2015.04.23
スタッフHです。
本日はミックス作業の時間短縮や、ひいてはクオリティを劇的に向上させるプラグインを3つ、ご紹介いたします。
一歩進んだツール、"アクティブEQ"
例えばボーカルを処理しているとき。全体としては何も問題がないのだけど、サビに入って高い音に入った瞬間だけ突発的なピークが何箇所か発生してしまう。このピーク部分に合うようにEQでカットをかけてしまうと、ボーカル全体のトーンに悪影響....
例えばベース。豊かなローエンドの質感を作り上げることに成功したのに、4弦5フレットのAの音だけに、妙な丸みというか、ピークというか、暴れというか、とにかく嫌な音がする。この音が良くなるようにEQをすると、なんともしょぼいベースになってしまう...
こんな時には、アクティブEQのAE400の出番です。上の記事をご参照いただき、実際の動き方や効果的な使い方、ミックスを飛躍的に向上させるTipsを感じてみてください。
これ1個で何個分?! 圧倒的に作業効率のよいコンプ
本ブログをご覧の多くの方のコンピューター本体には、いくつものコンプレッサープラグインが入っていることでしょう。DAW標準でついてくるものに加えて、サードパーティ製のものまで。
コンプは「これが最高!」というものはなく(好みはあると思いますが)、この楽器にはこれ、このマイクと組み合わせるならコレ、といくつも候補があることかと思います。
作業になれた方であれば即座に「この音にはこのコンプ!」と勘が働くものかもしれませんが、私のように優柔不断な人は「うーんこれかなぁ。...違うなぁ(差し替え)、これかなぁ」という作業を挟むわけです。
複数のコンプを一気に(クリックひとつで)聞き比べられたらどれほど楽で、効率がいいでしょう。
たまにはミックスを「壊す」ことだって
これは「クオリティ向上」という観点とは真逆のベクトルですが、大変ありがたい反響をいただいた記事でした。
各ブランドがリリースしている多くのプラグインが、「クリーン」「原音忠実」「良い感じの音に」という売り文句をしている中、このエフェクトプラグインは原音をいかに壊すかという製品なのです。
一言にラジオボイスといっても、それが真空管ラジオなのか、私の父が愛用していたようなチープなものなのか。有名すぎるオモチャSpeak & Spellの質感で、自分の声をだしてみたり、携帯電話から漏れてくるような音(もちろん、折りたたみ式から最新スマホまで)を作ることもOK。
たまにはミックスを壊してみましょう。
V6では待望のVSTに対応。特にCubaseユーザーからは「いつになったら使えるんだ」とリクエストを頂いていたアップデートのため、一気に新規ユーザーが増えました。
ぜひこの機会に。ご検討くださいね。