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Gimlet Mediaポッドキャスト・スタジオにおけるRedNetの重要性

2019.12.13

Gimlet Mediaは、『Reply All』、『Homecoming』、『The Nod and StartUp』などの人気ポッドキャストを手掛けてきたブルックリンを拠点とするメディア会社であり、現代のポッドキャストシーンのハブとして機能してきた。そんなGimlet Mediaが昨夏、2500平方メートルにわたる新しい本社をブルックリンのダウンタウンに構えた。オフィスとスタジオルームを組み合わせたかたちとなったこの本社では、すでに数十にもおよぶ新しいポッドキャストのエピソードが制作されている。新しい現場の効率化を実現したひとつの重要な要素として、Dante™ネットワークオーディオに対応したFocusriteRedNetコンバーター/インターフェースを使用している点がある。

13の全スタジオ内で、合計15台のRedNet MP8R 8チャンネルマイクプリおよびA/Dコンバーターと6台のRedNet AM2ステレオオーディオ・モニタリングユニットが使用されている。MP8Rは各ポッドキャスト・スタジオに配置され、マイクプリとして使用されるほか、ルーティングや信号処理をつかさどるQSC Q-SYSに接続されている。また、6台のAM2は施設全体を通して必要に応じて配置され、ポッドキャストのプロダクション工程を筆記する担当者によって使用される。AM2によって、彼らがスタジオ内にいなくてもセッション音声を聞くことができるのだ。全てのRedNet製品は、シカゴエリアを拠点とするAVインテグレーターSound, Production & Lighting(SPL)を介して購入された。

「RedNet MP8Rは素晴らしい製品だよ — 2つの問題を解決してくれるからね」とGimlet Mediaのテクニカル・ディレクターであるAustin Thompsonが切り出す。「まず第一に、この施設ではオーディオのクオリティを最も重要視している。だから、Focusriteのプリアンプは正しい選択だね — 音の鳴りが素晴らしい。僕らが使うマイクは多くのクリーンなゲインを必要とするんだけど、MP8Rはそれを叶えてくれるからね。他にもたくさんの種類のプリアンプを用意して聴き比べてみたんだけど、Focusriteに匹敵するものは無かったね」。そこには、セットアップの簡単さも含まれていた。「ここでは大型で複雑なITインフラストラクチャーを扱っているんだけど、リッチメディアのクライアントとの豊富な経験を持つ担当のIT会社をしても、システム上の多くの言語を扱う際には相当なラーニング・カーブがあったように思うよ」とThompsonが説明する。さらに彼は、MP8RとAM2のAES67およびDanteとの互換性について言葉を加えた。AES67はマイクプリをQ-SYSに円滑に送ることでモニタリングを可能にし、Danteが施設内のAvid Pro Tools®システム用のインターコネクト・フォーマットとして機能することで、非常に大きな違いを生むのだ。「Q-SYSはもともと48kHzで信号を送るからね — だから、MP8RからQ-SYS、Q-SYSからヘッドフォンへのやりとりはAES67を介して行われている」と教えてくれた。「そして、Q-SYSがさらにポストフェーダーのDanteのフィードアウトを各スタジオ内のPro Toolsコンピュータに送るんだ。サンプルレートのコンバージョンもそのフィードに適用されるから、44.1kHzで受け取れるってわけ。RedNetはとても簡単に使えるから、最低限の説明をするだけでプロデューサーのみんなが自分のコンテンツにアクセスすることができる。MP8RとAM2は、僕たちがこのスタジオで必要とする接続性を全てクリアしていた。これからさらに増やそうと思っているところだよ」

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