2021.02.10
あなたは普段どんなEQを一番使っていますか?
MIストアで人気の高いWavesのEQ top 5をご紹介します。 先日も紹介した通り、様々な種類のEQがあり、それぞれの特徴を持っています。 今回の記事では、あなたのお気に入りのEQを見つける参考として、5種類のEQをご紹介します。
SSL G Series EQ292をベースに、その4バンドEQセクションを再現したのが、SSL G-Equalizer。
SSL独特のHMF、HFのサラサラした質感が特徴的で、音のキャラクター作りにはもってこいの製品です。
オリジナル機器の特性を忠実に再現する「Analog=On」モードと、クリアさを優先した「Analog=Off」モード切替え機能を搭載しており、用途によって質感を変えることができます。 E-SeriesのEQに比べより大きなゲインの可変幅を持ち、カーブもわずかに変更、プリブースト・ディップ、プリカット・ライズ、そして広いQ幅を備え、より極端なEQにも対応しています。
トラックにおける多様な問題を解決するための、究極のEQ。
F6 Floating-Band Dynamic EQは繊細な補正処理が可能なダイナミックEQです。
問題となる箇所を判別するために、各帯域はソロでもチェックすることが可能で、スレッショルドを調節することでピンポイントで問題箇所だけの処理をすることが可能。 ある周波数帯のEQ処理を、トラック全体を通して固定するのではなく、F6のEQセッティングは、トラックのダイナミクスに敏感に追従することができます。 通常のEQとは異なり、スレッショルド値を超えないときは何も行わないため、必要なときにのみ、必要なところにだけ掛かるEQと言えます。
通すだけで音が変わる? PuigTec EQsは、銘機EQP-1A、MEQ-5を細部にわたって精密にモデリング
音にアナログな「温かみ」と「キャラクター」を加えるのに最適なEQ。
Pultec EQP-1Aは同じ周波数を同時にブースト/カットするユニークな機能を使用してレゾナンスシェルフを作り出せることで有名です。 さらに、EQのon/offのスイッチがあり、off状態でこのプラグインを通すだけでもトランスフォーマーと真空管回路を通した「温かみ」を得ることができます。
API 550は、API独特のパワフルかつ滑らかなキャクターを決定づけた伝説的なEQ
APIならではの、抜け感のいいキャラクターを加えるのに最適なEQです。
1960年代後半の伝説的製品をモデリングしたAPI 550A EQは、数十年にわたり、ハイエンドスタジオを明確に特徴づけたビンテージ・サウンドを提供。 3つの帯域に分割された、15の周波数ポイントで5段階のブーストを行う550Aは、レシプロ・イコライザーと呼ばれています。 まるで、「ここをいじればいいんだ」と言われているみたいですね。 高域および低域ではピークまたはシェルフを選択可能となっており、他の設定とは独立してバンドパス・フィルターをインサートできます。 独特な『APIサウンド』を得られる、ユニークでパワフルなイコライザーです。
クラシック1073コンソールのEQとマイク・プリアンプ部をモデリング
豊潤なサブハーモニックを作り出すローエンド、スムースでシルキーな高域、そして全体的に骨太なサウンドを作り出すScheps 73
Scheps 73は、豊かなトーン・バリエーションを持つプリアンプであり、3バンドEQモジュールです。 KickやBassなどのアタック感も欲しいが低域の重心もしっかり欲しいなんて時には、低域を50HzのHP Filterでカットしつつ、Low バンドのEQで欲しい部分を突いてやるなんて使い方もできちゃいます。 Scheps 73 EQはオリジナル1073ユニットの挙動、互いに干渉する帯域を忠実に再現。 WavesによるMSマトリクスも追加されており、ミッド、サイドそれぞれに別のEQ処理が可能です。
いかがだったでしょうか。
補正という側面よりも、キャラクターを加えるものが人気なようですね。
今あなたの求めるEQはどのタイプのEQでしたか。 F6のように、精密に音を補正してくれるものでしょうか。 それともPuigTec EQsのように、音に質感を持たせるようなEQでしょうか。 この他にも、Wavesでは様々なタイプのEQが存在します。 ぜひ、色々試して見て、自分好みのEQを見つけ出しましょう。 今回の記事が、あなたのお気に入りのEQ探しの手助けになればいいなと思っております。
さあ、早速デスクに向かいましょう。
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