Media Integration, Inc. Staff Blog

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17 Jan 12

Nugen Audio ラウドネスソリューションのワークフロー

2011年7月を持ってアナログ放送が終了しました。事前告知もかなりの期間をかけて行ったこともあってか、地デジ化もスムーズに移行できたように感じます。

デジタル放送に備え、”リモコンからの解放”をスローガン?に掲げられていた、番組間の音量差を軽減させるラウドネスの指標も、日本国内の規格が決定し、日本国内ではARIB TR-B32となり、ITU BS.1770-2に準拠した内容となりました。

本ブログでは、イギリスのプラグインメーカーである、NugenAudio社のラウドネスメーター「VisLM」を元にラウドネス調整フローをご紹介します。*本稿はProceed Magazineに掲載された記事を再掲載しています。

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11 Jan 12

インプットゲインを上げない!スレッショルドを下げない!

スタッフHです。

好評連載中のSonnox QuickTips。本日はマスターチャンネルの処理で使用するOxford Limiterと、Oxford Inflatorの組み合わせで得られる効果をご紹介。

マスターリミッター、音圧、マキシマイズ、コンプ。私たちが普段聞いたり作ったりしている音楽は、何かしらこれらの処理を行ったものがほとんどですね。マキシマイズすればするほど、ぱっと聞いたときの派手さは上がりますが、音楽のダイナミクスは確実に失われていきます。ミュージシャンやボーカリストが最高のパフォーマンスを出し切っても、そんなニュアンスすらかき消すように潰されてしまう事もありますね。過剰な突っ込み過ぎには注意したいところです。

とはいえ「適正な」リミッティング、マキシマイズは必要です。また、ある種のリミッティングが音楽を「魅力的」にする事も事実です。潰しすぎることなく適正な音圧を得ることはできないものでしょうか…?

本日のムービーでは、面白い制限を一つ設けてこの手順を解説しています。上記の通り「潰す事なく( ≒ インプットゲインを上げる事なく)」音圧感を出す手順です。

いかがですか?

Oxford Limiterはその名の通りリミッターです。潰す事が目的のプラグインではありますが、ムービーの通り「Enhance」スライダーにより、リミッティングとは異なる音圧を得る機能も備えています。もちろん必要とあらば、最大で+18dbまでゲインアップできる余裕ヘッドルームをもったインプット。ミックスのニュアンスをそのままにクリーンなリミッティングができる事に定評があるOxford Limiterの秘密はここにあるのです。

Inflatorもまた不思議なプロセッサーです。ムービーでは2本のスライダーで「音作り」をしつつ音圧感を得るステップが解説されています。短いムービーではありますが、サウンドが魅力的になっていく様が分かりますね。

Oxford Limiter、Oxford Inflatorは、過去ポストでそれぞれ単体でもムービー解説をしております。そちらもご覧になってみて下さいね。

Oxford Limiter – 適切な音圧を稼いで、ミックスを魅力的に仕上げる

Oxford Inflator – 音にもっと存在感を、ミックスに生命力を。出したいときのワザ


出演者プロフィール

解説: Rich Tozzoli
Rich Tozzoliによる、ミキシングを中心にOxfordプラグインのクリエイティブな使い方を紹介するTips集!
グラミー賞ノミネートのプロデューサー/エンジニア/コンポーザー、Rich Tozzoliは、アル・ディメオラ、デビッド・ボウイ、ホール&オーツをはじめとするアーティストのプロデュース/エンジニアを担当。ディズニー・チャンネル、HBO、FOX NFL、アニマル・プラネット、Nickelodeonなど数多くのTV番組楽曲も手がけています。
10 Jan 12

2011年年末セールのプレゼント当選者発表!

