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Avid MTRXが、Sonarworksのキャリブレーション・パラメーター完全自動アップロードに対応

2023.11.13

マルチチャンネル設置において、1番の障害を解決

Sonarworksがマルチチャンネル・システムのためのキャリブレーション・ソリューションであるSoundID Reference for Multichannelの5.9.0へのアップデートを発表。

今回のアップデートでSoundID ReferenceとPro Tools|MTRX™インターフェイスの統合により、マルチチャンネル・ルームのキャリブレーションが1時間以内に完了できるようになりました。

これにより、マルチチャンネルの制作環境作成が非常に簡単に実現できるようになりました。
Dolby Atmosなどのマルチチャンネルのスピーカーの設置において、1番の障害となるのが、スピーカーの設置後の音響調整です。

非常にシビアな測定とコストがかかってしまうマルチチャンネルの音響測定・補正。
SonarworksのSoundID Referenceを使用することで、たったの1時間で設置した場所の音響測定と補正を完了できるようになりました。
ぜひこれを機会に、マルチチャンネルの制作環境を取り入れてみてはいかがでしょうか。


測定ファイルをMTRXに直接エキスポート

SoundID Referenceは、キャリブレーションのためのプラグインや追加で必要なソフトウェアを省き、スムーズなワークフローを提供します。測定プロセスを半自動化し、キャリブレーション・ファイルをSPQ DSPを搭載したAvid MTRXに直接エクスポートするため、最小限のレイテンシーと最高の使いやすさを実現します。
また、複数のプロファイルをエクスポートし、SoundID Referenceのプラグインを使用することなく、DADmanまたはインターフェイスから直接これらのプロファイルを切り替えることができます。
現状のバージョンでは、ステレオから9.1.6までのマルチチャンネル・セットアップをサポートしています。

Avid MTRX | Sonarworks

あらゆるソースに対応する超低レイテンシー

ルームキャリブレーションをインターフェイスで直接処理しているので、SoundID Referenceのアプリやプラグインは不要。DAW、システム全体のオーディオ、生楽器など、あらゆるオーディオソースから可能な限り低いレイテンシーを提供します。
MTRXのSPQプロセッシングのパワーをフル活用し、複数のスピーカー・セットをキャリブレーション。すべてのスピーカーで一貫した音質を保証します。


HOW IT WORKS?

Avid MTRX | Sonarworks
STEP 1

マルチチャンネル・セットアップを測定。
SPQ DSPを搭載したAvid/DADの自動測定モードを使用する。

Avid MTRX | Sonarworks
STEP 2

プロファイルを読み込む。
SoundID Referenceアプリでプロファイルを読み込みます。これにより、キャリブレーションのターゲットをさらに調整することが可能。

Avid MTRX | Sonarworks
STEP 3

ターゲットを調整する。
インターフェイスへの書き出しに、Flat、Dolby Atmos、Custom Target、Translation Checkのいずれかを選択します。

Avid MTRX | Sonarworks
STEP 4

キャリブレーションをインターフェイスにエクスポート。
キャリブレーションをDADmanプロファイルに直接アップロードします。これでキャリブレーションはAVID/DADのインターフェイスの一部となります。
※SoundID Referenceを無効にすることもできます。


SoundID Reference
SoundID Reference for Multichannel

SoundID Reference for Multichannelは、シンプルなステレオから9.1.6 Dolby Atmosまでのスピーカーセットアップに対応。正確で信頼性の高いリファレンスサウンドを提供します。

また、ヘッドホンにも対応し、ヘッドホンのプロファイルデータベースから480種以上のヘッドホンモデルをキャリブレーションし補正。ヘッドホンとスピーカーとの間で一貫したリファレンスサウンドを実現します。

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