2018.09.21
みなさん、趣味をお持ちでしょうか。
DAWで作曲するのが趣味!という人もいるかと思います。
ボクの趣味は3DCGを制作する事。
頻繁に作品(https://www.artstation.com/ahoaho)をアップしているので、
働いていないと思われている44歳。
お仕事で作曲さられている方、趣味で作曲を楽しんでいる方、
そんな方々に楽しんでいただける連載にできればと思ってます。
Geist2
(Wikipediaより引用)
ポリリズム(英: polyrhythm)は、楽曲中、または演奏中に、
複数の異なる拍子が同時進行で用いられている音楽の状態の事である。
ポリリズムのポリは「複数の」なので「複数のリズム」を意味する。
一般的に、楽曲は同じ拍子(4/4など)でメロディーとリズムを表現している。
リズムは4/4拍子だけど、メロディーやパーカッションなどが3/4拍子になっていたりする音楽のことを、
ポリリズムと言うんだ。
Perfumeのポリリズムという楽曲が、まさにコレ!
曲中の間奏部分でポリリズムになっています。
DAWでポリリズムを打ち込みで表現するには、考えて作らないといけない。
とても面倒。
そんな時はGeist2。
ポリリズムを、簡単に生成できる機能がある。
今回、ポリリズムの生成方法とポリリズムを生かした、
ナウでヤングなポリリズムトラックの作り方をお伝えします。
最初に、基本となるリズムを作ります。下記のドラムキットを使用。
Geist2 Factory/Preset/Kits/Drum kits/DnB1
Engine1 selectorにドラムパターンを打ち込みます。
ドラムンベースのオーソドックスなリズムパターン。
Geist2の付属音源は、【使えるカッコイイ音】が沢山入っているんだ。
Geist Expander: Drum & Bass
前回の記事で紹介しました、ループ素材をスライスして加えてみます。
Geist拡張音源のGeist Expander: Drum & Bassを使用。
ハイセンスなループ素材、ワンショットが満載でオススメの拡張音源です。
Engine2 selectorをクリックして選択後、
Drum & BassのLoop/Beats/REXからBeats 03を使用。
BROWSERでループ素材を選択する時、A LoadとSliceを設定していると、
瞬時にループ素材をスライスしてパッドにアサインできます。
2小節分のリズムパターンが完成。こんな感じ。
この2小節のリズムパターンをポリリズムにしてみよう!
ポリリズムを生成するため、Engine3 selectorをクリックして選択。
Drum & BassのLoop/Beats/REXからBeats 07を使用。
元素材が2小節のループ素材で1小節分にしたいので、
PATTERNのStepsの32(2小節分)を16(1小節分)に変更。
ここからポリリズムにしてみます。
現状、16分音符が16個あり4/4拍子です。
Engine3 selectorにアサインしているループ素材を、
3/4拍子に変更します。
3/4拍子に変更するには、PATTERNのStepsを12にします。
Step5にスネアが鳴っているので、スネア以外のサンプルに変更。
動画にまとめているので、参考にしてください。
4/4拍子のリズムパターンに、3/4拍子のループ素材が乗っている状態。
普通に打ち込むと出来ない表現だと思う。
ものすごく感覚的に、ポリリズムができるGeist2。
更に、ポリリズム部分にGeist2らしさを出すため、
TransModモジュレーションシステムを使ってみた。
Engine3 selectorにアサインしているループ素材のピッチを、
ランダムに変化させてます。オリジナルピッチを高めに設定。
なんだろ。Sci Fi感がある不思議なグルーヴ感がでるよね。
TransModモジュレーションシステムについては、
詳しい内容を記事にしますので楽しみにしていてくださいね。
ちなみに、今回の記事でポリリズムを19回も言っていました。
流行るとイイな。ポリリズム。
Perfumeのポリリズムが大好き(ここで19回目。
ではでは~。
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。
Geist2