** 1/11 ご返信がなく未発表となっていた当選者の方よりご連絡がありましたので、追記をいたしました。

スタッフHです。

先日TwitterFacebookで予告をいたしました、私たちメディア・インテグレーションの年末セール(Eco meets Music)のプレゼント当選者発表です。

プレゼント商品のBalmuda / Greenfan Cirqについては、こちらの過去ポストをご参照くださいね。

12/15〜12/20までの期間中、メディア・インテグレーション・オンラインストアをご利用頂きましたお客様の中から抽選で5名様にBalmuda Greenfan Cirqをプレゼントする、という内容でございます。

総勢で1000名ほどのお客様にご利用いただきましたが、厳正なる抽選の結果、下記の方々が当選されました。

  • 埼玉県:riyo 様
  • 兵庫県:Raw 様
  • 東京都:kohala 様
  • 神奈川県:細谷 誠 様
  • 埼玉県:マモチャン 様

実は、もう一方当選された方がいらっしゃるのですが、現時点まででご返答をいただけておりませんで…。ご返答をいただき次第、再度また追記で発表をさせていただきます。 ご連絡ありました

そして、当選されたみなさま、おめでとうございます!まったくアナログな方法で抽選をいたしましたので、なんと980円のMIDIファイル集を購入された方も当選されています!プレゼント品のGreenfan Cirqを存分に活用して、エコながら最高の環境で音楽制作を行ってくださいね!

20 Dec 11

電気を節約しながら音楽制作するには

スタッフHです。

15日より5日間の期間で開催してきた私たちのクリスマスセール。情報公開直後から、本っ当にたくさんの方にご利用いただきました。セールはあと数時間残っていますが(ここだけの話、夜中にストアの更新をするわけにはいかないので、12/21の朝まではセール価格で買えるはずです)、買い逃しなどはございませんでしょうか。特にお買い得なものを集めましたので、今一度最後の確認をして頂けたらと思います。

通販担当のシムくんも、かつてない申し込みの多さに泣きそう寸前でした。仕事納めには一杯おごってやりたいと思っております。


さてさて、今回の12/15〜12/20のセールで、ご購入をいただいた方の中から抽選で5名様にBalmuda DesignのGreenFan Cirq(グリーンファン・サーキュ)をプレゼントする事に、「どうしてプレゼントがサーキュレーターなの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。コレをプレゼントに選んだのは他ならぬ私ですが、ちゃーんと理由があるんです。

Balmuda Designのプロダクトのいくつかは、もともと私たちも販売をしておりまして、主にはコンピューター周りのアクセサリを取り扱っています。Balmuda Design、私が考える日本最高のプロダクト・デザイナー、寺尾玄さんのブランドです(そう、日本のブランドなんですよ!)。

今年2011年は、私たち日本人にとって大変な事が数多く起こりました。東日本大震災をはじめとして、福島の原発問題など、今もなお大変な思いをされている方々がいらっしゃいます。

震災の直後には、イタリアのIK Multimediaが売上の一部を義援金として寄付するというプロモーションに協力してくれましたし、その他のブランドのスタッフもたくさんたくさん日本の事を心配してくれました。

私たちメディア・インテグレーションは、2011年が終わるこのタイミングで、もう少しだけ今できる「何か」がないかを考えてみたのです。そこで思いついたのが、なるべく電気を節約しながら、でも思う存分に音楽制作ができる環境を提供できたらいいな、という事でした。


私たちの制作には、どうしても電気が欠かせません。そのかわり、このGreenFan Cirqでエアコンやストーブなどにかかる電気や資源を節約できたらいいな、と考えたのです。

私たちと同じ日本生まれのGreenFan Cirqは、ただ単に「デザインがいい」だけのサーキュレーターではありません。これ一台があるだけで、部屋中の空気を完全にかき混ぜ、ほんっっとに最小限の暖房だけで部屋中が心地よい温度になるのです。ちなみに我が家にも一台ありますが、少々広めの部屋でエアコンの設定温度は18度。時にはエアコンが不要な事もあります。ほんとに。

そして一番大切なのは、とてつもないほどに省エネ動作なのです。最大風量の設定にしても20W(よくあるサーキュレーターの半分以下です)。最小風量ならなんと3W。3ワットって、FAXの待機電力よりも低いんですよ。ちなみに、最大風量が必要な事はほとんどありません。ほぼ最小風量で十分な効果があります。なぜなら、15メートル先まで風が届くからなんですね。

