2019.02.21
今回で、Geist2の連載が終わります。
SAW(そう。最終回です。
担当さんから12回の連載とお話いただいていましたので、
12回目なので終わりなのです。
始まれば終わりが必ずやってくるので、
これからも物作りを楽しく続けていこうと思います!
みなさんも、ぜひ楽しく物作りされてくださいね。
最終回はハードウェアサンプリングの手順を、
お伝えします。
オーディオインターフェイスに入力された音を、
Geist2にサンプリングしていきます。
DAW上で、Geist2を立ち上げます。
便宜上、Ableton Liveで行ってます。
次にオーディオトラックを作り、
Spitter2をインサート。
Spitter2はオーディオインターフェイスに入力された音を、
Geist2に送信するプラグインです。
Geist2のサンプリング設定を行います。
Pad input modeをSamplerに設定。
入力信号をSpitter2に設定。
録音素材をモノラルに設定。
入力された音の録音タイミングを、
スレッショルドで設定します。
パッド毎にサンプリングを行うので、
Next Padに設定。
Armを押すとサンプリングできます。
実際のサンプリングを動画にしましたので、
ご参照ください。
サンプリングした素材を使ってPatternを作成、
各音色をDAWにパラアウトしてエディットしていきます。
サウンドデザインの工程を動画にしましたので、
ご参照ください。
パラアウトの設定は、下記のとおりです。
Studio One内のエディット内容は、下記のとおりです。
Master(ハイハット)
EQで低域をカット。短いリバーブを付加。
Sub output1(キック)
IMPusherで明瞭感とアタック感を出して、
Lowenderで超低域を少しだけ足してます。
VC160でアタックを強調して、Inflatorで輪郭をハッキリさせてます。
Sub output2(スネア)
IMPusherで明瞭感とアタック感を付加。
EQで低域をカットして、クリアーな音にしてます。
Inflatorで輪郭をハッキリさせてます。
Sub output3(クラップ)
MPusherで明瞭感とアタック感を付加。
CLA Vocalsで音像を広げてから、
EQで低域をカットしてクリアーな音にしています。
短めのリバーブを付加。
どうでしょうか?!
動画の最後でエディットの有無を確認できますが、
元素材を生かして聴き映えするサウンドデザインになっているかと思います。
さらに音を追加していきますね!
追加内容は、下記のとおりです。
シンセベースとシンセは単音(E音)をサンプリングして、
Patternを作成。
追加音のパラアウト設定は、下記のとおりです。
シンセベースをS4出力、シンセをS5出力、ボンゴをS6出力、シェイカーをS7出力。
Studio One内のエディット内容は、下記のとおりです。
Sub output4(ベース)
エディットなし。
Sub output5(シンセ)
EQで低域をカットして、クリアーな音にしてます。
ディレイとリバーブで残響を付加。
Sub output6(ボンゴ)
CLA Vocalsで音像を広げてから、
リバーブを付加。
Sub output7(シェイカー)
リバーブを付加。
イイ!めっちゃイイ!(自画自賛
12回の連載を終えて一安心。
みなさまのお役に立てれば幸いです。
連載記事を読んでくださった方々。
Geist2をご購入していただいた方々。
メディアインテグレーションの担当者様。
本当にありがとうございました。
心から感謝しております。
また、お会いできる日を楽しみにしています!
ではでは~
Geist2