2021.04.14
Teenage Engineering OP-1 の10周年を記念し、少しずつですが、OP-1を紹介する記事を書いていきます。 世の中のデジタルシンセサイザーで10年間、アップデート等はあるものの、形をそのままに市場に出続けている製品はかなり珍しいことではないでしょうか。
そんな10年間、ユーザーに愛されてきたOP-1 という名のデジタルシンセサイザー。
この小さなボディでどんなことができ、どのようなバックグラウンドを持ち作られたのでしょうか。
まずはこの見た目。
一見、シンセサイザーというよりもゲーム機のような見た目。 大きさも、幅282mm、奥行き102mm、高さ(ツマミ部分含め)28mmと、とてももコンパクト。今回の記事では、OP-1でどんなことができるのかを簡単にご紹介いたします。 もちろん、今回ご紹介した機能を次回記事以降で、より詳細にご紹介いたしますので、楽しみにしていてください。
この小さなボディで一体どんな機能を秘めているのか。
デジタルシンセサイザーですから、言うまでもありません。 しかし、注目すべきはそのシンセエンジンの選択肢の多さ。もちろんサンプラーも搭載されています。 エディットも簡単に行えます。
サンプルベースのサウンドを各鍵盤に割り当て、好きなビート制作できます。 もちろんプリセットも素晴らしいので、開封してすぐにビートメイク可能です。
シンセサイザーといったらこれ。 OP-1にはとてもシンプルなシーケンサー機能から、少し複雑だけどとてもユニークな昨日まで、多くのシーケンサー機能を搭載しています。
こちらはライブパフォーマンスでは重宝しそうですね。 ビートやシンセをループさせることで、音楽的な広がりを1台のOP-1で楽しめてしまうのです。
OP-1での演奏をOP-1内で録音することができます。 わざわざコンピュータでDAWを立ち上げ、録音しなくても、OP-1だけで録音できてしまうのでとても便利ですね。
ルーパー機能や、シーケンス機能を駆使することで、制作だけに留まらず、ライブパフォーマンスとしても素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれます。
テープ機能で録音したフレーズをOP-1内で、簡単に切ったり、貼ったりしてエディットできます。 ライブパフォーマンス用にあらかじめ決まったフレーズを作っておきライブに臨む。なんてこともできてしまいます。
これはデジタルシンセの良さですね。アナログであったら一体どれだけのハードウェアを使わなければいけないことか。 それが全てこのコンパクトなボディに収まっています。
こちらの機能はTeenage Engineeringの遊び心を垣間見ることができますね。 そのままサンプリングしてみても面白いかもしれません。
こちらもラジオと同じく、面白い機能ですよね。こういった「遊び心」とても大切だと思います。
OP-1 単独で上記の機能を楽しんでいただけます。
もちろんコンピュータ、DAWと組み合わせることで、MIDIコントローラーになったり、MIDIで操作できたりもしますので、実際の制作にもしっかりと使っていただけます。 どうでしょう。このコンパクトなボディに見合わないほどの機能が満載ですね。もちろん音質も個性的で素晴らしい音を奏でてくれます。 操作が難しいのでは。という声を耳にしますが、実際触ってみると驚くほどシンプル。
もちろんデジタルシンセなので、アナログシンセ(一部は違う)のように全てのノブが表に出ているわけではございません。 ですが、デジタルシンセの中でもかなり直感的に使えるように多くの工夫がされている製品だと感じます。詳しくは、それぞれの記事の中で順を追って紹介していきます。
今回は初回ですので、OP-1 に関してはこれぐらいにして、Teenage Engineeringという会社の概要に軽く触れたいと思います。
ご存知の方も多いとは思いますが、あのポケットサイズのシンセサイザー「ポケットオペレーター」やOP-1の兄弟と言えるであろう「OP-Z」、最近では「OB-4」といった一風変わったラジオ。 さらには、スタイリッシュなワイヤレススピーカー「OD-11」など、とても個性的、かつスタイリッシュなデザインの製品を多く世の中にリリースしている「遊び心」たっぷりなスウェーデンの会社です。
「音楽を別な何かとつなげる」といったことを常に考えていると、Teenage Engineeringの経営者、Jesper Kouthoofdさんはおっしゃっていました。
Teenage Engineeringが持つ、他の楽器メーカーにはない魅力はこういったコンセプトから生まれているんだなと感じることができます。
いくつかの素晴らしいプロダクトをリリースしてきたTeenage Engineering。その中でもメーカーの名前が世に知れ渡ったのは、OP-1 のリリースが要因となっています。 Jesperさんのインタビューでは日本のシンセサイザーやエフェクトペダルなんかにも影響を受けているそうです。(なんか嬉しいですよね。) デザインに関しても、「一目見て記憶できる。」そんなコンセプトでデザインされているそうです。 一度見たら忘れないデザインですよね。
今年(2021年)で、OP-1発売から10周年。
これを機会に、OP-1 に興味を持っていただけたら幸いです。
次回の記事では、今回ご紹介したOP-1 ができることをもう少し深堀してご紹介する予定です。 お楽しみに。
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