わたしの拙いレビューよりも、Balmuda Designの製品ページを見て頂いた方がいいかもしれません。こちら


無駄な電気消費はなるべく避けたいものです。それは、電気代の節約にもなりますし、今の日本のためのみならず、地球のためにもなるかもしれません。より無理と無駄のない環境で、みなさんが音楽制作に没頭できるのであれば、それこそが私たちメディア・インテグレーションの願いです。

今回のプロモに許された予算の都合もあり、GreenFan Cirqは抽選で5名の方へのプレゼントとなります。対象は期間中にMIオンラインストアをご利用いただいた皆様です。もちろん、¥980円のMIDIファイル集をご購入くださった方も抽選の対象となります。ぜひご利用ください。

Eco × Music MI クリスマスセールページ

07 Dec 11

ミックスにおける空間コントロールと、リバーブを使ったサウンドメイキング

スタッフHです。

好評連載中のSonnox QuickTips。本日は記念すべき第10回、Oxford Reverbを使った空間コントロールとサウンドメイキング編です。サウンドメイキングというと、ベーシックなEQ、コンプ、またはアンプシミュレーターなどのトーンコントロールを想像しがちですが、今回はなんとリバーブを使ったサウンドメイキングをご紹介。


かつて私がミックスやサウンドメイク、レコーディングに興味を持ち始めた頃、どの本を見ても「リバーブはセンドリターンで使うもの」と、お約束のように書かれていました。まぁ最初期のリバーブプラグインはいずれもCPU負荷が高めで、複数立ち上げる事も苦しかったという理由もありましたし、ベーシックにひとつのリバーブへセンドして、空間を作る事も最初の勉強としては良かったと思います。

コンピューターのパワーもあがり、ひとつのマシンの中で複数のリバーブ系プラグインを立ち上げる事もできるようになってから、チャンネルにリバーブをインサートして使用する手法も珍しいものではなくなってきました。リバーブによって広がりや奥行きを与えるだけでなく「サウンドメイキングの手法」としてのリバーブ使用方法です。本日はそういった使い方のムービーをご紹介します。

モノラルレコーディングされたギタートラックにリバーブをインサートし、ステレオアンビエンスを加える手法。いわゆるリバーブっぽさだけではなく、ギターのトーンも変化している点にご注目ください。

いかがですか?Oxford Reverbによって広がり、奥行きを加えただけではなく、鳴りのいいスタジオでマイク録りをしたような空気感を加える事に成功していますね。Oxford Reverbはウェット/ドライの割合を変更できるパラメーターが付いていますので、個別のトラックにインサートしても全く問題なく使用できます。

Oxford Reverbで特筆すべきは、リバーブの「アーリーリフレクション(初期反射)」と「テイル(残響)」のバランスをスライダー1本で調節できること。「このリバーブの質感が最高なんだけど、もう少しだけルームっぽさが欲しい」なんてときに、個別の調整を行うのではなくスライダーでバランスを取ることができるんですね。このムービーでは、アーリーリフレクションの要素を増やし、ギターブースっぽいサウンドメイクを行う事に成功しています。

Oxford Reverbは前面にスライダーがたくさん並び、一見すると使いこなせるかなぁ、と不安になりそうですが、初期反射/残響/EQ/ブレンド具合と区分けがされているため、私が知っているリバーブの中でもかなり分かりやすく、使いやすい部類に入ると思います。ムービーでは触れられていませんが、リバーブ「だけ」にかかるEQが搭載(もちろんOxford EQ譲りの!)されているのも心強いですね。

さてさて、Sonnoxといえば私たちのFacebookページで、「みんなで選ぶ40%オフ製品」キャンペーンを実施中!人気投票で一位になった製品を40%オフにします、という企画を実施中です。

本記事公開時点の一位は「リアルタイムに圧縮後のサウンドを確認できる」Sonnox Fraunhofer Pro-Codec。Oxford Reverbは3位につけております。リバーブでのサウンドメイクがしたくなった!という方、ぜひともFacebookにてOxford Reverbに一票を投じてくださいね。

メディア・インテグレーションFacebookページ(投票ページ)

