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PIanoteq Free Add-ons

無償で利用可能なアドオン拡張音源

2015.05.01

Pianoteqユーザー・エリアでは、無償でダウンロードできるAdd-onが公開されています。

Erard製グランド・ピアノやYamaha CP-80といった人気の高い機種から、オーストリアのSchloss Kremsegg。ドイツのHandelhausなどの博物館との共同プロッジェクト「KIViR (Keyboard Instruments Virtual)」による貴重なピアノフォルテ。古くは聖書にも記述があり、ピアノの前身となる歴史的に貴重な楽器ツィンバロム。さらにはハープシコードやチューブラーベルまで、多種多様な追加音源をご用意しておりますので、ぜひ追加してお楽しみください。

 

フリー Add-on

 

Grand piano

Grand piano: Pleyel

1926年製のPleyelグランドピアノをフィジカルモデリングしたモデルです。Pleyelのピアノはショパンが愛用したことで有名ですが、製造者であるカミーユ・プレイエル自身も著名なピアノ奏者でした。またドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーや、ショパンの研究で有名なアルフレッド・コルトーも、Pleyelピアノを好んで用いました。丸みや暖かみ、それに官能的な響きといった特徴を持つ音質は、ショパンが「心身の状態が良く、自分の音楽を追求したいときにはPleyelのピアノが必要だ。」と評したことでも知られています。

Grand piano: Erard

2mのハーフグランド・サイズのピアノ、Sébastien Erard(1922年製造, シリアルナンバー: 109 933)を、フィジカルモデリングによってバーチャルに再現したものです。非常に暖かく色彩豊かなサウンドが魅力的ですが、機能としては繊細なuna corda pedal(ソフトペダル)を装備しています。低音域の弦における特徴など、可能な限りオリジナルの楽器に近づけました。この楽器を愛したLisztの曲を演奏するのに適しているでしょう。

Grand piano: Bechstein

2.1mのハーフグランド・サイズのピアノ、Carl Bechstein(1896年製造, シリアルナンバー: 79 676)を、フィジカルモデリングによってバーチャルに再現したものです。強く透明感のあるサウンドは、クラシック音楽の傑作やポップミュージックの演奏の両方に向いています。オリジナルの楽器の持つキャラクターは、Bechsteinの歴史を支えてきた特別な調整方法などによって生み出されていますが、それらを忠実に再現しています。

Electro-acoustic

Electro-acoustic piano: CP-80

Yamaha CP-80(シリアルナンバー 1982)をフィジカルモデリングしたモデルです。CP-80は、ユニークなサウンドと本物のグランドピアノと同じハンマーアクションなどから、1976年から1985年くらいまでの間に非常に人気を博した機種です。Yamahaはツアーなどに持ち運びしやすく、グランドピアノの音を電気的に増幅させた機種として、CP-80を開発しました。本機は高品質と信頼性で有名となり、電気ピアノの中で「ロールスロイス」的な位置付けの機種として評価されています。

Harpsichord

Harpsichord: Grimaldi

1697年製のハープシコード・Carlo Grimaldiを、BexleyのAndrew Woodersonが2007年に復刻したものをフィジカルモデリングしたモデルです。イタリア製の小型の楽器の典型的であり、粒立ちの良いアタックと透明感のある音色は、コンティニュオ奏法(バロック音楽において、低音部の旋律に即興で和音を付加すること)に用いるのに理想的ですが、17〜18世紀のイタリア、ドイツの作曲家による独奏曲にも良く合います。2つに分かれたレジスターは個別に演奏することも、同時に演奏することもできます。

Harpsichord: Blanchet

François-Etienne Blanchetが1733年に製作したハープシコード・Château de Thoiryを、英国Frampton CotterellのAnthony Galeが復刻したものをフィジカルモデリングしたモデルです。スカルラッティ、バッハ、ヘンデルなどバロック音楽の偉大な作曲家たちの想像をかき立てた、とても繊細なサウンドを持っています。

Pianoforte

Pianoforte: Walter

Anton Walter(1752-1826)によるピアノフォルテを、フィジカルモデリングによって再現したものです。Anton Walterは著名かつ重要なウィーンの楽器職人であり、友人であるモーツァルトはAntonが作ったピアノフォルテをコンサートによく用いていました。揺るぎない品質により、ベートーベンなど多くの音楽家からの賞賛を得ました。Walter氏は、ウィーンのピアノフォルテのアクションを改善し、それによって競合製作者のピアノフォルテに比べ、よりパワフルなサウンドを得ることに成功しました。Walterのピアノフォルテは、今日では復刻モデルを製造するためにしばしば用いられています。

