2021.04.30
高解像度化が進んだレコーディング技術と再生環境の進化はマイク・プリアンプにも進化を必要としました。トランジェントに優れ、原音に忠実、トラックを重ねても飽和することのないサウンドが必要です。
2011年 SP-MP4から始まるSP-MPシリーズはその時代の変化に応えたプリアンプです。そのSP-MPシリーズの比類なきトランジェントサウンドが更なる進化を遂げたSP-MP500の登場です。
SP-MP500はアプリケーションに合わせて自由なコンフィギュレーションに対応可能な500シリーズ・フォーマットで登場です。使用環境に応じ、1chから2ch、4ch..と容易に拡張が可能です。
音質劣化の原因となる可変抵抗器ではなく、各設定ご とに固定抵抗を使用したゲイン・セレクターを搭載。
ゲイン設定に関わらず、ロスを極限まで抑えたピュアなゲインが得られます。
66dBもの高ゲインが得られるため幅広いタイプのマイクに対応。しかも、原音を忠実に増幅するため、原音に忠実なマイクでは正確に音を再現、真空管マイク、リボン・マイクのキャラクターも忠実に音に表現されます。
バルミューダ社が手掛けたSP-MP4のデザインを踏襲した7mm厚のフロントパネルは、世界的に評価が高い入曽精密製のアルミ削り出し。操作性に配慮した大型のゲイン・スイッチにより操作性と機能美を兼ね備えています。
一般的なバランスイン/アウトのプリアンプ回路に比 べ、1/3以下にまで絞り込んだ部品点数。チップ抵抗に比べ割高な帰還抵抗を採用するなど、厳選された部品。すべてが、音を変質させないための結論です。
高音質で定評高く、ハイエンド・コ ンソール、 アウトボードのアップグ レードに採用される Muse コンデンサを採用。周波数特性は更にフラットに、応答特性の安定性がナノ・セカンド単位で向上。原音忠実度が 更なる向上を遂げました。
500シリーズ専用の1スロットサイズのブランクパネル。加工精度0.003mmを持つ入曽精密によるアルミ削り出し。SP-MP500同様の7mm厚のパネルのコーナー に施された切り込みが空きスペースをソリッドに演出し ます。