Red 8Pre レビュー : 遠藤ナオキ 氏
2019.04.15
RED 8 Pre導入のきっかけは、使用していたオーディオインターフェースが故障したタイミングです。
僕のメインの制作ポジションが編曲とはいえちゃんとした入出力環境がなければ仕事を進められない、と困っていた時に作編曲家の田辺恵二さんのオススメで前から導入を検討していたRED 16 Lineのデモ機をお借りできたので、そこからすぐに導入を決めました。
[表側、Mic Input1~8 & Line Output 3~10。裏側の各XLR入力端子からRED 8 Pre裏のD-sub入力へ。]
1ヶ月ほど使用してみて特に感じた事は、やはり解像度の高さでした。
最初こそスッキリしすぎていると感じたくらいでしたが、音の変化もとらえやすくモニタリング環境が以前よりかなり良くなったと感じています。
リバーブの残響ギリギリまでつぶさに把握できる事で、よりサウンドのコントロールがしやすく、より制作が楽しくなりました。
音の入力についてですが、Mic入力にもLine入力にも、そして本体前面にあるInst入力にも適用できるAirエフェクトがとても気に入っています。
Inst端子に直接エレキギターを入力している際にも、Airのオンオフでキャラクターを変えて録音します。
インピーダンスの変化により音にバリっとハリがでるので、弾くパートによって切り替えるとかなり効果的です。
ドラムの収録にはまだ使用していないので、近所のスタジオに持ち込んでRECしてみようと思っています。1Uで済むのが楽で良い。
今後はDanteネットワークも使用し入出力を拡張していく予定なのでワクワクしています。
REDNET X2Pもすぐに買い足すことになりそうな予感。
サウンド同様、1Uのサイズに多彩な入出力と拡張性が高密度で詰まっており、コンパクトにまとめたい人でも、どんどん拡張したい人でも、セッティングの中心にピッタリはまる一台ではないでしょうか。
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