伝統的サウンドと「緑」のインターフェイスを冠したコンプレッサー
McDSP初のダイナミクス・プラグインであるCompressorBankのカラーを継承し、アナログ回路によるユニークなBITEコントロールと、信号レベルに応じたアタックとリリースタイムを実現するAUTO機能を搭載しています。C-18はストレートなユーティリティ・プロセッサーとして、どんなトラックにも新しいユニークなサウンドを加えることができます。
C-18は、極端な設定でも入力信号が歪むようなことはありません。プロセッシングは穏やかにもアグレッシブにもなりますが、全体的なサウンドはダイナミクス・プロセッシングの枠内に収まる設計となっています。また、C-18のオートマチック・モードは、APBコンプレッサーとしては初めてのものです。ダイナミックレンジ圧縮のすべてをコントロールする制御信号に加えて、AUTOボタン操作時にはアタックとリリースを自動的に管理します。
Features
- オールアナログのコンプレッション&サチュレーションステージ
- McDSPのコンプ・モード「BITE」をオールアナログで実装
- オートアタック&リリース・オプション
- アナログ処理のサンプル精度の自動化
- APBハードウェア購入時に同梱
プラグインフォーマット(コントロールUI)
AAX Native, AU, VST3
Analog Saturation
C-18は、圧縮後のゲイン(メイクアップ・ゲイン」)を含むすべてのダイナミックレンジ処理をアナログ回路で処理します。アナログ信号がデジタルに変換される前に、カスタム・サチュレーション回路を通過します。これはアナログサチュレーションサウンドを得るためと、ゲインレベルがサチュレーション回路によって「監視」されることを目的としています。瞬間的なピークなどはすべてアナログのサチュレーションプロセスによって抑えることが可能です。

BITE
BITEモードをオンにすると、信号のトランジェントのみコンプレッションを受けずに通過させることができます。トラックからより多くのパンチ、パウ、またはバイトを得ることが可能です。このモードもすべてアナログ回路で処理されます。BITEモードと、C-18のカスタムサチュレーション回路を併用すると、興味深いサウンドを得ることができます。

AUTO
コンプレッサー全体のレスポンスは、C-18のアタックとリリースのコントロールで制御されます。これらのコントロールを手動で設定する代わりに、AUTOボタンでアタックとリリース・モードを自動化することができます。このモードは、信号レベルを検知してアタックとリリースの時間を計算し、(おそらくユーザーが選択した値よりも)有用な結果を生み出します。

APBシリーズ共通の特徴
APBのプラグインUIはコントローラーとして動作し、実際の処理はアナログ回路で行われます。APBプラグインは、入力されたオーディオ信号と制御信号の両方をThunderbolt経由でAPBユニットに送り、処理します。プラグインUIの設定は制御信号を介して、アルゴリズムを実行するためにアナログコンポーネントに反映されます。またオーディオ信号は一度D/A変換され、アナログ領域で処理された後、A/D変換されコンピュータに戻されます。
このようにAPBのプラグインUIからAPBハードウェアを操作することで、ユーザーが制御可能なすべてのパラメータをコントロールし、プリセットとして保存することが可能です。さらに、制御信号は入力オーディオ信号と結びついているため、再生中にパラメータを更新することができ、サンプルアキュレートなオートメーションが可能です。