ヒストリーとテクノロジーが息づく最高峰のサウンド
プロフェッショナル・オーディオ・インターフェースの歴史を牽引してきたApogeeから、フラッグシップSymphony I/O シリーズ直系にして最新のサウンド・コンポーネントを搭載した”Symphony Studio”が登場。デジタルレコーディングに新たな歴史を刻みます。
発売に先駆けて、伝説的エンジニアであるボブ・クリアマウンテンから日本の皆さんにメッセージです。
過去と未来が融合するクリスタル・サウンド
24bit、最高192kHz対応のコンバーターは、ダイナミックレンジ AD124 dB、DA129dB の高品位なコンバージョンを実現。アーティスト、プレイヤーの繊細な表現を正確に伝え、ナチュラルで忠実性に優れたDA変換が正確なモニタリングを提供します。
75dB のゲインが得られる内蔵マイク・プリアンプはApogee 伝統のAdvanced Stepped Gain式。ゲイン設定に関わらず歪みのないクリアな音像が得られます。また、ADCチップ Symphony I/O mk2 SEモデルと共通のチップを採用。
DACには、最新のESS Sabre チップを採用。ラインアウトとヘッドフォンアウト、それぞれに独立したチップを搭載。余裕の駆動がDACの性能を最大限に引き出します。加えて、ゼロオーム・ヘッドフォンアウトを2機搭載。ヘッドフォンの種類に関わらず、低歪で理想的なモニタリングを提供します。
モダン・ワークフローのためにデザインされた3モデル
USB-C接続にてMac & Windowsに対応。入出力が異なる3モデル(8x8、2x12、8x16)をラインナップ。多チャンネルのレコーディングからイマーシブのミックスまで、制作環境に最適なモデルを選択可能です。
伝説的エンジニアの魂が宿るDSP
入力部にSymphny Studio特製のDSPチャンネル・ストリップを搭載。伝説的エンジニア Bob Clearmountainが監修を行ったECS Channel Stripをベースとしたコンプレッサー、EQ、サチュレーションを搭載。録音の段階でより、クリアにしたり、パンチを加えるなど積極的な音作りが可能です。
理想的なモニタリング環境を実現
出力部にDSPを搭載。モニタースピーカーとスタジオの環境を理想的な環境に補正するDSPプロセッサーを搭載。ルームEQがリスニング環境の問題を補正し、ベース・マネージメントがサブウーハーのインテグレーションを最適化し、シームレスでイマーシブなリスニング環境を提供します。加えてディレイがスピーカーとリスニング・ポジションのばらつきを補正。それらの処理により明瞭で正確なモニタリングが可能になります。
各キャリブレーションのセッティングはプリセットとして8つまで保存可能。ステレオ、5.1、7.1.4などお使いになるモニター・セットアップをボタンひとつで切り替え可能です。また今後のアップデートで外部キャリブレーション・ツールとインテグレーションに対応予定です。
全てを掌握するApogee Control 2
ルーティングやモニターミックス、DSPの調整、プログラム、保存可能な8つのモニター・ワークフロー、2台のサブウーファーのコントロールなどフレキシブルに使用可能なSymphony Studioセットアップのための専用アプリケーション「Apogee Control 2」が付属。
またオプションのApogee Control Remote Hardwareと連携することで、よく使う機能をボタンに割り当てて使用したり、保存したセットアップを瞬時に読み出したりすることが可能です。
目的にあわせた3つのモデル
Symphony Studio 2x12
コストバランスに優れるスタジオセンターピース
2chマイクプリ搭載入力に12ch出力。必要にして十分な入出力を搭載したSymphony Studio 2x12はクリエイター、ヴォーカル・プロデューサー、そしてエンジニアに最適なI/Oです。多くの入力を必要としないスタジオであれば、伝統的なレコーディングから7.1.4イマーシブ制作にまで、Apogeeのマスタリング・グレードの音質を高いコストパフォーマンスで導入可能です。
Features
- 2マイク/ライン入力、12ライン出力
- レコーディングからAtmosミキシングやリスニングルームに
- イマーシブ・オーディオを含むミックス・チェック、リスニング環境に
- 7.1.4 Atmos構成に対応
Symphony Studio 8x8
伝説的AD/DAによるレコーディングの中核
