2015.04.01
世界中のメジャーなDAWとライブサウンドのシステムで使われているMcDSPのプラグイン。Pro Tools、Logic、Digital Performer、Ableton Live、Reason、VENUE、S3Lの対応に加えて、McDSP Version 6のリリースにより、遂にVSTとVST3のプラグイン・フォーマットに対応、Cubase、NuendoをはじめとするVST対応のホストアプリケーションでもお使い頂けるようになりました。
VSTプラグインのサポートに加えて、すべてのMcDSP製品がv6へとバージョンアップ、新しくなったユーザーインターフェイス、ロードタイムの短縮、アルゴリズムの最適化がすべてのフォーマットに適用され、さらにPro Toolsユーザーは、Avid S6とS3コントロール・サーフェスのサポート強化のメリットを享受できます。また、Dave Pensado、Kevin Churko、Joe Barresiなど多数のアーティストのプリセットが新たにv6で追加されました。
McDSP v6のリリースは、単に(遂にとも言えますが…)VSTプラグインをサポートしただけではありません。McDSP v6のすべてのAUとVST版は、Pro Tools AAX DSPとAAX Native版だけに使われていたのと同じアルゴリズムを採用しています。AAX版と同様に、64bitのオーディオに対応、まるでアナログ機器をコントロールするように、リアルタイムのコントロールがとてもスムースになりました。また0 dB以上の信号も扱えるようになったので、ホットなミックスでもクリップすることはありません。
McDSPは数々のプロオーディオのプラグインがリリースされていますが、McDSPのプラグインは、最も効率に優れたものが多数あります。AAX(DSPとNative)、AU、VSTのすべてのプラットフォームで、セッション読み込み時のロード時間が短縮され、アルゴリズムが最適化されています。強力なHDXシステムでもラップトップでも、セッションを開く時間が短縮され、v6の利点を享受できます。
新たにAvid S3とS6コントロール・サーフェスをサポート、Pro Toosユーザーは最適化されたコントロール・サーフェスによるワークフローの改善が期待できます。McDSP v6ではプラグインの全パラメーターが直感的に操作できるよう、各コントロール・サーフェスにアサインされ、ワークフローを改善します。S6コントロール・サーフェスが提供するプロット・ディスプレイへの対応も実装されています。
McDSP v6では、以前のバージョンでプラグインによって制限されていたサンプルレートの制限を無くしました。ほとんどのMcDSPプラグインは192kHzまで対応していましたが、いくつかは96kHzまでの対応でした。DE555、Retro Limiter、ML4000がv6へのアップグレードにより192kHzまで使えるようになります。高解像度で収録した素材を、サンプルレートを下げることなくミックスするなら、McDSP v6のプラグインをお使いください。
より大きくなった「グラブ」エリア、プロット・エリアの視認性の向上、より多くのパラメーターをプロット・エリアで操作、FilterBank F202とNF575 Noise Filterでは、周波数、Q、レンジをプロット・エリアから操作可能になりました。その他のプラグインでもすべての対応プラットフォームでこの種の改良が施されています。
世界的に有名なエンジニアも愛用するMcDSPプラグイン。彼らがどのようにプラグインを使いこなしているのか、興味はありませんか?McDSP v6では、バラエティーに富んだプリセットが、下記のアーティストから提供され、同梱されています。
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