2017.07.19
1080万ポンドをかけ新設された創造産業キャンパスがスタジオにEVEモニターを導入
キングストン大学は、新設したスタジオ施設にEVEモニターを含む最先端のレコーディング用機材を導入した。
音楽技術学科には、録音ブースとコントロール・ルームを備えた2つのメイン・スタジオがあり、そのそれぞれに Audient の ASP4816 および ASP8024 ミキシング・コンソールが備えられている。EVE Audio の SC207 と SC208 はニアフィールド・モニターとして両スタジオ内に設置され、その他4つのプロジェクト・ルームには EVE SC205 が置かれることとなった。
狙いは、学生が使用する環境下でも長寿命で壊れにくく、それでいながらモダンかつ最先端のモニタリング環境をスタジオに導入することだ。
上級技術者かつインストラクターでもあるクリス・ウィンター氏は次のように述べている。「キングストン大学には、音楽制作と演奏の分野で BTEC(英国の技術教育協議会)と HNC(高等国家サーティフィケート)向けのコースが設けられています。私たちの目的は、プロのスタジオ環境を反映した空間をつくることでした。6つのスタジオ、2つのコントロール・ルーム、そして4つのプロジェクト・ルームにどのモニター・スピーカーを置くか大変難しい判断が必要でした。予算も決まっていたので、私は他のスタッフと共にある程度の価格帯で購入できるプロ仕様の高品質な製品を慎重に検討する必要があったのです。その中でも EVE SC205 は、驚くほどクリアでディテールに富んだサウンドで、小型ながらボトムエンドも非常にタイトでした。小さめのプロジェクト・ルームに完璧なスピーカーです。」
「スタジオ1には、SC207 を置き、より大きなコントロール・ルームには SC208 を置きました。どちらも締まりのいいサウンドでディテールも素晴らしいですね。ステレオフィールドもお見事です。EVEの全製品にはDSP回路が搭載されていますから、どの部屋で聴いてもサウンドに一貫性があるんです。授業をする上でこの一貫性はとても大事なんです。結局焦点となったのは、どのスタジオにどのEVEモニターを配置するか、ということだけでした。」
「DSPも素晴らしいですし、入力段がオーバーロードした時にDSPエンコーダのLEDリングが点滅するという機能も良いですね。学生にゲイン構造を教える際に大変便利な指標となります。点滅している場合は入力過多ということがすぐ分かりますからね!アンプの前段にこういった保護回路があることも教育する上でとても役に立っています。新しいスタジオ施設は新校舎の中に建設されているので、エネルギーを無駄に消費せず環境に優しい機材を導入しなくてはなりませんでした。EVE モニターのスペックにも目を通しましたが、非常に省エネでしたね。」
「EVE モニターはデザインもモダンですし、市販されている遥かに高価な製品に匹敵する品質と機能を併せ持っていると思います。生徒もスタッフも大いに気に入ってるんですよ。素晴らしいスピーカーを紹介していただき、Nova Distribution のフィル・スキンズ氏には大変感謝しています。」
この記事は www.eve-audio.com に掲載されたものをEVE Audioの協力の元日本語訳したものです。