Oxford Reverb詳細


出演者プロフィール

解説: Rich Tozzoli
Rich Tozzoliによる、ミキシングを中心にOxfordプラグインのクリエイティブな使い方を紹介するTips集!
グラミー賞ノミネートのプロデューサー/エンジニア/コンポーザー、Rich Tozzoliは、アル・ディメオラ、デビッド・ボウイ、ホール&オーツをはじめとするアーティストのプロデュース/エンジニアを担当。ディズニー・チャンネル、HBO、FOX NFL、アニマル・プラネット、Nickelodeonなど数多くのTV番組楽曲も手がけています。
06 Dec 11

だまされた!と感じてしまうムービー。

スタッフHです。

今日は新しい製品のご紹介ではなく以前からある商品の動画の紹介なんですが、久々に見て「完成度が高いなぁ」と感じたのでポストしておきます。まずはこのムービーをご覧ください。開始から12秒で「えええ??」というオチが始まります。

このムービーで使用されているのは実際のトランペットではなく、ソフトウェア音源のSampleModeling社、The Trumpet。しれっとトランペットを吹いているフリをする彼に何かしらの感情を抱かずにはいられません。同社はトランペットの他に、サックス(バリトン、テナー、アルト)とトロンボーン音源を発売しており、そのリアルさ、楽器っぽさは同種の製品の中でも群を抜いています。

社名の通り、単にサンプルを再生するだけの音源ではなく、物理モデリングとのハイブリッド音源。下にチュートリアルムービーを貼付けておきます。いかに楽器くさいソフトウェアなのか、お分かりいただけると思いますよ。

SampleModeling社製品詳細ページ

04 Dec 11

みんなで選ぶプロモ製品。欲しいものを、安くします。

スタッフHです。

今年も残り1ヶ月。早いものですね。12月ともなると各社が一斉に年末プロモを実施して、どれを買えばいいのか迷われている方も多いかと思います。

私たちメディア・インテグレーションもさまざまなプロモを実施していますが、今回は「みなさんに喜んでいただけるプロモ」をちょっと考え直してみたんですね。まず対象となる製品はSonnox Oxford。本ブログでも「ミックスがうまくなるTips」として連載をしており、おかげさまでたくさんの方にご覧頂いているようです。

Sonnoxのプラグインは、いずれも良い仕事をするものばかり。参考までに過去の「ミックスがうまくなるTips」をまとめると、

いずれもミックス上達には欠かせないテクニックばかりです。本連載はまだ続きますので、ご期待ください。


続々とご紹介してきた各プラグイン。中には「このプラグイン、ぜひ欲しい!自分のミックスに導入したい!」と思っていただける物もあるかと思います。そこで、私たちがプロモ製品を決めるのではなく、みなさまにプロモ製品を決めていただくのはどうかな、と思いました。いいですね、それ、やりましょう。

【みんなで選ぶ、40%オフ製品プロモ】

投票はFacebookのメディア・インテグレーションページ上で開催いたします。Facebookのアカウントをお持ちでない方は、これを機にぜひ始めてみてはいかがでしょう。アンケートに一票を投じてください。よければ「これが欲しい理由」なんかも書いていただけると、他の方があなたの意見に傾くかも…しれません。割引率はこんな感じ。

  • 投票1位となった製品:40%オフ
  • 投票2位となった製品:30%オフ

投票期間は本日12/4から、12/14いっぱいまで。翌12/15より年内いっぱいプロモを行います(営業日末日:12/27まで)。よければ私たちのFacebookページをフォローもしてくださいね!

Facebook投票ページ

02 Dec 11

ローエンドを制するものはミックスを制す。

スタッフHです。

好評連載中のムービー付き「MixがうまくなるTips」のSonnox QuickTips。本日は第9回「SuprEsserを使ってローエンドを支配する」です。

前回の「マスタリングリミッター編」はおかげさまで大好評でしたが、今回もまたマスター処理には避けては通れないローエンド編。感覚を養いましょう。

ローエンド。低域。ここには音楽にとって大切なベースやキックなどを中心に、ギターの「太さ」の部分だったり、ボーカルの「ふくよかさ」だったり、シンセの「濃密さ」があると言われています。あまりに多すぎるとこもった音色になってしまいますし、逆にカットしすぎるとなんら魅力のない音になってしまいます。一言でいえばミックス中の「難所」です。

