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OP-1 field feat Yumi Iwaki Chapter 1

2022.10.15

イントロダクション編

teenage engineeringが永年にわたって蓄積してきた「アイデア」と「改良」を投入した、まったく新しいOP-1field。本記事では作詞家、電子音楽作家のYumi Iwaki氏にさまざまな新機能、音色、シーケンサを交えつつ演奏してもらいました。

Chapter1は電源を入れてから4トラックの1曲ができるまでの簡単な操作をご紹介いただきます。

初回はイントロ的な感じで、OP-1を触ったことがない人にもざっと、「電源入れたらすぐにこんなことができるよ」と言った事を盛り込みました。 やはりチュートリアル要素が多くなりましたので、ディスプレイをクリアに映すため屋内での撮影。

ジャンルやテクスチャーの好みでテープスタイルを選べるのは、やはり良いなと思いました。 今回は馴染みがあり癖の少ないオリジナルのstudio 4-trackで制作を開始。

初めにArpeggioで鳴らしているのは、新しいシンセエンジンのdemensionのMellowという音色です。 LFOのElementで、LRにリズミカルに振るよう設定しています。

まず1トラック目にそのまま、arpeggioのフレーズを4小節録っていきます。 ループしやすいように小節ぴったりにエディット。(ここが重要)

2トラック目には新しいstereo drum sampler(drum)のMinimoを、お馴染みのシーケンサーfingerでプリセットのまま鳴らしています。FXのPhoneとLFOのRandomでビート毎に面白い効果が得られました。

3トラック目にはDemensionのPadを新しいシーケンサーHoldで鳴らしています。グレーのエンコーダーを回すことで、音のポジションを上下に動かすことができます。

4トラック目はFMのKlockspel(おそらく新しいパッチ)という音色をarpeggioで鳴らして一度rec、そのままシーケンサーを止めず重なるようにしています。

最後に新しいエフェクトMotherをいっぱいかけてみました。 広がりと深みのある美しいリバーブで、気持ちが良いのでついたくさんかけたくなります。 今回は使っていませんがゲートの効果も面白いので、motherのチュートリアル動画ではドラムなどにかけてお聞かせできればと思っています。

まだ全部を深く掘りきれないほどたくさんのリニュー&新機能ですが、とにかく触っていれば直感的にアイデアが生まれそう、と思えるほどにパワーアップ。それでもDAW制作とは違い制約は確かにありますが、それでこそというべきか、何よりフィジカルに創作意欲が掻き立てられるのは流石。時間がいくらあっても足りません!

Chapter 2 →
Chapter 1 - イントロダクション編
Chapter 2 - 新たなシンセエンジン編
Chapter 3 - 新たなシーケンサー編
Chapter 4 - TX-6とPOシリーズ連携編
Chapter 5 - 新たなエフェクター編
Chapter 6 - サンプリング編
Chapter 7 - iPadと連携編

プロフィール

Yumi Iwaki

Yumi Iwaki

作詞家、電子音楽作家。 2017年末、移り住んだロサンゼルスでDAWを使わない小さなシンセサイザー特にOP-1での音楽制作をきっかけに、翌年春にはモジュラーシンセ沼にハマる。 自身の声やピアノなどの生楽器、環境音をサンプリングしたものと、有機的に影響しあって変容していく電子音をレイアーして音楽制作していく中、2018年11月Modular on the Spot LA 、 2019年Synthplexなどでライブパフォーマンスを行う。以降コンピレーションやスプリットアル バムに参加。2021年夏、Muzan Editionsよりアルバムをリリース。 現在は東京を拠点に音楽制作を続けている。


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TeenageEngineering

唯一無二のシンセサイザーOP-1。8ビットからFMまで多岐にわたるエンジン、内蔵マイクやFMラジオで気軽に使えるサンプラー、モーション・センサーでコントロール可能なエンベロープやエフェクターも搭載。

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