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在宅ミュージック。リモート・コラボ 5つのヒント

2021.01.07

インターネットを介し、リモートで楽曲制作に取り組むことは、今では当たり前になったと言っても過言ではありません。

今日では、プロデューサー、エンジニア、ミュージシャンがそれぞれ家に居ながらリモートで作業をし、それぞれのアイデアを1つの楽曲にまとめていく。このようなリモートでのコラボレーションは、今や国境をも超え、さらなる可能性をもたらしてくれます。幸いなことに、このコラボレーションを可能な限りクリエイティブなものにするための、確立されたワークフロー、テクニック、アプリケーションが現代には存在します。

今回の記事の内容は、あなたがシンガー、ソングライター、ミュージシャン、プロデューサー、ミキシングエンジニア、マスタリングエンジニアなどの、どのポジションにいても、大いに役立つ内容でしょう。

オンラインでのコラボレーションをよりクリエイティブにするための5つのヒントをご紹介いたします。


1. 効果的なリモートコラボのために正しい目標設定を。

オンラインでのコラボをより円滑に進める際に考慮すべきことは大きく分けて3つあります。

a. ファイルの共有

Dropbox、Google Drive、WeTransferなど、オーディオのステムやミックスを簡単に共有できるクラウドベースのストレージプロバイダはたくさんあります。 これらのプラットフォームでは、無料でデータを転送できたり、ストレージに制限のあるユーザーアカウントを提供していますが、オーディオのコラボレーションを念頭に置いて設計されたプラットフォームを検討することでより円滑に作業できるでしょう。今回の記事の後半にて、いくつか紹介いたします。

b. プロジェクトマネジメント

リモートで作業する関係者全員がセッションファイル、オーディオステム、ミックスに簡単にアクセスできるようにする必要があります。また、それぞれのタスクと責任を常に把握しておくことも重要です。プロジェクト管理は、注意力とコミュニケーションを必要とする仕事です。 上手くマネジメントできない場合には、締め切りに間に合わなかったり、すぐに元に戻せたはずのプロジェクトに何ヶ月も費やしてしまったりするリスクが発生してしまいます

オンラインコラボレーションを成功させるには、明確でオープンなコミュニケーションラインを確立しなければなりません。これを怠ると、協力者の中には孤立したり、評価されていないと感じてしまう人も出てきてしまいます。

c. クリエイティブ・コミュニケーション

すべての関係者は、自分たちのベクトルがどこを向いているのか、そしてプロジェクトのゴールが何であるかを知る必要があります。 セッションプレイヤーへの明確な指示や、プロデューサーとのビジョンの共有、コラボレーター間でのフィードバックを共有することもプロジェクトを進める上で大切になってきます。


2. オンラインでのコラボレーションに適したツールを選ぶ

シンプルで統一された空間で仕事をすることは、共同作業をする上で、非常に重要です。

Bounce Bossはそのようなプラットフォームの一つで、オンライン音楽のコラボレーションのために特別に設計された、クラウドベースのオーディオファイルとプロジェクト管理システムです。Bounce Bossは、1つめのヒントで説明した3つの要素(a,b,c)をすべてをオンラインスペースに集約しています。

Bounce Bossでは、マスタリング用のミックスやミキシング用のプロジェクト・ステムなどのオーディオファイルを簡単に共有可能です。ミックスエンジニアは、Bounce Bossのプライベートプロジェクトにミックスを公開できます。さらにプロデューサーやアーティストは、自分の意見を直接コメントボックスや波形のタイムラインに書くことができます。これは、特定の曲の、特定の箇所について意見を伝えたい場合に特に効果的です。

一つのミックスが何度も修正を経ることは珍しくありません。特に、必要なデータや要望のコメントが複数のメールの間でやり取りされているとき、このような変更に対応し、整理していくのは大変な作業です。Bounce Bossでは、ミックスの修正のバージョンをプロジェクトに追加して、自動的に異なるバージョン(例えば、V1、V2、V3)としてラベルを付けることができます。さらに異なるミックスのバージョン間で全体的な音量が明らかに違うとき、Bounce Bossは自動的にレベルマッチングを適用します。これは、ミックスを公平に比較するために必要な機能です。

