革新的な新機能。Apogeeならではのイノベーション。
Apogee の伝説ともいえる高品位なサウンド。Thunderbolt 2 のフル・パフォーマンスによる低レーテンシーかつ、安定したオペレーション。そして、ギター用入力、ヘッドフォン・アウト x 2 、モニター・コントローラー、トークバック機能などApogeeの歴代の製品にて培ってきた技術とアイディアが注ぎこまれたオーディオ・インターフェイス理想型がApogee Ensemble が登場。ステップ・ゲイン・プリアンプ x 8を搭載したアナログ入力を筆頭にアナログ、デジタル両フォーマットで豊富な入出力を搭載。1Uながらトータル30 x 34の入出力を内蔵しています。Apogee Control・ソフトウエアとシンプルながら高機能なハードウエア・インターフェイス、そしてイノベイティブな新機能により、直感的でストレス・フリーな操作が可能。Ensembleは湧き上がるインスピレーションを逃さず捉える力をもたらします。
2007年に登場した初代Ensemble は当時、パーソナル・スタジオ・インターフィスの可能性を大きく変革しました。クオリティ、シンプルさ、そしてコスト・パフォーマンスの基準を変え、デジタル・オーディオ・レコーディング部門でTEC賞を受賞しました。短い間にEnsembleはヒット作品を多数持つトップ・プロデューサー、エンジニア、アーティストの間での定番インターフェイスとなりました。そして、今、30年に渡ってデジタル・オーディオに最新のイノベーションを提供し、デジタル・オーディオの歴史を刻んできたApogeeが音楽制作技術の次世代を現実のものとしたもの。それがApogee Ensembleです。
Apogee製品は全て米国で製造しています。国内外のコンポーネンツを用いて最高品質の製品をお届けしています。
インプット & アウトプット
Class A JFET回路内蔵ギターインプット
ギターやその他の楽器は、Ensembleフロントパネルにある2つの1/4インチTSインプットに直接接続可能です。TSインプットのClass A JFET回路はビンテージ真空管アンプのフィールと音色を再現し、キーボードをはじめとする電子楽器にはハーモニックなキャラクターを付加します。「ブートストラッピング」回路設計は、接続した楽器に極めて高い負荷インピーダンスを供給し、音色と高域レスポンスを維持します。
リアンプ処理可能な出力端子
お持ちのアンプをどちらかの1/4インチのアウトプット端子に接続すれば、すぐにリアンプ処理を行うことができます。デュアルモード・スイッチング機能は、アンプを通したサウンドを聴きながらギターのダイレクト・オーディオ信号をレコーディングすることができます。さらに、レコーディングされたダイレクト・オーディオ信号をアンプを通して再生することで、アンプやマイクのセッティングについての調整を行うことも可能です。
ギターI/Oの入出力を用いて、セッションにストンプ・ボックスを組み込めば、ソフトウェア・プラグインの代わりに各種エフェクターを使用することもできます。インピーダンスやレベルの違いは全く気にしないで下さい。これらの入出力端子は、あらゆるギター関連製品の接続に対応するように設計されています。
8系統のアナログ・インプット
Ensembleに搭載されている4つのコンボ・インプット(XLRまたは1/4インチ)および4つのXLRインプットには、マイク、楽器、外部マイクプリアンプおよびその他のアナログ・オーディオ・デバイスを、合計8台まで接続可能です。Ensembleのアナログ・インプットには、ラインレベル・バイパス・リレーが追加されました。入力ソースがラインレベルの場合にはゲインレベルを変化させないように、A/Dコンバーターへのユニティ・ゲイン・シグナルパスを使用可能です。
10系統のアナログ・アウトプット
1/4インチTRS接続による2系統のバランス・モニター出力と、D-Sub 25-pinコネクタによる8系統のバランス・ライン出力による、10系統のアナログ・インプットを搭載。これらのアウトプットを使用することで多種多様なワークフローに対応可能です。外部コンソールにEnsembleを組み込んだり、ボックス内でミキシングしたり、またそれらの組み合わせといった様々な要望に柔軟に対応します。
