Focusrite Red Range ミニブログ by 田辺恵二 Vol.4-2 : プレイヤーとのコミュニュケーション.2
2019.01.11
プレイヤーとのコミュニュケーション.2
前回のブログでレコーディングにおけるオペレーターとプレイヤーのヘッドフォンでのモニター環境の設定シチュエーションを説明しましたがその場所が同一だということを明記していませんでした、これはプロクリエーターの方でもブースが別にあるという方が少ないのでは?という観点からのよくあるシチュエーションで説明したのですが最近では業者によるプライベートスタジオの施工がポピュラーになったり組み立て式のブースを導入しているクリエーターも増えてスタジオ側、ブース側という二つのモニター環境を用意する必要があります。
いくつか方法があるのですが一番シンプルなのはREDシリーズの全面にあるヘッドフォン端子から延長してブースへ取り込む、もう少しスマートにやるのであれば「Focusrite Control」からの設定でヘッドフォンアウトにDAW Playbackの1-2を割り当ててブースにヘッドフォンアンプを設置してそこに繋ぐ、個別にバランスと取りたければブースに複数チャンネルのあるミキサーを用意して「Focusrite Control」よりREDシリーズのアナログアウトそれぞれDAW Playbackのアウトを例えば1-2をオケミックス3を単独4をクリックのように分けてDAWからもそれぞれに合わせればプレイヤーもオペレーターにバランスのリクエストをすることなく手元のミキサーでバランスを組み立てることができます、このモニター環境を整えることも良い録音をする基本的なことかもしれません。
この時にブースとコントロールルームとのコミュニュケーション、特にコントロールリームからのトークバックですがなんらかのマイクを用意してREDシリーズのマイクインプットに繋げてDAWでTB用のAUX入力もしくはオーディオトラックを作り、インプット状態にすると良です、ただこの状態だとDAWが止まっている時も再生、録音している時もコントロールルーム側の音はブース側にいってしまうので一工夫してフリーのプラグイン「MUTEOMATIC」をトークバックのオーディオチャンネルにインサートすることにより自動に再生、録音時にはトークバッックの音声をミュートしてくれるのです、すこしの工夫でより良い環境を作りましょう!
MUTEOMATIC
https://www.soundradix.com/products/muteomatic/
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