2018.11.20
みなさま。学習は好きでしょうか。
どうしてか、また締め切り当日に連載記事を書いてます。
連載記事の締め切り日にカキカキしてルー大柴。今日中にお送りします!
— 芦沢 英志 (@h_ashizawaJP) November 13, 2018
そろそろ。学習能力を身に付けたい年頃。
ボクが敬愛してやまないサウンドデザイナーのDiego Stocco氏。
あらゆる物を使って、音楽にするスキルが半端ない。
Diego Stocco氏の手法は、楽器が弾ける人の感覚(グルーヴ感や音程感)が必要になるため、
打ち込みでも再現できるコツを今回は紹介します。
ボクの自宅でサンプリングした音を聴いてみてください。
この素材は、ご自由にお使いください!
マイクでDAWに録音後、必要な音を切り分けてます。
Lewitt DGT650を使用して録音しました。
新しい健康器具が届きました。ありがとうございます😊 pic.twitter.com/Y7llTVIz3F
— 芦沢 英志 (@h_ashizawaJP) September 8, 2018
DGT650をMac Book ProにUSBで繋ぎ、Studio One 4(24bit/96kHz)で録音してます。
今回、ノイズ処理は行っていません。フェードアウトをかけただけです。
綺麗な音質、USB接続なので秀逸なマイクでオススメです。
*全サンプリング音で共通
Waves Renaissance Voxで簡易的にコンプをかけて、L1でピークを抑えてます。
*sample4の処理
パンチ感を出すため、Infected Mushroom Pusherを使用。
低域を付加するため、Renaissance Bassを使用。
Lowenderというプラグインは超低域を付加するために使用。
Oxford Inflatorで、音の厚みを出してます。
*sample5の処理
パンチ感を出すため、Infected Mushroom Pusherを使用。
低域を付加するため、Renaissance Bassを使用。
明瞭感を出すため、マスターフェーダーにVitaminを使用。
どうでしょうか?!
上記の素材を、ひとつのオーディオファイルで書き出します。[クリックで再生]
書き出したファイルを、Geist2に取り込みます。
前回までの記事内容を応用して、仕上がったサウンドはコチラ。[クリックで再生]
家庭にあるものをサンプリングした音が!
Geist2のサウンドなってる!!すごい!(語彙力ゼロ
どのようにサウンドエディットをしたかを、紐解いていきます。
電源のスイッチ音をハイハット扱いで、打ち込んでます。
4種類の音に、異なるエフェクトを使用(下記を参照。
空間演出にうねりが出てきます。
その他のエディット内容
P7 samplingをベースのように表現するため、
TransMod Basicsを使用。
TUNINGとFILTERをランダムで制御する事で、
音階が付くようにしています。
Geist2のデータを配布しますので、ご参考になれば幸いです。
サンプリングする事で、自分だけのオリジナル音源が作れます。
みなさまも、サンプリングを楽しんでみてください。
マニアック編(連載後半)では、フィールドレコーディングでのサンプリングに触れる予定です。
お・た・の・し・み・に。
ではでは~。
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。
Geist2
DGT 650