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クリアでバランスの取れたサウンド。さらに高い柔軟性を備えたマイク Lewitt LCT 441 FLEX

2020.06.01

気鋭のマイクブランドLewitt
最近では、多く使用されている姿が見られるようになりました。
インターネット上では様々なユーザー様が個々のSNSや、ブログ等で紹介していただいたりしており、その影響は大きいとおもっています。 もちろん私たちも、良い製品を広めようとマーケティングを行ってきましたが、情報化社会となった今、やはり優れたモノは、口コミを通じてどんどん広まっていくのだなと改めて実感しました。

そのLewittマイクの中でも、多くの高い評価をいただいている製品があります。

 

サウンドの真髄をとらえる LCT 440 PURE

"一生もののマイク"

"前に出る、オープンでクリアなサウンド"

"この価格では不可能なサウンド"

"バランスが良く、表現力に富んでいる"

等々、多くの賞讃の声をいただいています。LCT 440 PUREはピュアでクリア、そしてバランスの取れたサウンドを低価格で実現している優れたマイクとして地位を確立しました。

そんな、LCT 440 PUREをベースに高い柔軟性を備えたマイクがあることをご存知ですか?

 

全方位からのピュアサウンド LCT 441 FLEX

LCT 441 FLEXはLCT 440 PUREをベースにそのピュアでクリアなサウンドを受け継ぎ、より汎用性の高さを求めて開発されたマイクで、基本となる5種の指向性と3種の逆極性を含めた全8種の指向性パターンに切り替えることができます。

LCT 441 FLEX 8種類の指向性パターン

  • カーディオイド
  • ワイドカーディオイド
  • スーパーカーディオイド
  • 双指向性
  • 無指向性
  • リバース・カーディオイド
  • リバース・ワイドカーディオイド
  • リバース・スーパーカーディオイド

 

lct 441 flex マイク 指向性

 


 

 

指向性が切り替えられると言われてもその用途や利点がどんなものなのか、なかなかイメージがわかないですよね。

まず指向性とは、マイクがどの角度、範囲から音を集音できるかを表した特性のことです。一般的なマイクのほとんどが、”カーディオイド”という指向性で、マイクの正面からの音を最もよく集音し、マイクの背面からの音はほとんど集音しない特性を持っています。

この指向性を”カーディオイド”の他に切り替えられるLCT441 FLEXは、どのような時に役立ち、力を発揮するのかご紹介したいと思います。

lewitt lct 441 flex

カーディオイド - Cardioid

マイクから口元が外れてしまった時に

ボーカルのレコーディングでマイクに向かって歌う時、感情が乗るにつれて体や頭が自然に動き出したりしますよね。その時に口元がマイクから外れてしまい折角良い表現で歌えていたのに歌声をしっかりレコーディングできていなかった経験はありませんか?

この問題を防ぐために、歌う時に口元がズレないよう気にしていたら歌に集中できなく煩わしいですよね。

そんな時は、指向性をワイドカーディオイドにすることで口元のズレを気にせずに心置き無く感情を込めて歌う助けになります。

ワイドカーディオイドは通常のマイクよりも音を集音する範囲が広いので口元が少しズレたぐらいではレコーディングされる音に影響がでません。最高の歌声を逃さずに集音してくれますよ。

lewitt lct 441 flex

ワイドカーディオイド - Wide Cardioid

合唱など不特定多数の音のレコーディングに

合唱のレコーディングでは、カーディオイドのマイク一本だと空間の響や全体の音を捉えるのが難しい場合があります。そんな時は、指向性を無指向性に切り替えてみましょう。

無指向性は全方位からの音を等しく集音することができるので、合唱隊から離れた正面の真ん中あたりに無指向性にしたLCT441 FLEXを置いておくだけでアンサンブル全体のバランスをしっかりレコーディングすることができます。また、合唱や吹奏楽、オーケストラなどの演奏を行うコンサートホールは、音の響きが計算されて設計されており、そのホールならではのリバーブ空間があるのですが、そのような空間全体の音を集音することも得意としています。

lewitt lct 441 flex

無指向性(オムニ) - Omnidirectional

アコースティックピアノの弾き語りに

アコギの弾き語りでは、同じ方向から歌とギターが鳴っているのでカーディオイドのマイク一本で手軽にレコーディングが可能ですが、アコースティックピアノの弾き語りの場合はそうはいきません。

アコースティックピアノの弾き語りは、歌とピアノの位置関係が向い合わせとなります。カーディオイドマイクをボーカルに向けた場合、歌声はしっかり集音できますが、反対側で鳴っているピアノの音はほとんど集音できません。なのでアコースティックピアノの弾き語りではマイクを最低2本セッティングすることが多いです。 ですがこのアコースティックピアノの弾き語りを一本で的確に集音することができる指向性が双指向性です。

双指向性は、マイクの正面と背面の音を等しく集音してくれるので、向かい合った位置関係で音が鳴るアコースティックピアノの弾き語りに、打って付けです。セッティングとしては、双指向性にしたLCT 441 FLEXを、演奏者とピアノの間になるべく水平で演奏者が歌いやすい位置に置くだけです。簡単ですよね。これで歌声もピアノもしっかりレコーディングすることができます。

lewitt lct 441 flex

双指向性 - Figure-8

周りにノイズがある時に

例えばバンドで同じ空間で一発録りをする場合、カーディオイドのマイクだと他のメンバーの楽器の音がボーカルマイクにはいりレコーディングされたボーカルの音の邪魔をして主役のボーカルが目立たなくなることがあります。このような問題を軽減してくれる指向性が、スーパーカーディオイドです。

スーパーカーディオイドは通常のカーディオイドよりも集音範囲が狭く、“被り”と言われる、そのマイクで捉えたく無い周りの音をあまり集音しません。ですので複数の音がなっている時でも個々の音にフォカースして集音することができます。よって周りの楽器の音を小さく、ボーカルの音を大きくレコーディングすることができます。

注意点としては、集音範囲が狭いのでボーカルでは口元がマイクから逸れるとほとんど集音できません。しっかりマイクに向かって歌ったり、演奏する必要がありますし、マイキングも少しシビアになります。

lewitt lct 441 flex

スーパーカーディオイド - Supercardioid

 

ご紹介したLCT441 FLEXの指向性の使用例は、ほんの一部になりますが指向性の切り替えができることで、マイキングの幅がグッと広がり様々な環境、用途で使用できることをお分りいただけたと思います。それぞれの指向性には、他にもたくさんの使い方がありますし、指向性を切り替えることによって、実は周波数特性も変化しますので、LCT 441 FLEX一本でも5種類の違ったサウンドを表現することができます。

もともとマイキングには、基本的なルールはあるにしろ正解はありません。プロのレコーディングエンジニア達も日々マイキングを、試行錯誤しながらより良い音を研究しています。

バランスの良いピュアでクリアなサウンドに指向性切り替えを備えた”LCT441 FLEX”で皆さんも常識にとらわれずに様々なマイキングを研究して、より良い音を追求してみませんか?指向性は使いこなすことでカーディオイドよりも、よい結果を得ることができますよ。

LCT 441 FLEX

8つのパターンとピュアなスタジオサウンドを持つマイク

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