2018.06.13
Waveform Peopleのみなさん。
最近、色んなチャンスが訪れてる芦沢です。
ピンチはチャンスと言うけど。ピンチはピンチですね(経験談。
思い返せば、メディアインテグレーションさんから与えていただいたチャンスは数知れず。
足を向けてアイディアを練れません。
Waveform9の連載、次回が最終回でちょっぴりセンチメンタル。
Waveform9で追加されたコードトラック。
↓オフィシャルから引用
新しいコードトラックでは、
楽曲のコード進行・アレンジをより豊かなビジュアルで確認することが可能になりました。
もう一つの優れた機能であるMIDIパターンジェネレーターと組み合わせれば、
複数のMIDIクリップを同期させながら、異なるコード進行を素早く切り替え、
実験することができます。
MIDIパターンジェネレーターとコードトラックを組み合わせれば、
たしかに強そうだ!
まずは、Omnisphere2の「Coffee Can Arp」で試してみます。
Omnisphere2のトラックに新しいMIDIクリップを挿入。
MIDIクリップ名をsynthに変更。
パターンジェネレーターのパターンスタイルからコードを選択。
プリセットの人気のある4つのコード進行で(洋楽で王道)、
I-V-vi-IVを選んでね。
そして、コードトラックにクリップを作成。
クリップの長さを、synthトラックに合わせる。
クリップを入れたばかりだと、synthトラックのコード進行と同期していない。
同期するには、Chord Clipのプリセットをクリックして、
「その他のクリップ」の「synth」を選択。
synthのMIDIクリップの「キー」から、Follow Chord Trackを選択。
コードトラックとsynthトラックのコードが同期できた!
動画を参照してください。
音を再生してみると、こんな感じ。
実際、コードトラックのコードを変更してみよう。
コードトラックのコードを変更すると、
MIDIトラックのコードが変化しているよね?(動画を参照。
例えば、コードトラックでみんな大好きなコード進行(FM7→GM→Em7→Am7)に変えてみると!
ちゃんとsynthトラックのコードが追従します。
打ち込みしなくてイイw楽です。どうしよう。
もう打ち込みしないぞ!
キックのトラックを作成。お気に入りプラグインのKick2を使用。
パターンジェネレーターのベースプリセットをOn Beatに選択。
音程の変わらない設定のキックなら、ドン!ドン!ドン!ドン!と鳴る。
こんな感じ。
次にスナップ音のトラックを作成。
あらかじめ、Multi Samplerにスナップ音をインサート。
赤枠で囲っている鍵盤アイコンをOFFにする事で、
どの音程を演奏してもスナップ音の音程が変わらなくなります。
パターンジェネレーターのベースプリセットをOff Beatに選択。
あああ!いい感じ!
ベースを入れてみよう!
ベースと言えばTrilian。Trilianと言えば「Clubbing Swedes 1」だね。
カッコイイ音色でお気に入り。
Trilianがまだセール中。(編集注:2018年6月掲載時、現在は終了しています)
http://www.minet.jp/contents/promotion/spectrasonics-early-summer-sale/
ベースのトラックを作成。
パターンジェネレーターのベースプリセットをRapidに選択。
最後に、Omnisphere2の「Breakdown Wobbly Pad」を足してみた。
コードトラックでコードを変更すれば、各MIDIトラックのコードが追従されるので、
とっても便利な機能。MIDIトラックごとに変更しなくてイイもんね!
みなさんも、楽しくコードトラックを使ってみてくださいね。
では!またね~
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。
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