2025.04.23
伝説的エンジニア Bob Clearmountainが監修したDSPエフェクト Symphony ECS Channel Strip がSymphony Studioのインプットで利用可能となる、Apogee Control 2 DSP v1.21.43 がリリースされました。
これによりSymphony Studioの各インプットチャンネルで、録音時にEQ・コンプレッション・サチュレーションの使用が可能になります。開発当初はユーザーインターフェースがオリジナルデザインとなる予定でしたが、従来のECS Channel Stripのデザインが採用されています。
Symphony ECS Channel Stripは、Apogee Control 2ソフトウェア内で使用することができます。完成度の高い音源をより短時間で生み出すツールとして、下記のような幅広いレコーディングシーンにぜひご活用ください。
軽めのローカットEQで不要な低域を整理し、ミディアムレシオのコンプレッサーでダイナミクスを安定させます。ボーカリストがEQやコンプで整えられたサウンドをモニターすることで、エモーショナルな歌唱表現をしやすくなります。
コンプレッションでアタックの粒をそろえ、中域をブーストしてリフのパンチ感を強調。アンプシュミレータ前の補正に最適で、ライン録りなのに“空気感”を演出することができます。
Symphony Studio 8x8モデルや8x16モデルであれば、8つのドラムマイキングに対応できます。例えば(1)キック、(2)スネア、(3)ハイタム、(4)ミッドタム、(5)フロアータム、(6)ハイハット、(7)オーバートップL、(8)オーバートップR、というマイキングで、それぞれのマイクインプットに対してECS Channel Stripを使用できます。音作りの設定をプリセットに保存しておけば、後日再レコーディングする時などに、エフェクト設定を簡単に再現することができます。
ソフト音源に少し物足りなさを感じるときは、サチュレーションでリッチな質感を加えることができます。
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Symphony Studioに搭載された75dBゲインが得られる内蔵マイク・プリアンプは、ゲイン設定に関わらず歪みのないクリアな音像が得られます。集音能力が高いコンデンサーマイクはもちろん、ダイナミック型マイクでもその威力を惜しみなく発揮し、お手持ちのマイク性能を最大限に発揮することができます。ダイナミック・マイクの使用数が多いドラムキットや、ギターアンプのレコーディングなどにも最適です。
ADCチップは Symphony I/O mk2 SEモデルと共通のチップを採用。色付けのないクリアーなサウンドがプロフェッショナルから高く評価されています。参考記事:古賀健一氏 Apogee Symphony Studioファーストインプレッション
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