2017.08.24
これから三ヶ月ほど、Waveformの連載を担当する事になりました。芦沢です。
そろそろ夏休みが終わるけど、宿題は終わったかな?ボクは最後まで宿題やらない派だった。
実は、Waveformを全く触っていない状態からこの連載が始まるんだ。
2017年の夏、Waveformを覚えてほしいとメディアインテグレーションから宿題がきた
そう!とてもヤバイ。何がヤバイって、ボクは宿題が嫌いだ。
そんな中、本当に分からないところから連載が始まる。
Waveformに興味を持たれている方、既に導入しているけど効率の良い使い方が分からない。
そのようなWaveform Peopleと一緒に習得を目的とする、とても意識の高い連載にしようと思う。
これから三ヶ月(6回連載)、よろしくお願いします!
早速、Waveformを起動。インストール方法などはマニュアルを参照してね。
便宜上、Waveformを日本語表記で連載を進めます。
日本語表記にする場合、画面左上の[設定]から一般設定を選択、言語をJapaneseに変更。
画面右下のMENUから新規プロジェクトをクリック。
新規プロジェクト画面内、名前(宿題にした)と場所(ファイル保存先)を決めて、
プロジェクトの作成をクリック。
宿題 Edit 1というファイルができているのでダブルクリックしてみよう。
この一画面で全ての操作が行えるんだけど、画面左のブラウザーパネルが初期設定だとスワイプしてカーソルを合わせる度にヌ~ンって表示してストレスを感じてしまったボク。
スワイプ機能をオフにする場合、画面左上の[設定]から一般設定を選択、自動でパネルを隠す/表示するを解除するんだ。スワイプ好きは、そのままで良いよ。
(動画1)
プラグインをトラックに追加するには、画面右上の+アイコンをドラッグ&ドロップ(動画1を参照)
+アイコンをドラッグ&ドロップする際、任意の場所に追加できるので注意が必要。
ソフトシンセを追加する場合、必ずボリューム&パンプラグインの前段に挿入してね。
ボリューム&パンプラグインの後段に、ソフトシンセを挿入するとボリュームとパンの設定がミキサー画面で効かない。
フェーダーが効かない!効かない!とメディアインテグレーションで叫んでいたのはボクです。
BioTekを立ち上げてみた。なんだかスゴそうなソフトシンセだ。なんか動いてる。
この動く中央画面、ボクが大好きなハウルの動く城みたい。
オレンジ色の丸いのを動かすと、画像に合わして音が変わる。
機能的には、Omnisphere2のOrbインターフェースのような感じ。
MIDI入力をするにはトラック名の下をクリック、MIDI入力機器を選択。
これで、ようやく音が鳴らせるYO!
画面右上の+赤いアイコンをトラックに挿入。新しいMIDIクリップを挿入をクリック。
8小節分の空クリップができたね。
ここからが!Waveformの真骨頂!!
MIDIの空クリップをクリック、画面中央下の[パターンジェネレータ]を選択。
[パターンスタイル:なし]からコードを選択。
なんと!コード進行がMIDIデータで入ったよね?!
リアルタイムでコード進行、オクターブなどを変更できる。
すごい!ボクすごい!理論を知らなくても音楽を奏でられる。
参考までに、ボクが使った設定を載せておくね。
BioTekのプリセットはHiggs Particles。プリセットそのままで特にエディットはしてない。
パターンジェネレータの設定はこんな感じ!
パターンジェネレータで生成されたコード進行をMIDIで更にエディットできるし、
作曲支援ツールとしては現存DAWで最強だと思う。
最後に、BioTekのHiggs Particlesから膨らませすぎたデモ曲を聴いてください。
曲名は「勝手に良い感じな音楽を作ってくれてありがとうWaveform」です。
では!またね~
『ホームセンターでゾンビと戦うゲーム』(海外7カ国で新着アドベンチャー1位を記録/Android版)、『200億人の俺の嫁』などの楽曲及び効果音制作を担当。2017年6月配信、個人名義アルバム「Tropical 43」がiTunes Store トップエレクトロニックアルバム4位を記録。