2025.06.20
こんにちは、MIスタッフの渡部です。
仕事でも家でも機材を修理して生きている、いわゆる修理バカです。普段からジャンク機材を集めては修理・改造を繰り返し、音の変化を楽しんでいます。…とはいえ、音楽制作をしているわけではないので、自宅モニターのアライメント調整や音質チューニングはノータッチでした。
ですが今回、SoundID Referenceを試せる機会があったので、どれほど音が変わるのか、レビューしてみたいと思います。
部屋の大きさは6.2畳で、5畳のロフトがある天井の高い部屋です。吸音材など設置はしていませんので、定在波が発生しまくりです。
【感じている問題点】 定在波の発生、高域、低域の位相ズレ、アライメントズレ
導入はかなり簡単でした。公式サイトからSound IDをダウンロードし、インストールを行います。ソフトを開くと、英語で色々出てきて慣れてない人は焦るかもですが、UIが洗練されていて直感的に進められます。アカウント設定&ライセンス登録が終われば、いよいよ測定スタート!
Start setupを押すと、測定用のソフトが立ち上がり、マイクやスピーカー等の入出力が問題ないかの手順が出てきます。
マイクをセットしましょう。
一通り準備ができたらいよいよ測定開始!
画面の指示通りに測定を行っていけば問題なく測定できます。ただ、スピーカーのボリュームはある程度大きく、環境音はなるべく立てないようにしないと測定にかなり時間を取られてしまいます。エアコンや外の環境音が入ると、位置ズレを起こしたり大変です。
ドン!!! コ レ ハ ヒ ド イwwww
はい、自分で感じていた通り低域、高域が左右でバラバラです。また全体的な音量差もあって、センターがズレているのがわかります。Delayのズレはなさそうですね...定在波のせいでそう聞こえるのでしょうか?
キャリブレーション後の周波数特性
おぉ〜!!!ばっちりセンターが出るようになりました。そして全体的に音が前に出るようになって、小さい音量でも聞き取りやすくなっています。補正の力ってスゲー!!
SoundID Reference