とあるエンジニアさんから聞いたお話

『いくらベースだからといって、無闇にローを強調する事はありません。逆に、30Hz以下はカットする事もあります。「クラブで鳴らす」などの明確な目的がない限り、超低域は他の帯域をマスキングしてしまう事もあるからです。ベース以外にも、ギターやボーカル、シンセだって時にローカットが必要になることがあります。パートまたはマスターでも、カットするポイントが “30Hzから” でいいのか、場合によって “50Hzから” でいいのかは鍛えるしかありません。もちろん、無闇なカットは大事なものを失う結果になりますので、これはもう日々勉強です』

本連載の過去ログ、「アコースティックギターやベースにはミックスの上で『不要なところ』があるかもしれない」でも同様にローエンドのカットポイントに付いて取り上げていますので、そちらもご覧ください。

なんでもかんでも無闇にカットしてしまうと、先に書いた通りサウンド中の「太さ、ふくよかさ、濃密さ」が失われてしまいます。できることなら、不要なほどにローエンドが暴れてしまったときに「だけ」カットが働くダイナミックEQのようなプロセッサーがあればいいのですが…

…という分かりやすい前フリをしておきつつ、本日のムービーはOxford SuprEsserを使ったローエンド処理方法です。本日も短めの3分半ほどなので、まずはムービーをご覧ください。効果が分かるよう、ヘッドホンやモニタースピーカーでの視聴をオススメします。

いかがでしたか?

いわゆるディエッサーであれば、動作としてはコンプレッサーと同じです。しかしSuprEsserは、ムービー中でも語られている通り「強弱に反応するEQ」であることがお分かりいただけたと思います。

ドラムやベーストラックにインサートされたSuprEsserでは、キックが鳴った瞬間だけ、ベースが過剰なローエンドを発したときだけに反応して押さえ込む事に成功していますね。単なるEQで削ってしまっては全体的なローが失われ、コンプで抑えようとしようものなら、ニュアンスすらかき消すほどにコンプレッションされてしまうところです。大事なのは「必要なときだけ、適切な量で抑える」ということ。

次は心地よい歪みのギター。4本重ねられたギターを1本のバスでまとめ、このバスにSuprEsserが使われています。白玉のパワーコード、手のひらミュートで「ズンズン」と鳴らすギターが気持ちいいのですが、ミックスする立場にたつとこの「ズンズン」の処理に毎回頭を悩ませるところ。これがまた単なるEQでカットしてしまうと、ほんとに寂しい音になっちゃうんですね。ムービーではどのように処理されているか、どのタイミングで抑えられているかも併せてみてみてください。

マスターチャンネルにもSuprEsserは有効です。EQなら削りっぱなし、コンプなら潰しっぱなしの処理になってしまうところを、SuprEsserがどのように処理を行っているか、ムービーで確認してみてください。

Oxford SuprEsser製品詳細ページ

そして本ブログ、および本連載をご覧くださっているみなさまだけに、ここだけの話を。ここだけですよ。

Sonnox Oxfordの連載をみて「あのプロセッサーいいなぁ、気になるなぁ」というものがある方。購入をあと1週間だけ待ってください。私たちメディア・インテグレーションが、国内のみなさまだけにちょっと面白い企画を用意しております。ヒントは「欲しい物を、まけてほしい」。詳細が決まり次第またこちらでご紹介いたしますね。


出演者プロフィール

解説: Rich Tozzoli
Rich Tozzoliによる、ミキシングを中心にOxfordプラグインのクリエイティブな使い方を紹介するTips集!
グラミー賞ノミネートのプロデューサー/エンジニア/コンポーザー、Rich Tozzoliは、アル・ディメオラ、デビッド・ボウイ、ホール&オーツをはじめとするアーティストのプロデュース/エンジニアを担当。ディズニー・チャンネル、HBO、FOX NFL、アニマル・プラネット、Nickelodeonなど数多くのTV番組楽曲も手がけています。
19 Oct 11

