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mabanua:Trio6 Be導入インタビュー

2020.12.23

実力派のミュージシャンが揃い、卓越したプロデュースワークでも評価の高いorigami PRODUCTIONS。その中でドラマーとして、プロデューサーとして、そしてシンガーとして国内外から高い評価を受けるmabanua氏。

数年前より拠点を東京から群馬県に移し、こだわりの詰まった自宅兼スタジオを建てた同氏だが、このスタジオのメインモニターに採用されたのは、FocalのTrio6 Beだったとのこと。あらゆるモニターからTrio6 Beが選ばれた理由は何か。お話を伺った。


サブウーファーなしでローエンドがちゃんと確認できること

MI

素晴らしいスタジオですね。壁面の材、天井の高さなどパッと見ただけでもこだわりを感じます。スタジオの大きさを考えると「壁面いっぱいに機材や楽器が並んでいるのかな?」なんて想像をしていましたが、非常にコンパクトに、機能的にまとめられていますね。

mabanua

実はこれでもまだモノが多いなって自分では思ってるくらいなんですが、このスタジオに遊びにくる人たちにも「アウトボードとかもっといっぱい並べてるのかと思った」なんて言われます(笑)僕はドラマーなのでドラムはやっぱり生に拘りたいという思いはありますが、最近はプラグインなどでも非常に良質なものが増えてきたので、パソコンの中でできることが増えたんですよね。なるべくコンパクトに、究極は「スピーカーと机とパソコンだけ」みたいなのが理想なんです。

MI

そんな中、メインのモニタースピーカーにFocalのTrio6 Beを採用していただきました。Trio6 Beに決定された経緯や、制作への変化などもお伺いできればと思います。導入にあたって他社を含めて比較検討はされましたか?

mabanua

はい、それはそれはもう色々なものを。メーカーや代理店からデモ機を借りてみて、かなりの量のスピーカーをここで試しましたね。他社の代表的なものも一通り、FocalだとTrio6 Be以外にもSM9も試しました。選択にあたって重要視していたのは「サブウーファーなしでローエンドがちゃんと確認できること」でした。

MI

サブウーファーを使いたくない、というのは理由があるのですか?

mabanua

理由は1つだけじゃなくて複合的にあるのですが、まずサブウーファーと上(サテライト)の繋がりが気になっちゃう。あとよく「超低域は指向性が弱いからどこに置いてもいい」なんて言うけど、足下と耳の高さと別々の場所で鳴ってて、距離感の判断に迷うという理由もあります。あとはやはりシンプルさを求めているので、L/Rの2発のスピーカーで全体を見渡せるのが理想です。Trio6 BeとSM9を比較してどちらもローエンドの表現は理想的だったのですが、中高域の「音楽のエネルギーになる部分」がちゃんとモニターできるなという印象で、最終的にTrio6 Beに決めました。

MI

ローエンドはヘッドフォンで確認する、という方もいますよね。

mabanua

東京から群馬に引っ越してきたとき、「ヘッドフォンを使いたくない」という前提があったんです。せっかく音が出せる環境にいるわけなので、苦情に怯えながらヘッドフォンで作業をする、って嫌じゃないですか(笑)ボーカルのレコーディングとか、定位のチェックなどで使うことはありますが、それ以外ではほとんど使うことはありませんし、Trio6 Beならローエンドの確認も問題ありませんね。


余計な音を入れなくてもこれだけで大丈夫、って判断ができる

MI

ローエンドまでスピーカーだけで確認できるようになって、mabanuaさんの制作に何かよい変化をもたらしたことこはありますか?

mabanua

なによりもまず、アレンジが変わりました。ローエンドからハイエンドまでチェックできるので、余計に音を重ねることが減ったんです。例えばドラムのキックですが、フロントヘッドの皮鳴りって実はものすごい低いところまで伸びているんですよ。オーバーな話じゃなく、20Hz前後まで出ているんです。Trio6 Beを使うようにこういったローエンドを把握できるようになったことが大きいですね。

MI

それぞれの楽器が本来持っている濃密な情報を漏らさず再生しているということですね。

mabanua

無駄にEQを使うことも減ったし、ノーEQでフェーダーのバランスを取るだけで「あ、これでベスト」と解る感じ。余計な音を入れなくてもこれだけで大丈夫、って判断ができる。これが自分のスタジオでできるのが何より幸せですね。

MI

mabanuaさんはアーティスト、ドラマーであると同時にプロデューサーでもありますが、プロデュース作品への影響はありましたか?