Bounce Bossは、遠隔地のアーティストと仕事をするミックスエンジニアやマスタリングエンジニアはもちろん、プロデューサーやソングライターが曲を作る際にも、このアプリケーションを活用することができます。


3. DAWからリアルタイムで高品質のオーディオをストリーミング

もしあなたがクライアントで、遠隔地から高品質のミックスを聴きたいと思っているのであれば、AudiomoversのListentoは便利なプラグインです。DAWの出力をWebブラウザにストリーミングすることができます。

設定も非常に簡単です。まず、セッションのマスターバスの最後のプラグインとして Listento を挿入し、共有可能なウェブリンクを共同作業者に転送するだけです。Listento からのスタジオ放送と共同作業者との間で通信を行うためには、Skype のような外部メッセージングや電話会議サービスが必要になります。

Listento の代表的なアプリケーションには、以下のようなものがあります。

  • アーティスト、プロデューサー、ミックスエンジニア間のミックスの最終調整
  • ソングライティングパートナーとの楽曲アレンジ
  • セッションプレイヤーとのリアルタイムでの作業

Listento のオーディオ品質は非常に優れており、レイテンシーは約1秒です。また、インターネット環境が悪い場合は音質を下げて安定性を優先させることもできます。Listento は、世界中のどこからでもリアルタイムでセッションに参加できるだけでなく、遠隔地にいる共同作業者をミックスポジションに置くこともできます。


4. セッションウィンドウをリアルタイムでスクリーンシェア

ミキシング中の曲をリアルタイムで聞くだけでなく、DAWでミックスやエディットのウィンドウを見ながら試聴したい場合、Source-Liveは強力なソリューションを提供します。Source-Live Proには、AAC/MP4エンコーディングと24ビットのオーディオ品質で安全にこれを行うためのすべてのツールが用意されています。コラボレーターは、電子メールで共有されたゲートウェイ・リンクをクリックし、WebブラウザまたはSource-Live Gateway iOSアプリから入力することで参加できます。

メディア・インテグレーションでは、遠隔地からでもオーディオトラックや映像と同期したリモートレコーディング・セッションを実現するソリューション、Soundwhaleを取り扱っております。ぜひご覧ください。


5. ソングライター自身のコラボレーションをうまく組織化しておく

これまで、ユーザーが遠隔地からレコーディング、ミキシング、マスタリングを共同で行うのに役立つツールをいくつか取り上げてきました。しかし、ソングライター自身が、パートナーと一緒に制作に取り組んでいる場合、それをどうやって管理すればよいのでしょうか?Auddlyと呼ばれるツールがきちんとしたソリューションを提供してくれます。これはオンラインのハブで、コラボレーター間での曲の分担など、ソングライターが素材の重要な部分を管理するのに役立ちます。

ソングライターのアカウントを確認する際には、曲名を入力し、役割(プロデューサー、ソングライター、またはその両方)を割り当てます。次に、クリエイターセクションの下に協力者を招待して、作業を始めましょう。メインウィンドウでは、ミックスやラフスケッチ、歌詞などのオーディオファイルをアップロードし、曲の分担を割り当てることができます。ミックスエンジニアのクレジットやレーベルの指定など、出版前に音楽のビジネス面を整理するための作業もここで分担することができます。

Auddlyを使えば、ソングライターは自分の曲に関する重要なデータを、ビジネスの観点からも管理できるのです。


最後に

今回の記事ではリモートで使える様々なツールを紹介しました。 オンラインコラボレーションを成功させるためには、自分たちのスタイルにあったツールを選び、何よりコラボレーターとしっかりとコミュニケーションを取ることにあるでしょう。 自分たちがどんな方向に向かっており、どんな作品を作りたいのか。 この点で言えば、リモートだろうと、スタジオで集まって作業していようと変わらないのかも知れません。

さあ、早速あなたも誰かとコラボしてみませんか。


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