SA-3 Spectral Processorは、エミー賞(テクノロジー&エンジニアリング部門)を受賞したアクティブEQプラグイン、SA-2 Dialog Processorを更に進化させたプラグインです。SA-2と同様に、SA-3はダイアログ、ボーカル、その他多くの種類のオーディオ入力から不要なスペクトル上のスパイクを除去するのに最適です。SA-3は、オーディオスペクトルのほぼすべての周波数で、持続的なピークを追跡して除去することもできます。新機能には、1,000以上の処理バンドの追加、ユーザーがプログラム可能な Biasカーブ、スペクトル処理に対する独自のFocus、Range、Densityコントロール、サイドチェインのサポート、およびMid/Side処理が含まれます。


Detect and Monitor
Detectの値を上げると、SA-3のアルゴリズムが1,000以上のバンドをインテリジェントに適用し、不要な信号を識別して抑制します。Monitorボタンを押すと、除去された信号を聴いたり、メインLCDウィンドウで確認することができます。

Mid / Side
SA-3のステレオバージョンは、ミッド/サイドプロセッシングを設定することができます。これは、ミッドチャンネルとサイドチャンネルからスパイクや共振周波数を除去するのに便利です。メインLCDウィンドウは、プロットエリアの右上隅にある 「L 」と 「R 」のテキストボタンを押すことで、左(ミッド)または右(サイド)のトータル・バイアス・カーブのプロットを表示できます。

Bias
SA-3のスペクトル・プロセッシングは、バイアス・カーブで強調(または非強調)することができます。バイアス・カーブ全体のレスポンスは、ScaleとShiftコントロールで調整できます。メインLCDウィンドウでバイアス・カーブの帯域(HPF、B1、B2、B3、B4)を選択すると、編集可能なテキスト表示が現れ、選択した帯域のバイアス・カーブのタイプ、周波数、ゲイン、Q、パンの値が表示されます。