mabanua

クライアントによっては海外作品をリファレンスで用意してくる方もいるのですが、特に最近の海外作品ってすごいローエンドに濃密な情報が入ってるものが多いんですよ。そういう作品をローエンドが確認できないモニターで聞いてしまうと、リファレンスがリファレンスにならないということが起きてしまう。「どこが格好よさなのか」を分からずに参考にしようとしてるってことになりますよね。

Trio6 Beにしてからは、一緒に仕事をするアーティストやクライアントの意図を汲みやすくなったなと感じていますね。

MI

ローエンドに誇張や間違いがなく確認できる環境は、重要ですね。

mabanua

実は都内の商用のスタジオでも、結構ローエンドのチェックをしてない、できないってケースって結構あるんです。古くからあるド定番のモニターだけでOK、みたいな現場もまだあるくらいで。低域〜超低域をチェックせずにセッションが終わってしまうことが珍しくないんですよ。それは僕にとっては「信じられないこと」なんですね。

MI

定番のスタジオモニターが悪いとは思いませんが、それ「だけ」で全て進行されるのはキツイですね。

mabanua

そうなんですよ。ローエンドが確認できないままミックスチェックをさせられて「これでどうでしょう?」とか言われてもね(笑)

MI

そういうこともあって、mabanuaさんは理想のスタジオを作られたということなんですね。


スピード感の判別

MI

ハイエンドの方の印象も伺いたいと思います。Focal SMシリーズの特徴でもあるベリリウムツイーターの印象はいかがですか?

mabanua

以前にSolo6 Beを使っていて、また東京のorigami(事務所)にはSM9を始め、複数のメジャーブランドのスピーカーが揃っているのですが、ベリリウムのツイーターが一番スピード感の判別ができます。かと言って耳に痛いというわけじゃなく、柔らかいのに速さを把握できるんです。

MI

一般に速さとか立ち上がりの良さを語るとき、音が固い、痛いくらいの事と同列に語られてしまうことがあるかと思うのですが、ベリリウムは違いますよね。痛くなくてもスピード感を伝えてくれる。

mabanua

そうですそうです!他社のものだと「パキーン!」って痛いだけのものもあるのですが、それがない。その辺がピュアオーディオ的ではなくて、まさしくモニター的なんですよ。痛くなくてもスピード感が解るというのは、クリエイターにとっても大事なポイントですね。

MI

ハイやミドルの話のついでで恐縮ですが、Trio6 Beにはウーファー部分をパスして一般的な2Wayスピーカーとして使える「Focusモード」が搭載されています。...実はこれまでTrio6 Beを導入してくださった方のインタビューでは、多くの方が「使っていない」という答えでして...

mabanua

その辺のインタビューは僕も一通り読みましたので、知っています(笑)

これね、僕はちゃんとフットスイッチを用意して使っています。他の方のように複数のモニターを並べられるようであれば確かに要らないかもしれないけど、僕はシンプルなセットアップに拘っているので、Focusモードを使うだけでサイズダウンしたもう1つのスピーカーで確認している感じになるんです。これを使って「中高域の印象が変わらないかどうか」というところが判断基準の1つになるし、結構頼りにしていますね。


mabanua

このスタジオを作って、スピーカー選びにいろいろと悩んでいたときに相談をさせてもらっていたエンジニアさんに「mabanuaくんの音って、アメリカというよりもヨーロッパの音なんだよね。だから音の感じ方とかセンス的に考えて、ヨーロッパのスピーカーブランドが合うんじゃないかな」って言われて。「じゃあFocal一択だな!」って。今はそのアドバイスを聞いてて良かったと思います。

Trio6 Beの音って、端正ながらも色気があって、音楽を作っていて楽しい気分になれるんです。「モニターなんだけど、モニターすぎない」というか。僕自身、ミックスなどのエンジニアリングもしますが、同時にプレイヤーだったりクリエイターであったりもするので、この「モニターすぎない」というさじ加減は本当に大事なんですね。


日本人ドラマー、プロデューサー、シンガー

mabanua

ブラック・ミュージックのフィルターを通しながらもジャンルに捉われないアプローチで全ての楽器を自ら演奏し、国内外のアーティストとコラボして作り上げたアルバムが世界各国で話題に。また、プロデューサーとして100曲以上の楽曲を手がけ、多数のCM楽曲や映画、ドラマ、アニメの劇伴も担当。
またToro y Moi、Chet Faker、Madlib、Thundercatなど海外アーティストとも多数共演
さらに、Shingo Suzuki、関口シンゴとのバンド “Ovall” としても活動し、大型フェスの常連となる。
また、ビートメイカーBudamunkとのユニット “Green Butter“、タブラ奏者 U-zhaan と共に “U-zhaan × mabanua”、ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文のソロプロジェクト “Gotch BAND” のメンバーとしても活動中。

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