2018.04.18
ご無沙汰しています。また!Waveformの連載を担当する事になりました。帰ってきたアシザワマンです。
メディアインテグレーションさん、Tracktionさんから是非アシザワマンに触ってほしい。と、ご連絡いただいて歓喜なアシザワマン。思い返せば、2017年の夏。何も知らない、触ったことがないWaveform8の連載を始めることになった。連載が終わった後、色々な方から面白かったです!また連載してください!
って言われている夢を見ました。
実は夢ではなくて、実際にメディアインテグレーションさん宛てにお声が届いていたようです。ボクの連載をキッカケにWaveformを買ってくださったり、とっても嬉しく思っています。ありがとうございます!!
今回も!Waveform Peopleと一緒に習得を目的とする、とても意識の高い連載にしようと思う。これから三ヶ月(6回連載)、よろしくお願いします!
Waveform9では、様々な機能が追加されたんだ。アップデート内容に合わせて、連載記事にしていこうかと考えてます。
まずは・・Multi Sampler!
キタコレwきちゃったコレ。ボクのために追加されたのか、と思うぐらい嬉しいMulti Sampler。
編注:MultiSampler…Waveform 9に完璧に統合されたサンプラー・インストゥルメント。DAWからのサウンドを直接取り込むだけでなく、他のアプリケーション、例えばお使いのウェブ・ブラウザからでも直接サンプリングが可能な柔軟さを持つ。 インポート、スライス、MIDI変換ツールなどサンプラーに求められる機能を全て盛り込んだクリエイティブ・ツール。 |
今回、Multi Samplerを使ってデモ曲を作ったので、ご参考になれば幸いです。
デモ曲に使えるボーカル素材を探していて、良いのが見つかった。TwitterやDTM界隈などで著名な方。ゆにばすさんがご紹介されていた、無料のボーカル素材を使用する事にしました。
コチラ↓
【無料】女性ボーカルセッションサンプルパック、Function Loops「FREE Female Vocal Sessions」無償配布開始!
ボーカル素材(121BPM_D29_OOHM PARA F#)をトラックに貼ってテンポを合わせる。
オーディオファイルを選択して、ループのプロパティをクリック。
ルートテンポを元素材の121に変更。ストレッチをElastique(プロ)を選択。
オーディオファイルの長さを小節に合わします。
上部の右端▷を、optionを押しながらクリックして小節を合わせます。
動画を参照してくださいね!
20180413_hideyuki-ashizawa-returns-waveform-9_movie_1
オーディオクリップを選択して、Multi Samplerをクリック。
Multi Samplerにボーカル素材がインポートされます。
インポート後、スライスされた状態になっているので、
変更したい場合はClear all slicesでスライス情報を削除。
ビート感度を調整してお好みにスライスしてね。
Create sound layer with each sliceを実行すると、
キーノートにスライスが割り振られる。
後は!かっこいいボーカルチョップのフレーズを作るのだ!
こんな感じ。
デモ1
かっこいいボーカルチョップに合わして、アレンジしていこう。
まずは、4つ打ちキックとシンプルなベースを入れてみた。
デモ2
ボーカルチョップ、ベース、リズムだけでラフなイメージは出来てきたね。
ここから、さらに良くしてみよう。
ベースを芯のある音+広がりを出してみた。
ハイハット、シェイカー、コンガを足してグルーヴを追加。
最後に、ボーカルチョップした元のボーカル素材を使用。
デモ3
エクセレント!(自画自賛。
デモ曲をどのように作ったか、全体図を最後に載せておきます。
Wveform9から追加されたMulti Sampler。
スライス機能が付いているサンプラーはあまりないのと、Waveformに付属されているのが貴重だと感じてます。
もちろん、一般的なマルチサンプラーとしても使うことは可能です。KONTAKTのようなイメージ。
まだまだ、色々できそうなMulti Sampler。
みなさんも、楽しくMulti Samplerを使ってみてくださいね。
では!またね~
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。
WAVEFORM 9