2025.06.27
DAW付属のリバーブや実機を本格的にモデリングしたプラグインなど、リバーブのキャクターは千差万別。どのリバーブが自分の曲に合っているか、いつも手探りになってしまいませんか?
イメージに合うプラグインを試したり音作りが面倒で、結局「いつものリバーブ」に落ち着くパターンも多いはず。
そこで今回は「いつものリバーブ」を大きくレベルアップしてくれる、Sonnox Oxford Reverb をご紹介します。リバーブサウンドを直感的・徹底的に追い込めて、これ1本で何でもいけるリバーブです。
Oxford Reverb は、リバーブを EARLY REFLECTIONS(初期反射) と REVERB TAIL(残響) に分けて設計されており、それぞれに細かく調整可能なパラメーターが用意されています。
空間内の反射をリアルに再現するセクション
4種類の空間形状モード(SHAPE)を搭載し、7つのフェーダーで反射位置、サイズ、広がり、フィードバック、音の吸収率などを調整可能。
空間全体の“広がり”と“雰囲気”を作り出すセクション
7つのフェーダーでリバーブタイム、ディケイのほか、DISPERSION(拡散)や PHASE DIFF(位相差)パラメーターにより、より自然で立体的な残響を実現しています。
左下の「TAIL MIX」パネルでは、調整したEARLY REFLECTIONSをどの程度REVERB TAILに送るかを設定できます。反射音を単独で処理するか、全体に影響させるかを選べます。
右下の「OUTPUT」セクションでは、EARLY REFLECTIONSとREVERB TAILの最終的なバランス(REVERB MIX)を調整できます。
Oxford Reverb には、Sonnoxが誇る Oxford EQ(5バンド・パラメトリックEQ)も搭載されています。これにより、リバーブのキャクターを徹底的に作り込むことが可能です。余分な低音のカットや中域の質感調整など、思い通りのサウンドに追い込めます。
Oxford Reverb は多機能ゆえに、初心者は使いこなすのが大変そうに感じるかもしれませんが、豊富なプリセットがその不安を解消してくれます。特に「Emulations(エミュレーションズ)」カテゴリには、EMT や Lexicon などの伝説的ハードウェア・リバーブを模したプリセットも収録し、即戦力サウンドを簡単に得られます。
Sonnox Oxford Reverbは、初心者でも直感的に扱えるグラフィカルなユーザーインターフェースと、プロフェッショナルの緻密なオーダーに対応できる多機能、そして豊富なプリセットを搭載。ジャンルや楽器を問わず、これ1本で何でもいける「リバーブの基準点」といえる完成度、そして信頼性を誇っています。
高音質・使いやすさ・多機能の3拍子に加えて、自分のイメージに素早くたどり着ける時短ツールとしてもお勧めの、「いつものリバーブ」です!
Oxford Reverb