Symphony Desktopは、フラッグシップモデル「Symphony I/O Mk II」と同等の高いサウンドクオリティを備えたオーディオインターフェイスです。最先端のアナログ/デジタル・コンポーネントによる歪のないサウンド、アナログ回路とDSP処理を組み合わせたAlloy Mic Preampによるマイクプリアンプ・エミュレーションなど、高品位で幅広いサウンドメイクを可能にします。本体には10in/14outの豊富な入出力や、タッチスクリーンを装備。専用ソフトウェアとあわせて、直感的でシームレスなコントロールが可能です。
またSymphony ECS Channel StripやApogee FXプラグインを本体のDSPでも使用可能です。ネイティブプラグインとして、またはDSPプラグインとして、シチュエーションに合わせて使い分けることでワークフローを最適化します。
長きに渡りアナログとデジタルの架け橋となる製品を開発してきた技術に裏付けされたサウンドと、さらに進化した最先端のテクノロジーを、バッグ・インできるコンパクトなサイズに収めました。業界で圧倒的な信頼を獲得するApogeeのAD/DAコンバーターとマイクプリアンプを搭載するSymphony Desktopは、レコーディング、オーバーダビング、ミキシングを問わず、ミュージシャン、プ ロデューサーと、音楽制作シーンを強力に支えます。
最先端のアナログ/デジタル・コンポーネント
A/Dコンバーター - すべてのニュアンスを忠実にキャプチャ
アナログ/デジタル変換ステージには、超低歪み、高スルーレート、完全差動のアナログオペアンプに加え、デュアルサム構成の最先端A/Dコンバーターによりパフォーマンスを最大化しました。
D/Aコンバーター - ミックスの視野を広げる高解像「ワイドスクリーン・ウィンドウ」
妥協のないデジタル/アナログ変換を実現するため、安定した超低歪みと高出力ドライバーなど最新のテクノロジーを採用。接続するデバイスに関わらず、Symphony Desktopはモニターから出力される音像に、限りなく透明な「ワイドスクリーン・ウィンドウ」を提供します。
Advanced Stepped Gainマイク・プリアンプ
2つのAdvanced Stepped Gainマイク・プリアンプを搭載。Gain段を多段階で行うことにより歪みなく75dBのゲインを実現します。
FETインストゥルメント入力
本体フロントにギター専用FETインストゥルメント入力を装備。真空管ギター・アンプのキャラクターを適用可能です。
ヘッドフォン出力
Symphony Desktopには、超低インピーダンス仕様のヘッドフォン出力が2基搭載されています。デュアル・サムESS DACを搭載し、完全に独立したルーティングが可能です。各出力のレンジは、それぞれの端子径に想定されるヘッドフォンに合わせて調整されています。フロント・パネル出力はほぼすべてヘッドフォンをドライブすることができ、リア・パネル出力は、特に高効率タイプのヘッドフォンに最適化されています。
マイクプリアンプ - その優れたパフォーマンス
マイクプリアンプApogee独自設計によるAdvanced Stepped Gain Architectureにより、最大75dBのゲインを実現。胸に響くようなキックドラムからアコースティックギターの繊細なフィンガーピッキングまで、あらゆるソースで超低ノイズ・低歪みでの録音を可能にします。Symphony Desktopは可変インピーダンスに対応しており、マイク、インストゥルメントのいずれに対しても入力ステージを接続したデバイスに合わせて自動で最適化。沈みこむような低域から鮮やかな高域まで逃しません。
APOGEE ALLOY マイクプリアンプ・エミュレーション
Apogee Alloy Mic Preamp(AMP)エミュレーションは、アナログ回路とDSP処理を組み合わせることで、Apogeeの歴史上でも類を見ないリッチかつ本格的なマイクサウンドを実現します。入力インピーダンス、トランジェント・プロファイル、歪み特性など、モデリングにおいて重要な要素をあらかじめアナログ回路で実装。DSPでこれを正確かつ精密に再調整し、サウンドを作り込むことが可能です。このハイブリッド方式により、今までの「アナログエミュレート」や「デジタルモデリング」ではなし得なかった質感の高いマイクプリアンプを実現しました。
シンプルでシームレスな操作性
Symphony Desktopには、ハードウェアおよびソフトウェアの要素を直感的に操作するための機能が用意されています。本体のタッチスクリーン、コントロールノブをはじめ、コンピューター上のコントロール・アプリケーション、DAWの入力フォーカスやモニターコントロール・プラグインまで、クリエイティブな作業の手を止めることなく必要な機能にアクセスすることができます。
タッチスクリーンからすべての設定にアクセス可能
Symphony Desktopのタッチスクリーン・コントロールで、ハードウェアとソフトウェアのすべての機能にアクセスできます。
マイクプリのゲインから、ミキサー、モニター出力のボリューム、プラグインのパラメータまで、アナログ入出力、デジタル入力の各コントロールをマウスに触らず本体のみで設定可能。またMac OS、iPad OS、Windows 10といった幅広いプラットフォームに対応しています。
デスクトップ・コントロール・ソフトウェア
Desktop Controlは、Symphony Desktopのハードウェアとソフトウェアの機能を包括的にコントロールするコンソール・アプリケーションです。プリアンプの選択から入出力のルーティング、ワークフローの設定、モニター・コントロールなど、フレキシブルで直感的なインターフェイスでクリエイティブな作業を支えます。
>>Control ソフトウェアについて詳しく
ハードウェアDSPとネイティブプラグインFX
長年に渡り多くのApogee製品を設計してきたチームが精魂を込めて作り上げたプラグイン、Apogee FXシリーズ。DSPでの動作はもちろん、お手持ちのDAW上でネイティブプラグインとしてもご利用いただけます。
