ボブ・クリアマウンテンに習うギターアンプレコーディングのTipsまとめ
2016.02.17
スタッフHです。
数回にわけてビデオ公開をした、トップエンジニア、ボブ・クリアマウンテンに習うギターアンプレコーディングのTips・日本語字幕版。
Vol.3までが公開され、ギターアンプ編が完了ということで、まとめ記事を1つご用意しておこうと思います。
Vol.1「シンプルな1本マイキングテクニック」
Vol.1はシンプルな「1本マイキング」。ギターアンプをたくさんレコーディングしてきた方なら目新しいTipsはないかもしれませんが、「XXと△△には、言われているほどの違いはない」や、設置する距離によって変化する部分をどう解釈するかといった辺りは、再確認を含めて参考になります。
Vol.2「2本のマイクを使うときに気をつけたいところ」
Vol.2は2本のマイクを使用。ダイナミックと、ボブさんお気に入りのリボンマイクを組み合わせて紹介されています。頭では理解していたつもりのセッティングながら、「はっ」と気づかされるコメントが随所にちりばめられており、これまた参考になります。
Vol.3「変わったトリック編」
これは、ボブさんがすでに「80年代にはすでに」実践していた、トリッキーなテクニック。かつ、自分でもさまざまな距離や材質で実験を試してみたくなる、面白いもの。
多くの人に評価されるエンジニアさんがすごいと思うところは、こういった「通常思いつかないような」実験を数多くされていること。もちろん実験の中には「あまり良くなかった」ものもあったかもしれませんが、こうして1つのテクニックとして後世に残るものを編み出していることは、ボブ・クリアマウンテンがトップエンジニアである証の1つなのかもしれません。
3編のムービーはいずれも2〜3分の短いもの。あっという間に見ることができるものになっていますが、レコーディングに慣れてきたころにまた再確認したくなる言葉の重みも含んでいるように思います。
機材について
いずれのムービーでも使用されていたもの。マイクは定番マイクのShure SM57。ボブさん本人も語っている通り、別のマイクでも構わないんだが、私は57をよく使う。とのこと。リボンマイクにはRoyer 121。
そしてオーディオインターフェイスには、Apogeeサウンドに絶大な信頼を寄せているボブさんのセレクトで、デスクトップタイプのApogee Duetが使用されています。たったこれだけの機材でできる、ギターアンプレコーディングのTips。ぜひブックマークしてくださいね。
ボブさんの過去記事、ドラム編もご参照ください。
Apogee Duetについて「小型オーディオIOの王者であり続ける理由」を特集。