すべてソフト音源だけで、ジャズトリオのデモを作成
2014.09.05
スタッフHです。
夏も(カレンダー上では)終わり、そろそろ秋。各地で「音楽の秋」にまつわるイベントが開始し始めますね。夏はロックイベントが多く、秋はジャズのイベントが多いように思います。
ジャズなら、トリオ編成のものがもっとも好きです。組み合わせはどうであれ、ドラムとベースに+1のもの。とても3人で出しているとは思えないようなアレンジやプレイがあるほどたまりません。無駄なものが一切ない、私のお腹の出っ張りとは対照的な「無い物ねだり」なのかもしれません。
さてさて、そんな話はさておき、今日はピアニストの道脇直樹氏(このブログでは、講師役ミッチーとして常連)に、私の私利私欲をぶつけたデモをお願いしたのです。お願いした内容はこんな感じ。
と、ざっとこんな感じです。
それから数日。ミッチー氏からセッションファイルと鍵盤プレイのムービーが届きました。元のセッションファイルのベースは全てTrilianのウッドベースだけで作成されていたので、これを少々イタズラ。Moogのディープなベースにしてみたり、フレットレスベースにしてみたり。ドラムもそれに併せて、キットを多少入れ替えてみました。ピアノだけは、ミッチー氏のニュアンスをそのまま生かすため、手をつけていません。
パターンは全部で10個。全て、Pianoteq 5の「D4」ピアノを使用しています。
プレイリストをそのまま貼付けましたので、「10分のミニ・ピアノBGM」として使用して頂いてもいいかもしれません。
同じピアノを使用しているにも関わらず、さまざまな表情を見せるのはフィジカル・モデリングの賜物。さらに、距離感の違いは、V5から新たに搭載されたマイク・セレクションの効果でしょう。
あるテイクは無指向のマイクを使って、まるでピアノ・バーにいるかのような距離感に。あるテイクは単一指向のマイクを弦に思い切り近づけて、輪郭のはっきりしたピアノに。近接効果などもリアルに再現されるため、ピアノレコーディングをした事がある人ほど楽しんで頂けるでしょう。
さて次回は、同じPianoteqでも別のピアノモデル、K2のプリセットだけを使用した同じ企画をお届けしたいと思います。 Modartt Pianoteq 5製品詳細ページ>