2系統のヘッドフォン・アウトプット
パワーアンプの出力部に採用されるディスクリートのトランジスタ出力と同じように、Ensembleでは2系統のヘッドフォン・アウトプットに純粋なパワーを提供します。ハイ・インピーダンスのヘッドフォン出力は、あなたが必要とする最大ボリュームでの再生においても、歪み率は超低レベルに抑えたままでの再生が可能です。
内部搭載マイク+トークバック機能
Ensembleの内蔵マイクには、iPadやMac用のApogee ONEに採用されたものと同じカプセルマイクを採用。この内部搭載マイクを使用することで、アイデアがひらめいた瞬間にレコーディングしたり、破壊的なサウンドのドラム・レコーディングを行ったりすることもできます。しかし最も重要な使い方は、トークバック用のマイクとしての使用でしょう。
2系統のアナログ・インサート
アナログ・インプット1および2には、Ensembleに内蔵されているマイクプリアンプとA/Dコンバーターとの間に、外部ハードウェアでのオーディオ信号処理を挟み込むことができます。お気に入りのアナログ・コンプやEQをお持ちの場合には、モノラル、ステレオ・ペアを問わず簡単に接続可能です。各チャンネルに搭載されている、1/4インチ・バランス接続のセンド&リターン・コネクターを使用して、レコーディング・チェインにお気に入りのアナログ・デバイスを組み込みましょう!
デジタルI/O
あなた自身のクリエイティブな側面を触発するため、EnsembleにはADAT、SMUX、S/PDIFオプティカル、S/PDIFコアキシャルのデジタルI/Oを、最大18チャンネルまで接続可能です。外部拡張デバイス、ハードウェア・シンセサイザー、デジタル・エフェクターなどを簡単にシステムに組み込むことができます。Thundeboltの持つ広いバンド幅により、Ensembleの全てのアナログ、デジタルのI/Oを、ご使用のホストアプリケーション上で同時に使用することができます。
ワードクロック
Ensembleは他のデジタル・オーディオ機器と同期するための、ワードクロックINおよびOUTを備えています。Ensembleをマスタークロックとして使用すれば、Apogeeならではの優れたクロック技術の恩恵をお受けいただけます。
Ensembleのテクノロジー
真のThunderboltパフォーマンス
超低レイテンシー、高いCPU効率を達成したことにより、EnsembleはThunderbolt 2の誇る高い能力を全て引き出します。2ポートのThunderboltを使用すれば、システムの拡張とともに、革命的とも言える32ビットでのプレイバック再生が可能です。
全てのオーディオ・インターフェースの中でも最も低いレイテンシーを
Apogee社がMac OS 用に独自に開発したThunderboltドライバーは、比類無きパフォーマンスと高効率とをもたらしました。*往復レイテンシーが1.1msecという驚異的な低レベルにまで低減されたことにより、ワークフローは最適化され、Macのパワーを最大限に活用。ホストアプリケーションにおいてはプラグインを通した状態でのモニタリングが可能となります。セッション内のDSPがより高いバッファを必要とするような状況下でも、超低レイテンシーを誇るEnsembleを使用すれば、パワーとスピードのどちらか一方を犠牲にする必要はありません。
Apogee Controlソフトウエアの使用で、0.6msecのレイテンシーでのダイレクト・ハードウェア・モニタリングを行うことが可能となり、異なるワークフローにも対応することができるでしょう。
* Logic Pro X 、96kHz / 32 バッファ設定時
大量のデータを高速処理しても、CPUには負担をかけません
Ensembleのカスタム・ドライバーは、ソフトウェアおよびハードウェアのインターフェースにおけるパフォーマンスを最大限に発揮させるための2つの革新的な新機能を搭載:ホストアプリケーションからの32ビット出力信号を高性能ESS DACに直接入力するためのフル32bitシグナル・パス、そして、Macのメモリに対する効率的なデータの読み書きをMacのCPUを使用せずに行うための画期的な技術、Direct Memory Access(DMA)エンジンです。
