2022.12.07
2011年、突如として登場した小型シンセサイザーteenage engineeringのOP-1。そのボディの小ささからは想像もできないほど多くの機能を搭載し、本格的なシンセサイズやトラックメイク、レコーディングまでをカバー。さらに、リリースから10年以上を経過してもアップデートで機能追加が行われ、ユーザーを満足させ続けたシンセサイザーでもありました。
2022年、11年の時間を経て登場した後継機のOP-1 fieldは、OP-1の全ての機能にさらに100種以上もの新要素を追加し、サウンドエンジンや内蔵スピーカーのブラッシュアップなども行われた「正当進化版」のシンセサイザー。本格的なDAWにも負けないほどの"持ち歩けるスタジオ"と言えます。
そんなOP-1 fieldを「登場したときから気になっていた」と話すのは、音楽作家の宮内優里氏。生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた、有機的な電子音楽の制作を得意とし、WORLD HAPPINESSやFUJI ROCK FESTIVALなどにも出演。映画、ドラマ、舞台、CM、店舗BGMなどの制作や楽曲提供を行う、気鋭の音楽家。
宮内氏には事前に一切の情報を見る/聞くことなく、OP-1 fieldを触っていただき、弊社スタッフからのインストラクションを受けながらトラックメイクにチャレンジ。果たして、宮内氏とOP-1 fieldの「ファーストコンタクト」はどのような結末となるのでしょう。
本ビデオ記事は随時更新。OP-1 fieldの使い方を学んだり、宮内氏のトラックメイクフローを覗き見したりして、一緒に「ファーストコンタクト」を体験してみましょう。
公開日: 2022.12.29
#3はOP-1 fieldの核となる4トラックのテープモードについて。
このテープには従来のマルチトラックレコーダーのようにレコーディングを行なっていくこともできるほか、特定の箇所をループしてフレーズを重ねて行ったり、テープトリックでパフォーマンスしたりといったことも可能。ミキサーで左右の配置、エフェクト、音圧を出すといった処理も簡単に行うことができます。
#4へ続く...
公開日: 2022.12.29
#2はリズムエンジン編。OP-1 fieldは大きくわけて2つのリズムエンジンを搭載。アナログモデリングでリズムボックスを作るドラムシンセと、膨大なプリセットを搭載したサンプラーエンジン。サンプラーでは自分の好きなサンプルを読み込ませたり、本体でサンプリングを行ったりも可能です。
#3へ続く...
公開日: 2022.12.6
#1はまさしく「ファーストコンタクト」。宮内氏は初めてOP-1 fieldに触ります。最初にご紹介するのはOP-1
fieldのメイン機能の1つ、シンセサイザーエンジンについて。アナログモデリング、FM、ウェーブテーブル、ストリングモデリング、サンプラーなど方式の異なる12種類のシンセサイザーエンジンを切り替えながら、好みのサウンドを作ることができます。
シグナルフローが完全にステレオ化されたOP-1 fieldならではの広がりや音の太さ、美しさなどもチェックしてみてください。
#2へ続く...
音楽作家。1983年生まれ。2006年にRallye LabelよりCDデビュー。
最新作は「Beta」(2022)。生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた、有機的な電子音楽の制作を得意とする。ライブ演奏では即興の多重録音によるパフォーマンスを行う。近年はBGM演奏という形を中心に、全国の書店、図書館、美術館など、様々な場所で演奏。自信の活動以外では、映画「岬のマヨイガ」、「リトル・フォレスト」などの映画音楽をはじめ、NHK・EテレなどのTV番組、CM、舞台など、様々な形で音楽制作・楽曲提供を行っている。
KENJI KIHARAとの音楽プロジェクト「BGM LAB.」などでも活動中。
https://miyauchiyuri.com/
http://www.bgmlab.com