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(ミックスで)スピーカーとヘッドフォンの違い?

「ヘッドフォンでスピーカーの『音場』を再現する」プラグイン、IRCAM HEar

2013.10.25

スタッフHです。

** 本日の記事は、ぜひヘッドフォンをご用意の上ご覧ください。スピーカーからの環境では正しく再現されません。

本日は「ヘッドフォンでスピーカーの『音場』を再現する」プラグイン、IRCAM HEarをご紹介します。

ヘッドフォンを使ってミックスをしたものをスピーカーで再生したとき、こんな経験をした事はありませんか?

  • やたらにベースが大きくなっていた
  • わりと派手に左右に広げたつもりだったのに、思ったより「広がり感」を演出できていなかった
  • ボーカルに掛けたリバーブが大きすぎて、ボヤボヤ気持ち悪い音になっていた
  • ハイエンドを心地よく仕上げたつもりなのに、耳に痛い音になっていた
  • そもそも、思っていたバランスに仕上がっていない

ある程度慣れてくると「ヘッドフォンでこう聞こえていれば、スピーカーで鳴らしたときにこのバランスで聞こえるだろうな」という勘も鍛えられてきます。

できればいつでもスピーカーを鳴らせて、いつでもヘッドフォンと併用できるような環境があればいいのですが、一般的な住宅の私の家では、夜になるとヘッドフォンだけがたよりになります。その時に、スピーカー再生時の「違い」をプラグインで再現してくれるのが、IRCAM HEarです。

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下にあるオーディオサンプルは、全く同じ素材のマスターフェーダーに、HEarを使用したもの・していないものの2つのサンプルです。

まずは、HEarを使用していないもの。

そしてこちらが、マスターフェーダーの最後にHEarを使ってみたもの。かならずヘッドフォンでお聞きください。

上のサンプル(HEarなし)では左右に思いっきり広がっているシンセベースが、下のサンプル(HEarあり。スピーカー音場を再現)ではほどほど心地よいくらいの広がりに聞こえます。ためしに上のサンプルをスピーカーで聞いてみると、確かに下のサンプルに近い音の広がり感だった事がわかりました。

また、ローエンドの聞こえ方も違いますね。HEarをオンオフしながら、ヘッドフォンの感じとスピーカーの感じのどちらでも不自然さがないポイントに調節するのが良さそうです。

最後に!HEarはあくまでも「スピーカーでの音場」を再現するプラグインなので、バウンスする時はもちろん「オフ」にしましょう!

>>Flux:: IRCAM HEar製品詳細ページ

 

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