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Reference 4があれば常に高いクオリティを追求できる 〜 Shingo Suzuki氏インタビュー

2019.01.23

実力派のミュージシャンが揃い、卓越したプロデュースワークでも評価の高いorigami PRODUCTIONS。その中でベーシストとしてだけでなく、キーボディスト、プロデュース、トラックメイクやエンジニアリングまでマルチな才能を発揮しているShingo Suzuki氏。

そんな氏が自宅スタジオでも「シビアで、間違いのない判断をする」ために導入したのが、Sonarworksのルームキャリブレーションツール、Reference 4だ。導入に至る経緯と導入後に得られたものについて、origami PRODUCTIONS内にあるスタジオでインタビューを行なった。



せっかくの自宅スタジオ空間を
居心地の悪いものにしたくない

MI

Shingo Suzukiさんはベースプレイヤーでもありながら、プロデュースやトラックメイク、ミックスまでと幅広く制作に携わっていらっしゃいますね。

Shingo Suzuki 氏(以下敬称略)

そうですね。最近はプロデュースワークの方が多くなりましたが、アレンジや作詞作曲もします。ミックスはエンジニアさんにお願いすることもありますが、CM作品などの場合は自分でミックスすることも多くなりました。特に最近は、ゼロからのプロデュースで最初から最後までの流れをすることが増えましたね。

MI

今のモニター環境やオーディオインターフェイスはどのようなものをお使いですか?

Shingo Suzuki

オーディオインターフェイスはApogeeのEnsemble Thunderbolt、モニタースピーカーはFocalのShape 50。偶然にも、すべてメディア・インテグレーションの製品ですね(笑)

Ensemble

 

SHAPE Series

 

MI

ありがとうございます!お部屋の広さや構造はどのような?

Shingo Suzuki

自宅の一室をスタジオにしていて、広さは6帖です。よくある鉄筋コンクリート壁のマンションなので、最低限の吸音くらいはしていますが、部屋の響きを変えるような大きな工事は行なっていません。主にフラッターエコーの対策くらいですね。

MI

吸音を「最低限」に留めた理由はあるのですか?

Shingo Suzuki

実は当初、かなり本格的に吸音等の対策をやってみたのですが、ちょっと息苦しいというか、響きがなくなりすぎて気持ち悪いなと感じてしまったんですね。もしかすると10帖か12帖くらいの広さになれば違うのかもしれませんが、せっかくの自宅スタジオなのに居心地が悪くなってしまったんです。

MI

実験室じゃないですもんね。

Shingo Suzuki

そうなんです。音楽を作っていて息苦しいのは嫌だったので。分厚い吸音材を壁一面に貼るのはやめて最低限にしました。自分が置きたい場所にスピーカーを置いて、自分が聴きたい場所で聴く、ということが前提でしたね。かといってこのままで正しい判断は難しかったので、Reference 4のようなキャリブレーション製品が必要だなということも分かっていました。

MI

計測のステップは簡単でしたか?

Shingo Suzuki

はい、全く悩むことなく簡単に終わりました。一回の計測にかかる時間も15分くらいかな。こういうのって結構シビアに計測しなきゃいけないものが多いのに、気軽にできるというのもいいですね。僕の部屋の場合だと、ツアーとかライブのときに割と大きな機材…ベースのキャビネットとかヘッドとかシンセやベース群とか、色々と物の移動が多いんですよ。物を移動すると音の反射も変わってくるからまた計測し直ししなきゃいけないんですが、これくらい短時間でできるのはいいですね。

MI

テクニカルな知識がなくても計測を行えるようにソフトウェアをデザインする、というのがSonarworksスタッフの課題の1つだったそうです。熟練のエンジニアでしか使えないようなツールにしない、という考え方ですね。だからこそ、ミュージシャンやクリエイターの方にも使っていただきたいなと思いますね。

Shingo Suzuki

今はミュージシャンやトラックメイカーの人がミックスまでを行うというのも普通のことになっているし、確かにミュージシャンにこそ使ってもらいたいなと思いますよね。

MI

こちらが、Shingo Suzukiさんのご自宅のプライベートスタジオ計測結果ですね。

Shingo Suzuki

100〜110Hzにピークがあることと、80Hz辺りに大きな凹みがありました。実は80Hz近辺に関しては以前から聞こえづらいなと気が付いていて、特に設備の整ったスタジオで聞いた音と自宅スタジオで低域の違いを感じていました。Focal Shapeに補正用のEQがついているので、Reference導入前まではこのEQで少しブーストして補正していたくらいです。

ミックスだけじゃなくて
音選びの段階から使うべき

MI

補正を行なった状態で聞いてみて、どのような印象を持たれましたか?

Shingo Suzuki

低域、特にキックとベースのバランスについては理想的なレベルで判別しやすくなりました。リファレンスにしているCDなどを自宅スタジオで聞くと、設備の整ったスタジオで聞いたときよりも”腰高"な感じに聞こえていたのですが、それも解消された。様々なCDをReferenceを通して聞いてみても、作者がどういう意図でキックとベースを重ねているかまで分かるような気がしました。これはすごく大事なことですね。

MI

リスニングの状態で制作者の意図が分かる、ということはとても大事なことと思うのですが、実際の制作にはどう影響してくるのでしょう?