バンド・レコーディング、プロデュースを1クラス上に導きます。 原音に忠実なゲイン75dBのプリアンプを搭載の入力を8ch、複数のステレオ・モニターセット、アウトボードを活用可能な8ch出力を搭載。マスタリング・グレードの音質と、モニター・コントロール機能による理想的なモニター環境で作品のクオリティが向上する環境が手にはいります。
Features
- 8マイク/ライン入力、8ライン出力
- バンド・レコーディング、プロデュース・ワークに
- アウトボード活用
- 複数のステレオ・ペア、5.1.2サラウンドに対応
- DSPによる録音時の音質補正、作り込み
Symphony Studio 8x16
イマーシブ・オーディオ制作が始まる
ハイエンド・プロフェッショナル・プロダクションをイマーシブでも。イマーシブ・オーディオへの取り組みが視野にあるエンジニア、スタジオ、クリエイターに Symphony Studio 8x16は最適解です。原音に忠実なゲイン75dBのプリアンプやマスタリング・グレードの音質はもちろん、モニター・コントロール機能がDolby Atmos、360 Reality Audio、Auroなど9.1.6まで、正確なリスニング環境と効率的、直感的なフローを提供します。
Features
- 8マイク/ライン入力、16ライン出力
- レコーディングからAtmosミキシング、マスタリングまで
- アウトボード活用
- Atmos 9.1.6 に対応
モデル比較表
Symphony Studio | 2x12 | 8x8 | 8x16 |
---|---|---|---|
INPUT (MIC/LINE) | 2 | 8 | 8 |
OUTPUT | 12 | 8 | 16 |
端子(IN/OUT) | XLR/D-SUB | XLR/D-SUB | XLR/D-SUB |
INPUT&OUTPUT DSP | ◯ | ◯ | ◯ |
Immersive Audio | 最大7.1.4 | 最大7.1/5.1.2 | 最大9.1.6 |
特徴
- Symphony グレードの音質、最大16ch出力の多チャンネル仕様ながら優れたコスト・パフォーマンス
- 最新のESS Sabre DACチップ(ES9027PRO)をラインアウト、ヘッドフォンアウトに独立して搭載(8x16, 8x8 : 3基、2x12:2基)
- フラッグシップ Symphony I/O mk2 SEモデルと共通のADCチップ、AKM AK5574搭載。
- Symphony I/O MkII と同様のマスタリング・音質のコンバージョン ( 24bit、最高192kHz、ダイナミックレンジ AD124 dB、DA129dB )
- 75dB Advanced Stepped Gainマイク・プリアンプ
- レコーディングに最適なインプットDSP搭載(Bob Clearmountain 監修のECS Channel Strip ベースのEQ、コンプレッション、サチュレーションを搭載)
- イマーシブ・オーディオ・モニタリングに必要なスピーカー補正プロセッサーを搭載した出力DSP(EQ、ディレイ、ベース・マネージメント)
- モニター・キャリブレーション&コントロール:ステレオ、 5.1.2、7.1.4、 9.1.6
- 将来のアップデートで外部キャリブレーション・ツールとインテグレーション予定
- Apogee Contorl 2 :モニターセットアップをコントールするモニター・ワークフロー搭載
- 2台のサブウーハーに対応
- オプションのApogee Control(ハードウエア)対応。(スイッチの機能をカスタマイズ可能)
- ゼロオーム・ヘッドフォンアウト x 2
- ライン出力: +4dBu / -10 dBV選択可能
- USB Type-C(クラス・コンプライアント)
- Mac/ Win対応
発売予定: 11月中旬
Symphony Studio の最新情報はこちら
Specifications
- サンプルレート: 最大192kHz
- ビット・デプス: 最大24ビット
- マイクプリアンプゲイン: 75dB
- ライン出力: +4dBu / -10 dBV 切り替え可能
- 付属ソフトウェア: Apogee Control 2、Symphony Studio Channel
- モニターキャリブレーションとコントロール: ステレオ、5.1.2、7.1.4、9.1.6
- 出力DSP: EQ、ディレイ、ベースマネジメント
- 入力DSP: Channel Strip
- USBクラスコンプライアント
- Apogee Control ( hardware ) リモート・コントローラー対応(オプション)
- プレス成形アルミフェイスプレート
- 製品サイズ:48.26 x 4.45 x 4.54 cm