど離してスピーカーを配置しキャリブレーションを有効化

壁から3cmほど離してスピーカーを配置しキャリブレーションを有効化

壁から離していても、近づけていても驚くほどフラットな特性に急変しました。
低音のぼやけもなくなり、ピシッと中央から体に響く低音になり、音の分離がわかりやすくなりました。

また、ここまで補正をしてくれるなら部屋の中央に配置しなくても大丈夫なのでは無いかと思い、左側を壁につけた状態でどのような結果になるか検証しました。

なかなかひどい計測結果になりました。
いくら壁の影響が少ないとはいえ、2つの壁に極端に近づけると壁に近いLチャンネルの周波数特性が大幅に変わりました。

この状態では正確なモニタリングはできないです。
恐る恐るキャリブレーション機能を有効にしてみます。

驚きです。部屋の隅で壁にベタ付けした配置という、セオリーとは逆の状態でもしっかりと補正をしてくれています。

見た目上ではフラットに見えていても実際は違うのでは無いかと疑い、ゆっくりなスウィープ波を流してみたところ、うねりもなくしっかり左右の特性、音量が補正されていることを実感しました。

FocalのSHAPEシリーズとSonarworskのReference 4を組み合わせることで部屋にまとまった空きスペースを作ることができました。

PS:この環境で試しにプレイしたモンスターハンターワールドは迫力がすごく感動しました。

*部屋の写真

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