適切な音圧を稼いで、ミックスを魅力的に仕上げる。

スタッフHです。

ムービーつき好評連載中のSonnox QuickTips。第8回となる本日は、Sonnox Oxford製品の中でも人気のOxford Limiter。マスターチャンネルに使ってもよし、バスにインサートしてステムミックスのコントロールにもよし、人気のリミッター/マキシマイザーです。

私は楽器店さんやイベントスペースなどでこういったマスタリングツールのセミナーを開催する事が多いのですが、多くの方が「マスターリミッターにとりあえず突っ込んだだけ」のまま使用されているようで、その方々は「思ったようなサウンドに仕上がらない」と悩みを抱え、セミナーに参加してくださっているようです。

よりよいミックスに仕上げたつもりなのに、マスターリミッター(コンプ)をインサートしたとたんに大幅に音が変わってしまう。せっかく自分好みのミックスに仕上げたのに、イメージと違う音圧がでてしまう、といった悩みをお抱えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Oxford Limiterは、マスタリングリミッター/コンプにありがちな「潰された感」が非常に少ない事も人気のポイント。滑らかなマキシマイズから、パワフルなロックサウンドまで、どんなジャンルにも対応できる柔軟さが魅力。

また、Oxford Limiterには、同社のinflatorに似た「倍音コントロール」のファンクションも備えています。これにより、自然なマキシマイズをさらに一歩魅力的なサウンドに仕上げる事ができるようになるわけです。

ではでは、本日も3分半ほどのムービーです。Oxford Limiterを持っていなくとも、マスターリミッターでどれくらいの音圧を稼げばよいのかの参考になるかと思います。

ビデオのスタートはソフトなアコースティックギターの弾き語りから。

Oxford Limiterがオンになった瞬間に、ふわりと持ち上がるギターの空気感。ギター本来のふくよかさもぐっとアップしますね。音圧を稼ぐリミッターにありがちな息苦しさもなく、本来の迫力を素直に取り戻しているような気もします。

Oxford Limiter最大の魅力は、画面右側にある「エンハンス」スライダー。上でも書きましたが、このスライダーをあげる事によって、ソースの倍音を絶妙にコントロールし、単なるリミッティングでは産まれない「迫力」「魅力」を引き出してくれるのです。

次はオーバードライブのかかったヘビーなベースと、ビッグで迫力あるドラムのリズム隊トラック。Oxford Limiterはマスターのみならず、このようなステムミックスのバスリミッターとしても有効です。

さきほどの落ち着いたアコースティックギターに比べ、なんとも激しい曲調ですが、Oxford Limiterがソースを選ばず使えるのがお分かりいただけると思います。Oxford Limiterが入るだけでリズム隊のコンビネーションが一段あがったような一体感がありますね。エンハンスでは全体の迫力もさることながら、スネアの存在感がさらに増してくる効果が得られています。

最後のドラム、ベース、ギターのアンサンブルでは、Oxford Limiterがいかに透明でソフトなリミッティングができるかが分かります。SOFT KNEEでリミッティングを滑らかにしてあげることで、息苦しさをさらに軽減しつつ、しかし全体の適正な音圧感、適正な迫力が得られました。


マスタリング(リミッター)は、曲の最後の仕上げとして大切な作業です。ここの作業がおろそかになってしまうと、せっかく時間をかけたミックスそのものがまるで無駄になってしまいます。せっかくの曲ですから、適切な音圧で仕上げたいですね。

Oxford Limiter詳細ページ


出演者プロフィール

解説: Rich Tozzoli
Rich Tozzoliによる、ミキシングを中心にOxfordプラグインのクリエイティブな使い方を紹介するTips集!
グラミー賞ノミネートのプロデューサー/エンジニア/コンポーザー、Rich Tozzoliは、アル・ディメオラ、デビッド・ボウイ、ホール&オーツをはじめとするアーティストのプロデュース/エンジニアを担当。ディズニー・チャンネル、HBO、FOX NFL、アニマル・プラネット、Nickelodeonなど数多くのTV番組楽曲も手がけています。
03 Oct 11