Pianoforte: Schŏffstoss

Anton Walter(1752-1826)によるピアノフォルテを、フィジカルモデリングによって再現したものです。Anton Walterは著名かつ重要なウィーンの楽器職人であり、友人であるモーツァルトはAntonが作ったピアノフォルテをコンサートによく用いていました。揺るぎない品質により、ベートーベンなど多くの音楽家からの賞賛を得ました。Walter氏は、ウィーンのピアノフォルテのアクションを改善し、それによって競合製作者のピアノフォルテに比べ、よりパワフルなサウンドを得ることに成功しました。Walterのピアノフォルテは、今日では復刻モデルを製造するためにしばしば用いられています。

Pianoforte: Schmidt

1790年頃にザルツブルクで製造されたピアノフォルテ、Johann Evangelist Schmidt(ドイツのHalle市、D-06018にあるHandelhaus博物館所蔵)をフィジカルモデリングによってバーチャルに再現したモデルです。このハンマーフリューゲルの改良製品は、美しく均一なサウンド、気品ある外装と低価格によって高く評価されました。

Pianoforte: Schantz

1790年頃にウィーンで製造されたピアノフォルテ、Johann Schantz(オーストリアのKremsmünster市、A-4550にあるSchloss Kremsegg博物館所蔵)をフィジカルモデリングによってバーチャルに再現したモデルです。近代のピアノに用いられているものに比べてかなり小さなハンマーと細い弦を用いており、同時代に製造された多くのフォルテピアノと同様、非常に軽量です。ベートーベンはSchantzのピアノフォルテを素晴らしく、また耐久性に優れたものとして評価し、彼の友人達に勧めたと言われています。

Pianoforte: Graf

1826年にウィーンで製造されたピアノフォルテ、Conrad Graf(オーストリアのKremsmünster市、A-4550にあるSchloss Kremsegg博物館所蔵)をフィジカルモデリングによってバーチャルに再現したモデルです。Grafのピアノフォルテは当時非常に高い評価を得ており、最も卓越した機種として、ウィーンそして帝国全域においての名声を得ました。ベートーベンが特に好んだピアノフォルテです。

Cimbalom

Cimbalom: Kovács

Cimbalomは、聖書にも記述がある、Zitherに似た古代の弦楽器プサルテリウムを祖先とする楽器です。ジプシー・オーケストラでの使用が有名ですが、19世紀には足、ペダル、ダンパーが追加され、フランツ・リストなどの貢献によりコンサート楽器としても使われるようになりました。鍵盤を押した時にダンパーが上がるピアノとは異なり、ペダルを踏まない限りダンパーが上がらない仕様なので、鍵盤を弾いだだけではすぐにダンピングされます。このPianoteq Add Onでは、1970年製のCimbalom、Balázs Kovácsを、忠実にモデリングしました。

Bells and carillons

ヨーロピアン・ベル協会所蔵のベルとカリヨンをバーチャルに再現したモデルです。キリスト教の教会においてベルが使用され始めたのは6世紀のことでした。カンパーニアのNola地方の司教、St. Paulinは教会に熱心な信者を呼ぶために青銅製の楽器を用いたという汚名を着せられています。当初、この楽器を暗示するために付けられた名称が"nola"や"campana"であったのは、以上のような理由からとされています。

Tubular bells

ベルジェロ18音チューブラーベル(コンサート・チャイム)をモデリングしたAdd-on です。チューブラーベルは長さを調整してクロマチック・スケールにチューニングされた金管にて構成された楽器です。19世紀の終わりにイングランドに初登場して以来、主要な交響楽の一角を占めています。このAdd-onでは音域が通常の1½オクターブから5オクターブに拡張された3タイプが収録されています。

Clavichord

14世紀初頭に誕生したクラヴィコードはピアノの前身であり、近代楽器クラヴィネットはクラヴィコードを電気化したものです。ルネサンスからバロック期の音楽を演奏する楽器として一般的であると同時に現代音楽の様々なスタイルでも演奏されており、オスカー・ピーターソン、キース・ジャレット、トリ・アモス、ビートルズのアルバムでもその音を聞くことができます。クラヴィコードのアクションは他の鍵盤楽器とは異なる独特なものです。ブラス、もしくは鉄製の弦をタンジェントという小型金属片によって叩き、発音します。クラヴィコードはプレイヤーがアタック、デュレーション、ヴォリューム、更には鍵盤を押す強さを変えることで生み出すヴィブラート「ベーブング」などのエフェクトまでコントロール可能で、最もミュージシャンに密接な関係といえる豊かな表現力を持つ楽器です。
このAdd-onではキーボードのアフタータッチ機能を使用してオリジナル・クラヴィコードのベーブングをシミュレート可能です。物理モデリング方式のため、このAdd-onではダブル・コーラス・バージョンも収録、更には88鍵に拡張されています。また、このクラヴィコード・モデルはBjörkのアルバムでクラヴィコードを演奏しているプロデューサーGuy Sigsworthによるテストを経て完成しました。

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