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目でも判るEQ特集

2018.11.30

スタッフHです。

 

プラグインのカテゴリの中で、最もバリエーションがあるものといえばEQ、イコライザーでしょう。ヴィンテージ機器をモデリングしたもの、最新技術のデジタルテクノロジーを投入したもの、独自の考え方でイコライジングを実現したもの。「音に悪影響を与えない」ということを売りにしたものもあれば、「積極的に(味わい深く)音を変える」ことを売りにしたもの。さまざまです。

 

ここ最近は、リアルタイムアナライザー(RTA)つきのイコライザーが増えてきました。「音は耳で判断するもの」であることは間違いのない前提ではありますが、モニター環境でチェックできない帯域や、人間の耳では判別のしづらいポイント、あるいは判断までの時間を短縮するという利点も含め、アナライザー付きのEQは今後も定番となっていくことでしょう。そこでここでは、いくつかの「RTA付きイコライザープラグイン」を特集、ご紹介したいと思います。


 

WAVES H-EQ

現在RTA付きのEQの筆頭株といえば、このWAVES H-EQでしょう。製品名の「H」には「ハイブリッド」という意味が込められています。アナログフィールのEQと最新鋭デジタル処理のEQ、その両方の処理を、このEQ1台でまかなえるということです。

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H-EQは5バンドのEQ(LFとHFはシェルビング/ピーキングの切り替え可能)に加え、ハイパスおよびローパスのフィルターつきのEQ。そして特筆すべきは各バンドを「独立して」以下のEQタイプからカーブをセレクトできるようになっていること。

20181130-rtaeq-2

 

「中高域には味わい深いUK VintageタイプのEQを使ってヌケを得つつ、低域や超低域はDigitalタイプのEQで正確に処理」なんて芸当も簡単にできるほか、MS処理にも対応しているため「VintageタイプのEQを全バンドでMSモードにて使う」ことも楽々。補正も音作りも、どちらにも柔軟に対応します。

 

さらにスペシャルなポイントとしては、各帯域の「ソロ」ができること。つまり、処理をしている帯域のみを鳴らすことができるのです。ソロ?そんなの意味ある?と思われるかもしれませんが、問題のある帯域を耳で判断するとき、他の帯域に気を取られず帯域を見つけることができるだけでなく、Qの設定がいつも以上に「やりやすく・正しく」できるようになることでしょう。

20181130-rtaeq-heq

 

そして、肝心のアナライザーです。上のグラフィックにもある通り、H-EQはビフォー・アフターが表示されるアナライザーを持っているため、ブースト/カットによる差分が一目でわかります。周波数は10Hzから表示しているため、例えばマイクスタンドを経由して入ってしまった振動によるノイズなどもすぐに認識できるというのがポイント。

 

製品詳細ページ

H-EQ

 

 


 

Apogee ModEQ6

デジタル・オーディオの歴史を黎明期から発展まで、つねにトップを走り続けてきたブランド、Apogeeが満を持してリリースした初のプラグインは4つ。ヴィンテージモデリング系のコンプとEQ、そして最新鋭系のコンプとEQ。このModEQ6は、最新鋭系のEQです。

20181130-rtaeq-3

 

デジタルオーディオとともに、良きヴィンテージを知り尽くすApogeeならではの「気の利いた」仕様をもつEQ。EQとしては4バンド(2バンドはピーク/シェルフの切り替え、2バンドはピーク/ノッチフィルター切り替え)とハイ/ローパスフィルターとベーシックな仕様ながら、「Q」をUS Vintageに代表されるプロポーショナルEQに切り替えることも可能。つまり、補正用途から積極的な音作りまでをカバーするEQともいえます。EQの「ソロ」機能は、各帯域のかかり具合を耳でチェックする際に便利でしょう。

 

さらにこのプラグインは、AU、VST、AAXとして動作するだけでなく、ApogeeのEnsemble(Thuderbolt)やElementシリーズをお持ちの方は、インターフェイスに内蔵のDSPで動作させることもできます(2018年12月対応)。つまり「掛け録り」にも使えるということ。

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アナライザーにビフォー・アフターの”同時"表示はなくシンプルな作りながら、クリック1つでプリ・ポストを切り替えられるため、チェックには事欠かないでしょう。アナライザーはSlow / Fastの切り替えもでき、ピークホールドも可能です。

 

製品詳細ページ

Apogee FX Rack Native Plugins リリース!

 


 

FLUX:: Evo Channel

こちらも比較的新しい製品、FLUX::のEVO Channel。EQだけではなくコンプやトランジェントプロセッシング、テープサチュレーションを彷彿とさせるドライブ、さらに、マルチマイクで収録した素材の位相合わせ用に、「1度」単位で調整可能なフェイズシフト機能をもつ、超完璧な「チャンネルストリップ」。

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FLUX::といえば、かつては超ハイエンドDAWのPyramixに専用プラグインを作っていたブランドですが、近年はネイティブ・プラグインの開発にも力をいれています。グラフィックから感じられる通り、超最新鋭のデジタル・プロセッシングが得意。かといって、デジタルの冷たい音だけ、ということもなく、左端にあるDRIVEつまみではアナログ歪みを適度に加えることも可能。

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このコンプはここの短いスペースで紹介しきれないほどの機能を持っているのですが、一言でいえば「自分でコンプレッサーを挙動をカスタマイズし、9つストックしておける」コンプ。同社のAlchemist譲りの「膨大なパラメータ」をバックで動かしており、あらゆるコンプレッサーに化けることができるのです。詳細は、別の機会に譲りましょう。

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今日のメインテーマであるリアルタイムアナライザー、Evo Channelにももちろん搭載されています。カラーリングはFLUX::らしく美しく、もちろんビフォーアフターを同時に表示。特筆すべきは、EQの結果だけでなくコンプやトランジェントコントロールによる変化もこのアナライザーに表示してくれること。もう、死角なしなのです。

 

製品詳細ページ

Evo Channel

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