Shingo Suzuki

EQを「間違って」過剰に使ってしまうことが格段に減りますね。Reference導入前までは、最終のミックスを行うときに「もうちょっとキックの低域をプッシュしたいな」と思ってEQなどでブーストしてみたものを、外の設備が整ったスタジオで聞くと「やりすぎた」と気がついてやり直すことも多かった。Referenceを導入してこの時間のムダを省けるようになったことは大きなことだと思います。

MI

オーバーEQがなくなるというのは、たしかにミックスの過程では大事なことですね。

Shingo Suzuki

はい。でももっと言うと、ミックスに入る前のプリプロやアレンジ、レコーディングの段階でもReferenceを使っておくべきだと感じました。それは、音が正しく判断できるからです。特に低域や超低域を多く含む音は、一般的な部屋をスタジオにしているとどう頑張っても正しく再生されていないはず。曲に合っていない音を使って「ミックスの段階でなんとかしよう」というのはあまり好きじゃなくて、まずはいい演奏といい音作りが大切。だからこそ「始めの音選び・音作り」の段階からReferenceのような環境が大事なんです。


自宅スタジオだからといって
クオリティを下げるわけにはいかない

MI

Reference 4の導入は、Shingo Suzukiさんのワークフローにどのような結果をもたらしたでしょう。

Shingo Suzuki

他のアーティストやメーカーさんの作品のミックスを手がけるとなると間違ったミックスをするわけにはいかないので、特にシビアに判断できるような環境を作っておかなければいけない。複数の人間が関わる作品ならなおさらですよね。

僕の場合は自宅の一室をスタジオにしているので、スペースも限られているし、吸音材などのルームチューニングをたくさん施したとしても限界はある。だからといって作品のクオリティが悪くていい、ということではない。プロデューサー視点でいえば、どこでやったかは関係なくて、常に高いクオリティを求められますから。

MI

完成した作品を聴くリスナーも、スピーカーやヘッドフォン、イヤフォン、様々な環境で聴くことになりますからね。

Shingo Suzuki

Reference導入までは、複数の環境でチェックしたり、複数のヘッドフォンを使ってのチェックもしていました。今でももちろんできる限り複数の環境でチェックはしているのですが、自分のスタジオに信頼できる環境があるという安心感は大きいですね。100%完全に補正するだけじゃなく、Dry/Wetをパーセンテージで調整もできるし、ヘッドフォンも補正してくれます。様々な設定でチェックしてみることも大事ですね。でも、せっかくこういったツールが登場したわけなので、将来的には“Sonarworks Referenceで確認したバランスです” ということが当たり前の1つになればいいですね。

MI

まさにそれがSonarworksも目指していることの1つです。Shingo Suzukiさんも先ほどお話されていたように、制作者の意図がリスナーに伝わることをSonarworksスタッフは大事にしています。制作者向けにはReferenceですが、リスニング向けにはTru-Fiというアプリも展開しています。

True-Fi

Shingo Suzuki

いいですね。今後はますます僕のようなプライベートスタジオ空間で作品を完成させるステップまでを行うケースも増えてくるはずです。誰しもがハイエンドな環境で制作できるわけではないですからね。価格的にも導入しやすいのに、得られる結果が大きい。エンジニアだけでなく、ミュージシャンを含め多くの方に使ってもらいたいですね。

Shingo Suzuki

origami PRODUCTIONS

ベーシスト、キーボーディスト、プロデューサー、トラックメーカー。

プロデューサー、ベーシストとして矢野顕子、Chara、KREVA、PES (RIP SLYME)、さかいゆう、藤原さくら、ビッケブランカ、尾崎裕哉、Uru、佐藤千亜妃 (きのこ帝国)、福原美穂、Shing02、Awesome City Club、七尾旅人、環ROY、中田裕二、ダイスケ、防弾少年団、川本真琴、SALU、5lack、PUNPEE、白神真志朗、DOBERMAN INFINITY、グローバー、Negicco、YOSHIKA、AISHA、Hanah Spring、Kie Katagi (jizue)、Keyco、SATOMI’、Yasei Collective、KOJOE、Wouter Hamel、illa J、DinoJr.、Monicaなど様々なアーティストをサポート。

また、SONY、docomo、JAL、JR東海、UNIQLO、JT、ジョンソン、KOSE、NISSAY、日清食品、ASICS、ATSUGI、みつばち保険、ムラサキスポーツ、TDK、CHUMS、Music on TV、J-WAVE、GION、ティップ.クロス TOKYO、TVアニメ「コンクリート・レボルティオ」などのCMやジングル制作など多岐に渡るシーンで活躍。また、CHMUSなどのアパレルブランドの雑誌やパンフレットなどメディアにも登場。

Shingo Suzuki (Ovall/Hipnotics) official web site

Twitter: @Shingo_Suzuki

 

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True-Fi

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