サウンドの輪郭を精確に描くことが可能な現代的UIのプラグインや、細部までこだわってモデリングされたハードウェアメーカー公認のビンテージモデリングまで。Apogeeプラグインはその使いやすさで、日々のレコーディング・ツールキットとしてすぐに活用いただけます。
付属プラグインによる幅広いサウンドメイク
Symphony ECS Channel Strip(DSP & Native)
Symphony Desktopには、Symphony ECS Channel Stripプラグインが付属します。ボブ・クリアマウンテンによるチューニングがほどこされた ECS Channel Strip は、EQ、コンプレッション、サチュレーションのコントロールを搭載。ボーカルやアコースティック楽器のレコーディングに最適なチャンネルストリップを構築可能です。
>>Symphony ECS Channel
Stripについて詳しく
Apogee Clearmountain's Spaces(Native)
Apogee Clearmountain's Spacesは、ボブ・クリアマウンテンのオリジナルワークフローを再現したシンプルでパワフルなリバーブプラグイン。彼のミックス技術を活かした、独特で豊かな空間を作り出します。
>>Apogee Clearmountain's Spacesについて詳しく
Apogee FXバンドル(別売)
Apogee FXバンドルには、ModComp、ModEQ 6、EQP-1A、MEQ-5、およびOpto3-Aの5つのFXおよびFX Rackプラグインが含まれます。Apogee FXバンドルは、Symphony Desktop上でのDSP動作はもちろん、MacOS対応のDAWでネイティブプラグインとしても動作します。またDual Path Link機能を備えており、DAW上のプラグインとDesktop
Control上の設定がリンクすることで、面倒なウィンドウ切り替えなしにスムーズな作業が可能です。
>>Apogee FXバンドルについて詳しく
レコーディングワークフロー
Apogee FXプラグインとSymphony Desktopの組み合わせで、インスピレーションを支えるサウンドクオリティ、超レイテンシーなFXプラグインのサウンドをレコーディングのワークフローに合わせた多彩なセッティングが可能です。
Print、Monitor、DualPath™ Monitorの3つのモードで、あらゆる作業に対応
レコーディングの形態やエンジニア、アーティストの意図によって、コンプレッサーなどのエフェクトを後からプラグインとして適用するか、掛け録りするかなどの判断が必要な場合があります。Symphony DesktopではDSPエフェクトを使った掛け録りはもちろん、モニターだけにプラグインを適用しての録音や、DAW上のプラグインのパラメータをそのままDesktop Control上にも反映できるDualPath Linkモードなど、多彩な機能を備えています。
アップデート履歴
Release 1.2 Phase 1
- 下記のApogeeプラグインは、Apogee Channel FXプラグインのラッパーで動作し、「プリント」「モニター」「デュアルパスリンク」の3つのワークフローで動作可能に
- Pultec EQP-1A
- Pultec MEQ-5
- すべての光入力にApogee Channel FXプラグインを搭載し、全機能と3つのワークフローの動作が可能
- タッチスクリーン・ディスプレイでオプティカル・インプットをコントロール
Release 1.2 Phase 2
- タッチスクリーンコントロールによるプラグインパラメータ・コントロール
- 下記のApogeeプラグインは、Apogee Channel FXプラグインのラッパーで動作し、「プリント」「モニター」「デュアルパスリンク」の3つのワークフローで動作可能に
- ModEQ 6
- ModComp
- Opto-3A
今後のアップデート情報
Release 1.3
- MIDI over USB機能
*開発状況により、内容が異なる場合がございます。
詳しくはこちら
収録Apogee FX Plugins
収録マイクプリアンプ・エミュレーション
- British Solid State
- 50s American Tube
Symphony Desktop 概要
- 最も手軽に導入できるApogeeフラッグシップモデル
- 先進のコンポーネントと回路設計により、精密かつ高品位なサウンドクオリティ
- 2つのAdvanced Stepped Gainマイク・プリアンプを搭載。最大75dBゲイン、可変インピーダンス
- FETインストゥルメント入力に真空管ギター・アンプのキャラクターを適用可能
- Apogee独自のAlloy Mic Preampが、アナログ・プロセッシング+DSPモデリングによるBritish Solid State & 50s American Tube二つのキャラクターを再現
- 名匠ボブ・クリアマウンテンがチューニングを施したハードウェアDSP*/ネイティブ両対応の 新しいSymphony ECS Channel Strip (EQ/Compression/Saturation)が付属
- 柔軟なゼロレイテンシー・プラグイン・ワークフローを実現:Print, Monitor, DualPath Linkワ ークフローから選択
- タッチスクリーン・ディスプレイにより、ほとんどのハードウェア・コントロールを直接操作 可能
- 2つのアサイメント可能なヘッドフォン出力: 1 x 1/4″, 1 x 1/8”
- 10 IN x 14 OUTの同時オーディオ入出力が可能
- USB MIDI対応
- デジタル入出力: 2 x Optical Toslink (ADAT, S/PDIF)
- 対応動作環境: macOS, Windows, iPad Pro (USB-C)
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