Focalユーザーからのコメント
2015.07.30
数年使い続けたスピーカーの入れ替えとして自宅スタジオにFocal Alpha 50を導入したサカモト教授。「自分の中で基準となる「軸」ができた」というAlpha 50の気に入ったポイントなどを伺いました。>>インタビューはこちらから。
ロサンゼルスをベースに活躍するエンジニア、プロデューサー Ryan Green。彼が絶対的な信頼を寄せるモニターがFocal Twin6Beです。NAMBA69の新作アルバム・レコーディングのために来日したRyan Greene氏にお話を伺いました。>>インタビューはこちらから。
ニューヨークにあるFab DupontのFlux Studio。彼がShakira、Jennifer Lopez、Nat King Cole等のアルバムのレコーディング、ミックスした場所でもあるFlux Studioには全ルームにFocal スピーカーが採用されています、中でも、メイン・モニターとして使用されているSM9について、Fabはこう語ります。
「Focalスピーカーでミックスする場合、作業は1曲につき1回ですみます。ミックスのやり直しは必要なく、出来上がった曲はどこで聴いても同じサウンドで鳴ってくれるからです」
「我々エンジニア、プロデューサーの大半が経験する問題はホーム・スタジオでミックスし、「良い出来:と思った作品を自動車で聴いた時「低域が無い!」などとなって、ミックスを修正、そして再チェック、、、これは時間の無駄で、徒労でいっぱいになります」
「Focal スピーカーを使いはじめてからは、この問題とは無縁になりました。聴いている音がリアルであることに確信が持てる、以前にはこの確信はありませんでした。ミックスに問題がある場合、即座にそれが解るのです」
「FocalスピーカーはSolo6でもSM8であっても、10-12時間もの作業が可能でした。耳の疲労による頭痛も無く、夕方リビングで横になっている時に耳鳴りがするようなことも無い。スピーカーではなく、音楽だけを聴くことができるのです。Focalを使い始めたその日から、私が最も気に入っているところは、まさにそれです。ミックスをプレイした瞬間にして、『他のスピーカーはいらない。これで行こう』と思ったのです」
「SM8、Solo, Twinと続き、「その次は一体、どうなるのか」と思っていたところ、更に、優れた、ハイエンド・モデルSM9が登場した。SM9は期待以上の素晴らしさです」
「私から見てもこのスピーカーは非常に考えぬかれたコンセプトをもち、その完成度がこのスピーカーの開発、生産に多くの研究と努力が注がれていることを表している」
「私が最初に驚いたのが低域でした。低域の再生能力に優れたスピーカーは多くありません。50Hzまでであればいずれも良好ですが、50Hz以下の再生が非常に困難です。SM9は私が経験したスピーカーの中で唯一、サブウーファーが無くとも、また人工的に付加することなく本物の低域を再生できるスピーカーです」
「SM9のFocusシステムもまた、現場での大きなアドバンテージです。多くの方がLS10をスモール・スピーカーでのチェック用に使用しています。私は2セットのスピーカーをセットしての作業を好みません。すべてを一箇所にセットして作業したいのです。
Focusシステムはボタンを1回押すだけで使用可能で、コンパクト・バージョンでのミックス・チェック、及び、私がミックスで収めた低域が民生レベルのヘッドフォンやサブウーファーを搭載していないカー・オーディオでも適切な状態であるかチェックが可能です」
「一つのシステム、そして一箇所にすべてが統合されたシステムを持つ利点は大きいです。位相の問題やルーム・チューニングのやり直しも不要です。この点は正しくモニタリングするためには重要です」
「私のもとには、今でも世界中から試聴用のスピーカーが送られてきます。『これを聴くべきだ。』と彼らは訴えるのです。しかし、私の返答は常に決まっています。
『いや、私は既に自分のためのスピーカーと出会っていますよ』とね」
しばらくの間、Tom RowlandsのスタジオRowlands Audio Research でミッド・フィールド・モニターをリサーチしていました。モニタリング・システムをグレードアップすべくあらゆる競合機種と比較・検討した結果、私達が求める条件を満たしたモデルはFocal SM9だけでした。
SM9はメイン・ラージモニターとニア・フィールドを兼ね備える、完璧な架け橋となっています。
「ラージ・モニターを使うことはもうないでしょう。この3ヶ月、私がマスタリングした作品は全て、SM9とCMS subでモニターしました。スムーズでフル、そしてストレス無く聴ける。
Focal スピーカーとASC ATTAK WALL、永年に渡って模索していた、新しいリスニング環境が完成しました」
「Focal Twin6 BE を3年ほど愛用していて、満足していたのですが、SM9を聴いた瞬間、ふっとばされてしまった。奥行きがファンタスティックでボトムエンドはよどみがなくディープでタイト。(Focusモードによる)ミックスを異なる環境でモニタリング可能な点も聡明で素晴らしい。今は、このスピーカーでミックスしたくてたまらない。」
From Left: Simon Willey, Bryan Ferry, Rhett Davies.
「私とFocalのストーリーの始まりは数年前のことです。仕事で訪れたスタジオで山積みになったモニターの中にFocal もありました。その時点でFocalの音を気に入りました。それから、しばらくして、別のスタジオ、この時は仲間のAndreas Calamaroとの仕事でFocal を使いました。その時は日々の作業で長時間に渡ってFocalを使用することができました。
そして、私はFocalのサウンドに恋に落ちていました。最新アルバムのプリ・プロダクション全てをそのスタジオで作業していました。長時間に渡っての制作の現場での使用は楽しいもので、次第に感謝の念さえ持つようになりましたね。それからアルゼンチンのディストリビューターにコンタクトするのは、実に自然な流れでした。彼らはサポートも素晴らしく、私は自身のスタジオ用にSM9を購入したのです」
「Focalを愛用しているのはスタジオでだけではありません。自宅のスモール・シネマ用にもFocal を購入しました。自宅への導入にはブランドについての知識を持たない妻の説得という大きな障害を乗り越えて実現しています(笑)。今では、妻は私以上にFocalを気にいったようで、いつも大音量でならしていますよ(もちろん、そうあるべきですが、)夫婦ともどもハッピーな結果となりましたね。
Twin6 Beは、色付けのない正確なサウンドを持っている。スタジオ・モニターに必要なその正確性を私はFocal Twinで手に入れた。他のモニターでは把握が不可能なほどの中域のニュアンスを正確にモニタリングできる。そして、そのことが私がメイン・モニターとして採用した理由に他ならない。
まず、スピーカーは信頼できるものであることが重要です。ギター、ベースをレコーディングする時、実際にその場で起きている音を聴くことが重要なのです。CMS50はそのサイズからは考えられない低域を備えているので、使っていて満足度は非常に高いですね。ホーム・スタジオに最適なモデルです。