Focusrite Red Range ミニブログ by 田辺恵二 Vol.4-1 : プレイヤーとのコミュニュケーション.1
2019.01.11
プレイヤーとのコミュニュケーション.1
オーディオ・インターフェースを使ってレコーディングをする場合どうしても問題になるのがヘッドフォン内でのモニター環境ですね、一人で作業する場合は普通に全面のヘッドフォン端子からのモニタリングでOKですが、シンガー、プレイヤーがいる場合で簡単にレコーディングを行うのであれば2つあるヘッドフォン端子で異なる音量、バランスで複雑な設定をすることなく作業が可能です。
この時に重要になるのがREDシリーズのコントロールアプリ「Forcusrite Control」になります、このアプリはマイクプリのゲイン、ファンタム電源ON/OFF、位相反転SW、AIR等のインプット系、そしてDanteを含めた64チャンネルのアウトの設定を行うことができます、レコーディングの時に役に立つのがそれぞれのアウトのソースを独自設定できる「Custom Mix」です、これにより今回のようなヘッドフォン1.2に異なるバランスを供給することができます。
一番わかりやすいものであればレイテンシーをほぼ無効にする「ダイレクトモニタリング」です、どんなにPCやオーディオ・インターフェースの性能が上がっても「ゼロ」にすることは難しくこの「遅れ」プレイの質に関わるのは誰もが知るところです、ですのでオペレートする側ではダイレクトモニタリングは無しでプレイヤー側の「Custom Mix」でダイレクトモニタリングを有効に、こうすればお互いの作業のやりやすい環境になりますこの一連の設定を「Focusrite Control」で設定ファイルとしてセーブできるので一セッションの中でのマイクプリのゲイン調整や「Custom Mix」の設定をそれぞれ持つことができ、別日での作業でも一瞬にしてリコールできるので作業効率もあがりますね。
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