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新企画 Weekly Pianology – ピアノ音源との幸せな出会い

2019.07.11

スタッフHです。

世の中には数多のピアノ音源があります。トレンドなのは、1台のピアノに対して数十〜数百GBもの容量を使ってサンプリングされたいわゆる「大容量系」のピアノ音源。それから、それとは真逆の物理モデリング(フィジカル・モデリング)技術で抜きん出た表現を可能にするピアノ音源。それらの「ハイブリッド」製品も登場しています。

アンプやエフェクターを多用するエレクトリックギターとは異なり、「ピアノの音」と言えば、ある程度はみな同じ系統の音色をイメージされることでしょう。ですが、アコースティックピアノほど豊かな表情をもった楽器は他にありません。それゆえ、多数のメーカーがこぞって「究極のピアノ音源」を作り出しているのだなと私たちは考えています。

当社には、ジャズの名門バークリー音楽大学を卒業し、ピアニストとしても活躍しているスタッフミッチーという社員がおり、彼に様々なピアノ音源をひき比べてもらえば、それぞれのピアノ音源の多様な表情を引き出せるように思いました。スタッフミッチー企画の記事、Weekly Pianologyを週刊で更新してまいります。

この企画では「こんな感じのフレーズを、XXXの音源で」といったリクエストも受付けられたらと考えておりますので、気になるピアノ音源があれば、ご意見をTwitterの@minetjpまでお寄せください。

ではスタッフミッチー、お願いします。


ご紹介に預かりました、スタッフミッチーです。
ピアノ弾きなのに、「へぇ、音楽やるんですか。ひょっとして、ドラムですか?」と言われることが多いです。少しガタイが良いため、そのように見えるのかも知れません。

そんな僕ですが、職業柄、ピアノ音源について質問を受けることがよくあります。
ひと口でピアノ音源といっても製品ごとに異なる個性があり、趣味や用途に応じて「好みのピアノ音源」は異なります。
そのため、「オススメのピアノ音源はありますか?」と聞かれた場合、まずはその人の好みや用途を探るための逆質問をする羽目になります。

さて、これから数週間にわたって、1〜2分間程度と短めのピアノの演奏動画を毎週公開していきます。
ひょっとすると、動画をご覧いただくことで「自分に最も合うピアノ音源」と出会っていただけるかも知れません。

では、今週の動画をご覧ください。


Weekly Pianology Vol.1 - Ivory II American Concert D

使用音源:Synthogy Ivory II American Concert D


Ivory IIの中でも比較的新しめのAmerican Concert Dを使用した演奏です。
New York Steinwayの爽やかな弾き心地が伝わるような、特徴の異なる短めのフレーズを3つ、演奏しました。
プリセットはAmerican Concert Dを使用。どんなテイストにも合う、まさに万能なピアノです。
減衰時間が長く、ハーフペダルの効果もより感じやすいのも特徴です。
タッチの変化に伴う音色の変化をお楽しみください。


Weekly Pianology Vol.2 - Ivory II Italian Grand

使用音源:Synthogy Ivory II Italian Grand


全く同じMIDI音源を用いて、今度はIvory IIの中でも僕のお気に入りのItalian Grandを再生してみます。
イタリアのピアノと言えば、アレですね。FAZIOLIならではの重厚かつ切れ味のある音色が堪能できます。
使用したプリセットはItalian Concert Grand。
ゆったりとした中にも煌めきを感じられる、そんなピアノです。
中でも、2つめのフレーズでの低音の響きが印象的ですね。


いかがでしたか?
このような形で、様々なピアノ音源の魅力を短めの動画にギュッと凝縮して紹介していきたいと思います。
Weekly Pianology、来週もお楽しみに!




使用鍵盤について
今回の動画企画は株式会社河合楽器製作所様にご協力いただき、キーボードにKAWAI VPC1を使用しています。
タッチカーブに「Ivory」が登録されているため、Ivory IIを鳴らした際にも、実際にグランドピアノを弾いているかのような幸せな感覚が得られます。
ピアノ音源の個性を100%活かしきることの可能な、究極のマスターキーボードです。

VPC1製品情報

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