Earthworks SR20をドラム、エレクトリック・ギターのレコーディングに使用
2013.06.13
毎月第2金曜日に発行のフリーペーパーDiGiRECO / ElectricGuitar。楽器店、学校、リハーサル・スタジオなどでの配布を楽しみにお待ちの方も多いのではないでしょうか?
毎月、音楽制作に役立つ情報が、時に解りやすく、時にマニアックなところまで深く紹介されている同誌。今月号にはEarthworks SR20をドラム、エレクトリック・ギターのレコーディングに使用したレポートが掲載されています。
本ブログでは、取材時にレコーディングしたオーディオ・ファイルをご紹介いたします。こちらのオーディオ・ファイルをお聴きになりながら、誌面をご覧いただけましたら記事への理解もより深まります。
ドラム
それでは記事の順番通り、まずはドラムのトップにSR20を2本をセットしてレコーディングしたものです。
トップ (SR20) x 2 本のみ
マイク2本だけでも各パーツの音がクリアでナチュラル。そしてプレイヤーの「自分のイメージ通りの音」が録れています。またSR20の特徴であるレスポンスの良さが功を奏しスピード感があるところも印象的です。続いてキックにKickPadを装着したSR30を追加し、マイク3本で録ったものがこちらです。
トップ (SR20) x 2 本 + キック(SR30+ KickPad)
キックのマイクが加わることで迫力が出て、ボトムが充実します。SR30もSR20と同様にレスポンスが素早いためアタックの質感、グルーブがプレイに忠実に表現されます。そして、プレイヤーがコメントする通り、自分でチューニングしたドラムのサウンドがそのまま録音されます。少ないマイクでの録音はパーツごとにマイクを立ててレコーディングする場合より位相のマネージメントが少なく済み、ミックスしやすくなることもセルフ・レコーディングでは大きなアドバンテージになります。
エレクトリック・ギター
クリーン
ドライブ・サウンド
エレキ・ギターではギター・アンプのオン・マイクの定番マイクのひとつであるSM57と並べて収音。プレイヤーは「SM57と比べてSR20の音をフラット」とコメントしています。こちらではクリーン・トーンと歪みのトーンをそれぞれお聴きいただけます。お聴きの通りSR20は低域から高域までバランス良くアンプのトーンを捉えています。欠落している帯域がありません。そのため、ギタリストがギター、エフェクト、アンプを駆使して作った自分の音がそのままに録れます。
アコースティク・ギター
記事ではギタリストの「いつも自分が聴いている音とまったく同じイメージの音が録れる。」とのコメントが印象的です。SR20では1本のマイクでボディの鳴りからプレイのタッチまでバランス良く、自然に録れることが特徴です。1本でバランス良く録れるということは、複数のマイクを使って収音する場合の位相問題が無いことも嬉しいところです。
こちらでは、ストローク(カッティング)とアルペジオをオン・マイク、オフ・マイクの2パターンで録音したファイルをお聴きいただけます。
オン・マイクではサウンド・ホールから30cm程度の距離に、オフ・マイクでは1m程度の距離にセットしています。
SR20はアーティストがコメントする通り、そして、お聴きいただいたとおり、自分がプレイした音、自分が聴いている音とまったく同じに録れるマイクです。ドラムにもギターにも、そして歌にも使えるこの1本。次のレコーディングはSR20で録ってみてはいかがでしょうか?
音源提供: DiGiRECO
坂本龍一氏をはじめ多彩なアーティストのライブ・レコーディングにSR20を愛用するエンジニア間瀬哲史さんによるセミナーのレポート。こちらでもEarthworks マイクで録ったドラム、ピアノなどをお聴きいただけます。合わせてお楽しみください。セミナー・レポートはこちら