コンプで「絶妙な感じ」をコントロールする

スタッフHです。

連載でお伝えしているSonnox QuickTips。本日はVol.7。Oxford Dynamicsを使用した「コンプの一歩進んだ使い方」編です。

先日Twitterを何気なく見ていたところ、この連載の事を好きだと仰ってくださっている方をお見かけしまして。嬉しいですねぇ。私たちメディア・インテグレーションは、音楽を愛するみなさまのヒントになるような「何か」を提供できるような会社でありたいと願っています。それが製品であれ、このようなTips記事であれ、ときには一円の売り上げにならないものであっても(これ書いちゃうと上司が怒りますが)、努力を重ねたいものです。


さて、それはさておき。冒頭にも書いた通り、本日はコンプの一歩進んだ使い方。

コンプは簡単なものです。入力された音を”あるルール”で潰しているだけなのですから。各コンプレッサーそれぞれに”潰し方”の味わいがあり、癖があり、特有の機能がありますね。

でもコンプは難しいものです。上で書いた”あるルール” を「いい感じ」にコントロールする方法を体得するには、とにかくたくさん経験を積むしかありません。最近のコンプは大量のプリセットが収録されていますが、入力レベルが違えばコンプのかかり具合は変わるわけですから、一概にプリセットに頼るわけにはいきません。これは、本ブログをご覧くださっているみなさまには釈迦に説法ですね。

では本日のムービーです。本日はちょっと長めの7分半。Oxford Dynaminsを使用して説明をしていますが、お持ちではない方にも参考になるムービーです。

いかがでしたか?

かなり駆け足で説明されているビデオですが、かならず各モジュールをオン・オフして違いを聞き比べしているので、その違いも聞いてみてください。

コンガにかけられたコンプレッサーで、コンプと一緒にEQ処理をすると音の印象はどう変わるのか。コンプレッションでアタックの印象が変わるのはもちろんですが、リリースの部分の印象も変わり、全体とミックスしたときには混ざり具合の印象にも影響があるようです。その他「音をタイトにしたいので」というキーワードでは、どんなパラメーターをどれくらい調節しているかも参考になりますね。

センドに送ったリバーブの後にコンプを入れるという手法は、2年半ほど前にCOILの佐藤洋介さんのインタビューでも同じ事をお伺いした事がありました。こちらのインタビューでも面白いお話が満載なので、お時間のある時でもご覧ください。

リバーブの後に入れたコンプでは、いわゆるアタックを「潰す」というコンプではなく、リリース部分の広がり方を調節するというテクニック。リバーブもサウンドの一部として考え、テイル部分の消え方をコンプで印象的に仕上げています。最近のリバーブプラグインはパラメーターも多く、こういった部分を調節可能なものもあるかもしれませんが、私たちが最も使い慣れたコンプで仕上げをするということは、ある意味で自然な作業なのかもしれませんね。

Oxford Dynamicsは、コンプやゲート、エクスパンダーやリミッターなどのダイナミクス系を一手に収録したプラグイン。ウインドウ右下のモニター部分をみると、複数のダイナミクス処理によってサウンドがどう切り込まれているのかが一目で確認できるようになっています。

ムービーの最後には、Oxford Dynamicsを使用したマスターチャンネルへのリミッティング処理を紹介しています。Sonnox OxfordにはマスターリミッターのOxford Limiterもありますが、このOxfrod Dynamicsで目指したものは「クリーンなリミッティング」。どういったパラメーターで使えばいいかの参考になりますね。

Oxford Dynamics 製品詳細


出演者プロフィール

解説: Rich Tozzoli
Rich Tozzoliによる、ミキシングを中心にOxfordプラグインのクリエイティブな使い方を紹介するTips集!
グラミー賞ノミネートのプロデューサー/エンジニア/コンポーザー、Rich Tozzoliは、アル・ディメオラ、デビッド・ボウイ、ホール&オーツをはじめとするアーティストのプロデュース/エンジニアを担当。ディズニー・チャンネル、HBO、FOX NFL、アニマル・プラネット、Nickelodeonなど数多くのTV番組楽曲も手がけています。

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