Ensembleのハードウェア・チップ内で動作するDMAエンジンは、Macのメモリーから出力される32ビット・フォーマットのオーディオデータを直接読み込み可能。ドライバーの効率を上げるとともに、最高の解像度のオーディオ信号をDACステージへと供給します。DMAエンジンの実装により、MacのCPUに殆ど負担をかけることなく、大量のデータを高速処理することが可能となりました。ユーザーにとっては、低レイテンシーやプラグイン・パワーの増大、澄み渡るサウンドに包み込まれるようなリスニング体験などのメリットとなって現れます。
システムの拡張
IntelのThunderbolt™ テクノロジーは、広いバンド幅を持つ機器を複数接続するために開発されました。EnsembleはThunderbolt™ 2規格対応のポートを2系統搭載。複数のハードディスク、ビデオキャプチャー・デバイス、4kハイビジョンのThunderboltモニターに至るまで、1つのポートに接続可能です。
クリエイティブなユーザー・インターフェイス
ソフトウェアとハードウェアのハイブリッド
Apogeeが初めて採用したシンプルなユーザー・インターフェースは、多くの競合他社の製品にも多大な影響を与えました。ハイブリッド・アプローチと呼ばれるこの技術は、ハードウェア・コントロールを必要最小限に留め、考え抜かれたソフトウェア・コントロールを用いて細かな設定を行うものです。更に洗練されたEnsembleのフロントパネルは、あらゆる操作において最良のバランスと柔軟性を提供します。
2つの高解像度ディスプレイには全ての入出力の詳細を表示
2つの高解像度OLEDディスプレイには、レコーディングやモニタリングにおいて重要な情報がフィードバック表示されます。全ての入出力チャンネルに関するメーター、レベル、グループ化、極性、ミュート、ファンタム電源、ソフトリミットの情報を確認するのに、わざわざコンピューターのディスプレイを見る必要はありません。
選択ボタンとコントローラー・ノブによるインプット・コントロール
Ensembleでは、レコーディングやモニタリングにおける全ての重要な機能に簡単にアクセス可能です。フロントパネルにあるインプット選択ボタンで入力チャンネルを選択し、インプット・コントローラー・ノブでレベルを調整します。全てのインプット・セレクション・ボタンにはLEDのハイライトリング機能を搭載。選択されたインプットのハイライトリングは十分に明るく点灯しますので、どのチャンネルが現在レベル操作の対象となるかが一目瞭然です。インプット選択ボタンを押し続けることで、入力タイプ、+48Vファンタム電源、ソフトリミット、グループ化、極性の反転、そしてハイパス・フィルターといったパラメーターを調整するモードへの切り替えも可能です。
モニター/アウトプット・コントロール
Ensembleのモニター・コントロールにはリスニング環境を整えるための十分な機能が揃っていますので、追加の外部デバイスは必要ありません。2つの1/4インチのモニター出力、3組のステレオスピーカー出力のいずれか(選択されているチャンネル)、または5.1チャンネルのサラウンド・サウンドシステムのいずれかを選択します。フロントパネルにある専用コントローラー・ノブ、Maestroのレベルコントローラー、あるいはMacのボリューム・コントローラーのいずれかを使用して、スピーカーやヘッドフォンのレベルを調節しましょう。
機能をアサイン可能なボタン群
4つの機能設定可能なボタン(ラベルA, B, C, D)には、”トークバック機能”、”アウトプットのミュート”、”アウトプットのdim(ボリュームを下げる)”、”モノラル化”、”メーターのクリア”、”スピーカーセットの選択”といった機能をアサイン可能。各機能のアサインは、Maestroアプリケーション内のドロップダウン・メニューから行います。
トークバック
ある一流プロデューサーが一番好きなマイクについて尋ねられたとき、「トークバック・マイクさ!」と答えたことがあります。
