時にはクレイジーになることを忘れずに!人気のサウンドデザイナー、ディエゴ・ストッコさんによるOmnisphere 2デモンストレーション
2016.01.27
スタッフHです。
続々と伝えられるNAMM新製品情報。あらかじめ伝えられていた製品から、現地で世界初公開になったものまで今年は非常に新商品が豊富で、当社が扱うブランドはもちろん、それ以外のブランドの製品まで、いち楽器ファンとして一つ一つの発表にテンションが上がってしまいました。
昨年のNAMM2015でOmnisphere 2を発表し、一番の話題をかっさらっていったSpectrasonics。セールスも好調のようで、今年は3人のデモンストレーションを中心に、ブースを賑わせていたようです。
Spectrasonicsのデモは他社のデモンストレーションとはちょっと異なり、どちらかといえばショーのような趣きがあります。代表であり、メインサウンドデザイナーであるエリック・パーシング(Eric Persing)、エリックさんの右腕ともいえるディエゴ・ストッコ(Diego Stocco)。とくにこの2人のデモには、ブースを埋め尽くす(はみ出す)ほどの人だかりができるほど。
今年NAMM現地に向かったスタッフミヤホン、初めて見るディエゴさんのデモンストレーションに大興奮だったようで、ビデオに収めてきてくれました。字幕をつけたものを用意しましたので、お時間のあるときにゆっくりとご覧ください(とはいっても、音作りやシンセシスが好きな方なら、あっという間に終わってしまうでしょう!)。
冒頭はディエゴさんから日本のみなさまへのメッセージ。続いて、今年のNAMM2016で最も盛り上がったであろうデモンストレーションに移ります。
「掃除機の音をサンプリング+Omnisphere 2にインポートし、音楽を作る」。
アーティストとしても活躍するディエゴさん、これまでも「葉っぱとターンテーブルのデュエット」「クリーニング店にあるもので音楽を生み出す」や、「初代Omnisphereで燃やされたピアノはその後どうなったか(=新しい楽器に生まれ変わった)」など数々のクリエイティブ作品を作り出してきました。
NAMMデモンストレーションビデオ中でも語られているExperiBassのクオリティの高さに、映画音楽の巨匠ハンズ・ジマーが「今手掛けている映画音楽(シャーロックホームズ)に、ぜひExperiBassを使わせてくれ!」と依頼され、ディエゴさん+ExperiBassが参加したというのは、有名な話でしょうか。
さてさて、落ち葉掃除機の音がどのような音楽になるのか。NAMMに参加したつもりで見てみてくださいね。音作りのヒントもたくさん見つけられることと思います。