音色にインスパイアされて生まれるピアノアドリブ50秒(13日目)
Jazzと名の付いたプリセットをご紹介
2013.12.11
スタッフHです。
昨日、おとといと、続けてプリセット名に「Jazz」と名の付いたプリセットをご紹介してきました。本日もまたJazzと名の付いたプリセットをご紹介しましょう。その前に一度、整理です。
Ivory II Upright Pianosより、Modern Uprightピアノを使用したアドリブプレイ。繰り返しになりますが、この「Modern Upright」とは、最もポップスに貢献してきたアップライトピアノ、ヤマハのU5を丁寧にサンプリングしたものを使用しています。プリセットは「Jazz Club Upright」でした。
こちらもIvory II Upright Pianosより、Barroom Uprightピアノを使用したアドリブプレイ。ボストンのCheersというバーに実際に置いてあるアップライトピアノをSynthogyスタッフが見つけ出し、メンテナンスおよびホンキートンク調律を施した上で丁寧なサンプリングを行ったもの。プリセットは「Jazz Barroom」でした。
そして本日は、Ivory II Italian Grandを使用したアドリブプレイです。久々にアップライトピアノからグランドピアノに変わったためか、ピアニストミッチー氏も「ああ、鍵盤のタッチまで変わったように感じますね」といい、その違いはアドリブプレイにも反映されたようです。
流れるような演奏をよりいっそう輝かせるような一音一音の美しさ。長さに余裕のある低音弦のたくましさ。アップライトピアノとグランドピアノは、やはりそれぞれに異なるキャラクターがあり、どちらも互いの代用品ではないことに気づかされます。
さて、明日のアドリブはどうなるでしょう。
Synthogy Ivory IIシリーズの詳細はこちらから
<ピアニストプロフィール>
1974年大阪府堺市生まれ。3歳からオルガン、6歳からピアノを始める。
神戸大学工学部を卒業後、数年間のエンジニア勤務を経て、2006年バークリー音楽院映画音楽科に留学。
2008年Alf Clausen Awardを獲得し、首席で卒業。
現在は都内を中心にピアニスト兼作曲家として活動している。