レコーディング・ルーム内に居るミュージシャンと簡便にやり取りができることでレコーディング・セッションの効率は格段に上がります。Ensembleは柔軟で便利なトークバック機能を搭載。内蔵マイクもしくは外付けマイクのいずれかを使用して、ミュージシャンのヘッドフォンまたはライン出力を通じて会話することができます。トークバック機能はMaestroソフトウェアから使用するか、あるいはEnsembleのフロントパネルにあるボタンのいずれかにトークバック機能をアサインして使用します。実用性についてここまで考え抜かれたトークバック・システムが搭載されたオーディオ・インターフェースは、Ensembleだけです。
スピーカーセットの選択
フロントパネルにあるボタンに3つのスピーカーペアの切り替えを行うための機能をアサインすれば、Ensembleを一般的なモニター・コントローラーのように使用することも可能です。最大3ペアのモニタースピーカー・セットを接続した状態で、フロントパネルにあるA, B, C, Dのいずれかのボタンに各ペアをアサインすれば、リスニングしたいモニタースピーカー・セットをワンタッチで切り替えることができます。
フロントパネルには独立2系統のヘッドフォン・アウトプットとコントローラーを装備
パワーアンプの出力部に採用されるディスクリートのトランジスタ出力と同じように、Ensembleでは2系統のヘッドフォン・アウトプットに純粋なパワーを提供します。ハイ・インピーダンスのヘッドフォン出力は、あなたが必要とする最大ボリュームでの再生においても、歪み率は超低レベルに抑えたままでの再生が可能です。
充実したソフトウェア
Apogee Control for Mac
ApogeeによるMac対応ソフトウェア・コントロール・アプリケーションです。このアプリケーションから、入力タイプの選択、入出力レベルの調整、最大5つの独立した低レイテンシー・ミキサーの設定などが可能です。またキーボードの方向キーで素早く入出力を選択し、レベルを調整することもできます。
Essentials ウィンドウ
Apogee ControlのEssentialsウィンドウを活用することで、最小限のスクリーン・スペースで必須となるハードウェア設定を一覧することが可能になります。Essentialsウィンドウは、お使いのDAWウィンドウの上下左右へ自由に配置して、各コントローラへ素早くアクセスすることができます。ワークフローを妨げることなく、コンピュータでの作業に集中することができるでしょう。
Apogee Control リモート
Apogee ControlのEssentialsウィンドウを活用することで、最小限のスクリーン・スペースで必須となるハードウェア設定を一覧することが可能になります。Essentialsウィンドウは、お使いのDAWウィンドウの上下左右へ自由に配置して、各コントローラへ素早くアクセスすることができます。ワークフローを妨げることなく、コンピュータでの作業に集中することができるでしょう。
Apogee Control(ハードウェア・コントローラー)の詳細はこちら
Ensembleのためのネイティブ & DSP対応プラグイン
Apogeeプラグイン、FX Rackシリーズは、Apogeeのハードウェア製品と同様に、細部へのこだわりと品質を追求して作られています。 Apogee独自のDualPath DSP-Nativeテクノロジーにより、Apogee FX Rack プラグインは、Ensemble ThunderboltやElementシリーズのハードウェアDSP、そしてMacのネイティブ・プラグインの両方で使用できます。ApogeeのDualPathテクノロジーは、シンプルなワークフローを常に最小のレイテンシーで実現します。このレベルの柔軟性と音質を提供するシステムは他にありません。
Apogee FX Rack シリーズ・ラインナップ
DualPath™/Print/Native 選べる複数のモード
Apogee FX Rackシリーズはワークフローに合わせて複数のモードが用意されています。
- DualPath™ Monitorモード:
Apogee FX RackプラグインとEnsembleがリンク。FX Rackプラグインが低レイテンシー・バージョンとして、モニター・パス上にもパラレルで起動。プラグインに対して行うすべての操作が即座にもう一方にミラーリングして反映され、サウンドの変化を均一に保ちます。マイクプリのゲインなど多くのハードウェア・コントローラがDAWからも操作できるため、二つのウィンドウを都度切り替える必要がなくなります。 - Printモード:
