オーストリアのマイクブランド、Lewittが定期的に開催する人気ミックスコンテスト第3回が開催中です。メディア・インテグレーションWEB上でも数回に渡り、このコンテストを素材としたミックスの方法論、心構えから、プラグインの便利な使い方などを紹介しています。
ミックスしようよ3:【連載】ミックスコンテスト対策ツール
 
今回特別に、Lewitt ミックスコンテストの素材を使用して カタカナ 三菱鉄郎さんにミックスサンプルを作成していただきました。
2019年10月にリリースされたファーストフルアルバム「プラスチックティック」も好評な、次世代のニューウェイブを牽引するバンド、カタカナ。そのカタカナでマニピュレータ/ボーカルを務める三菱鉄郎さん。急遽の依頼でしたが快くサンプルを提供していただきました。
素材、ミックスに関するご本人のコメントも参考にしていただき、ぜひみなさんもコンテストに奮ってご参加ください!
ミックスについて三菱鉄郎からコメント:
ライブ感が伝わるようなmixを作りました。
アンビエントマイクの処理に気を使い、ライブ会場の大きさを演出しています。
コンデンサマイクの MTP 940 CM が使われているおかげか、ボーカルは素材自体の抜けがよく、ローの処理をしただけで前に出てきてくれました。
キックのマイクもEQ、コンプを1つずつ使っているだけでロー感がわかるサウンドになりました。
どのトラックも多段にエフェクトをかけておらず、ほとんどが1〜2個のエフェクトだけで処理できました。ドラムのラックタム、フロアタムはノーエフェクトです。
ミックスしていて面白かったのはドラムトップに使われているマイク LCT 640 TS の指向性を後で変えられる機能!
スネアの抜けを良くする為にトップトラックを複製して位相を反転させ、EQ処理し、スネアの抜け演出に1役買ってもらいました。
ミツビシテツロウ
ニューウェイブバンド カタカナでの活動に加え、souichiro igari名義でロックバンドGEEKSのサポート、声優ユニット イヤフォンズのバックバンドとして東京キネマ倶楽部で行われたデビュー2周年記念公演「月世界旅行楽団」にも参加。その他キーボーディスト、マニピュレーターとして多数のライブに出演。
作家として音楽制作を行う傍らレコーディングエンジニアとしても活動している。
カタカナ
ミツビシテツロウ(mp,vo)、ヒガシノメーコ(ba,vo)、ノムラタイシン(gt)、セイヤコバヤシ(dr)の4人で活動するニューウェイブバンド
80’s の国内外のニューウェイブとポストパンクムーブメントから影響を受け東京都内を中心に活動中。
新宿Motionで行われたオワリカラxモーモールルギャバンのOAにも抜擢され、2018年2in1CDインタビュー&パッションをリリース。
おまけとしてメンバーが自作したPC、Mac、iPhone、android対応のアドベンチャーゲーム「ニューウェイブ殺人事件」が付属している。
2019年10月にScapeRecTokyoよりファーストフルアルバム「プラスチックティック」をリリースした。
同アルバムに収録されたAM27:00のミュージックビデオは地上波で放映され、話題を集めた。
URL:http://kata-kana.net
Twitter :https://twitter.com/udera