2013.01.26
*2013/1/26 18:40追記: iConnectMIDI2+およびiConnectMIDI2の仕様について一部修正致しました。
iConnect MIDIがスマッシュヒットを続ける iConnectivityは、NAMM 2013の会場で今年リリースを予定している複数のiConnectMIDI新モデルを披露していました。
単なるiPhone/iPad向けではなく、通常のDIN MIDI端子を備えるシンセ/コントローラやコンピューター、iOSデバイスを繋ぎ、自由にMIDIルーティングを組むことができるiConnectMIDIは、新旧MIDIデバイスの橋渡し的な役割も果たす、じつにワンアンドオンリーな製品です。
今回展示されていたのは試作機でしたが、用途に合わせた選択肢がぐっと増えています。詳細は下記の通り。ちなみにDIN MIDIは一般的なMIDI端子を、USB MIDIがUSBポートを指しています。
シンプルな製品ですが、ドライバは必要とせずプラグアンドプレイですぐ使えるという点、新開発のチップセットで他メーカーの類似品とは安定性が違う、とアピールされていました。
DINに加えMac/PC、iOSなどのUSB MIDIも一対一で接続可能なモデル。iOSデバイス用の変換ケーブルも付属するとのことです。Lightningケーブルも用意しているとのことで、iPhone 5以降のモデルでも安心して利用できそうですね。
現行iConnectMIDIに一番近いスペックですが驚きの機能としては、USBポートを介して2つのデバイス間でMIDIと同時にオーディオを扱えること! ステレオ44.1/48kHzのシグナルの送受信をオーディオパススルーという特許取得の技術で実現しているとのことです。サイズも現行モデルとほぼ同じくらいだそうです。これは楽しみです。
今回紹介されたiConnectMIDI新モデルではフラッグシップにあたる製品です。前述のオーディオパススルーに加え、イーサネットを介してネットワーク上でMIDIをやりとりできるのは凄い!ちなみにスイッチングハブやWiFiでも共有可能とのことなので、どうやって応用するか…これは夢が広がりますね。
さらにiConnectMIDI2+、iConnectMIDI4+はどちらもUSBバスパワーで駆動、付属の電源アダプタを使えば、接続したiOSデバイスの充電も可能です。ここは着実に進化していますね。さらにiConnectMIDI4ではUSBハブ(要セルフパワー)を接続することでUSBポートを拡張できます。見た目も質実剛健なデザインを踏襲しつつよりスタイリッシュに仕上がっている印象です。
気になる発売時期ですが、mioは近日にも発売開始、 iConnectMIDI1が調整を加えて1〜2ヶ月くらい、iConnectMIDI2+、iConnectMIDI4+は第2四半期(4〜5月?)を予定している、とのことでした。