1. ヴァイナル・ストップ・エフェクト
Circle²のエコー・エフェクトは、レコードをストップさせた時のような効果を作ることも可能です。最初にベーシックなベース系のパッチをロードし、音が鳴り続けるようなアルペジエイターをセット(アルペジエイターの”Hold”を選択し、シーケンス用の鍵盤を押さえてみましょう)。次に、LFOを1つ起動して、”echo” エフェクトの ”Time” パラメータにドラッグ。echoエフェクトのmixスライダーは最大まで上げておきます。あら不思議!ターンテーブルをスクラッチしたような即席エフェクトのできあがり。自分好みに仕上げるには、ディレイタイムやLFOのmodulation lateを調整してみてください。
2.自己発振オシレーター
アナログのフィルターでレゾナンスを最大まで上げてみると、自己発振を起こし、これ自体をサウンドソースとして使うこともできます。Circle²のアナログモデリングフィルターは、これと同じ挙動を再現してます。暴れん坊を手なづけるテクニックをご覧あれ!最初にオシレーター「なし」の新しいパッチを起動して、フィルターのレゾナンスを最大値に設定。最後にランダムシーケンサーを使って、フィルターのカットオフ・フリーケンシーにアサインするだけ。さああとはオシレーターを起動してレイヤーすれば、この世のものではない音のできあがりです。
3.FMシンセシス
Circle²のオシレーターは、モジュレーション・ソースとしても使うことができます。これは….極端に速いLFOとして使えるのです。FMシンセシスを行うために、2つのサイン波オシレーターを起動します。オシレーター2のモジュレーションサークルをオシレーター1のCoarse tuningにドラッグ。次にオシレーター2のCoarse tuningを「-24」にセット。オシレーター2のボリュームはゼロにしておきます。様々なオシレーターやチューニングの設定を試してみても面白いでしょう。
4.AMシンセシス
Circle²のオシレーターは、AMシンセシスに使うこともできます。ここでは1つ(または複数でも)を使って、アウトプットレベルをモジュレートしてみましょう。上記したFMシンセシスと同じスタートですが、今回はオシレーター2を”Output level” にドラッグします。もう一度いいますが、様々なオシレーターやチューニングの設定を試してみても面白いでしょう - AMモジュレーションは本当にクレイジーなサウンドに仕上がります。
5.ドラムのシンセサイズ
キックのシンセサイズをやってみましょう!シャープな減衰のエンベロープをアナログサイン波とノイズオシレーターのフリーケンシーに使います。次にホワイトノイズとフィルターで作ったシェイカーのループを混ぜ合わせます。最初に双方のノイズオシレーターとアルペジエイター(1/4周期でシンクしたもの)を起動します。フリーケンシーを上げながら調整し、バンドパスフィルターをオン。最後にシーケンサーを使って、フィルターのフリーケンシーを動かすことでリズムを加えればできあがりです。
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