FX RackをApogeeハードウェアの入力にダイレクトに適用するモード。Apogee Controlソフトウェア内でFX Rackプラグインを起動しレコーディングにかけ録りしたり、エフェクトを適用した状態でDAWトラックへと録音することが可能です。 - ネイティブ・モード:
Apogee FX RackをDAW上でApogeeハードウェアを利用することなく一般的なプラグインのように使用するモードです。
Apogeeのサウンドクオリティ
優れたA/Dコンバート性能
EnsembleのA/Dコンバーターは、DuetやQuartetなど、一世代前の機種に使用されていたものよりもアップグレードされています。広いダイナミック・レンジ、低歪み率、殆ど感じられない程度に低いノイズレベルを実感していただけます。
動的に最適化されるマイクプリアンプ
Ensembleの8機のマイクプリアンプに搭載されている Advanced Stepped Gain Architecture™ は回路を動的に最適化することにより、広いバンド幅、超低ノイズ、0-75 dBの幅広いゲイン幅における低歪み率を実現。パワフルなドラム、ダイナミックなボーカル、繊細なストリングスなどのいかなるレコーディングにおいても、インパクトをしっかりと保ちつつ、元のパフォーマンスの微細なディテールやライブ感、空気感を損なうことはありません。
ESS Sabre32 DACテクノロジー
ESS Sabre 32 32bit ハイパーストリームDACおよびタイムドメイン・ジッター・エリミネーターは、比類無く広いダイナミックレンジ、極めて低い歪み率、入力ジッターの影響を受けない鮮明なオーディオ信号を提供します。
独自開発のパワー・レギュレーションによる、超低ノイズ・パフォーマンス
Ensembleのマイクプリアンプ、A/D、D/A回路には、ディスクリート部品を使用してApogeeが独自に設計開発したパワー・レギュレーターを採用。既成の部品だけでは決して達成することのできない、超低ノイズ性能を実現しました。因みにこの設計は、Apogeeのフラッグシップ・モデルであるSymphony I/Oの3段階のカスケード式電源ユニットで初めて採用されたものです。
聴けばその差が分かる、APOGEEクオリティ
Apogee社は、これまで25年以上にわたって培ってきたデジタル・レコーディング技術分野における確かな経験をもとに、業界のリーダーであり続けてきました。Duet、Quartet、オリジナルのEnsembleやSymphony I/Oなど、Apogee社の製品は世界中のプロフェッショナルなレコーディング・エンジニアに愛用され、GRAMMY® や OSCAR® を受賞した多数のレコーディングでも20年以上にわたり使用されてきました。Ensembleもこれらの製品開発で得た経験、高い技術力を元にして開発されました。
マイクプリアンプからAD/DAコンバーターやクロック機能に至るまで、Ensembleには同クラス内で最高にして、最新のApogeeテクノロジーが搭載されています。厳しいリスニング試験を通して厳選された各部品、高効率の回路設計など、Apogee社の誇るエンジニアが開発したEnsembleのサウンド・クオリティに触れていただければ、確かな差を実感していただけます。
デジタル・クリッピングを防ぐソフトリミット
1992年にApogeeがAD-500コンバーターで初搭載したソフトリミットは、世界中の多くのプラチナ・アルバムにも使用され、その後Apogee社の最新のオーディオ・コンバーターにのみ搭載される技術となりました。Ensembleに搭載されているソフトリミットは、Apogee Control ソフトウエア上で使用することができます。
このFETベースのアナログ設計は、A/Dコンバーターに達する前のオーディオ信号の一部が瞬間的に切り捨てられることにより発生する、デジタル・クリッピングによるオーディオ信号の歪みを未然に防いでくれます。ソフトリミットは見かけ上のレコーディング・レベルを数デシベル稼ぎつつ、アナログ・テープのような暖かみのあるサウンドを微かに付加してくれます。