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Spark MINIを使った練習方法解説:ギターの練習を自由にデザインしよう

2022.10.21

Spark MINIを使った練習方法解説 ギターの練習を自由にデザインしよう

ギターの練習をサポートする機能が充実しているPositive Grid Spark MINI。今や、僕のギター生活になくてはならない存在になっています。

Spark MINIは「ギターの練習を自由にデザインできる」ギターアンプ。その人に合った練習はそれぞれ違いますが、どんな練習であっても、自分好みに楽しくデザインできるのが特徴です。

今回はSpark MINIの練習サポート機能と、それらの機能を使って僕が実際に行っているギターの練習方法を解説したいと思います。この記事を読み終わった後、きっと「Spark MINIでギターの練習がしたい!」と思って頂けるはずです。


ギターの練習をサポートする充実した機能

Spark MINIは練習サポート機能が充実しているのがポイント。iOSとAndroidで無料配布されているSpark専用アプリと連動させることで、ギターの練習をサポートしてくれます。正直、Spark MINIを使う目的は、これらの練習サポート機能にあると言ってもいいほどです。


ひとりでセッションが楽しめるSmart JamとQuick Jam

Spark MINIとSpark専用アプリを連動させることで、バッキングトラックを自動生成するSmart JamとQuick Jamが使えます。バッキングトラックに合わせてひとりでセッションが楽しめます。

Smart Jamは自分の演奏をもとに、ドラムとベースのバッキングトラックを作ってくれる機能。思い付いたリフやコード進行を弾くだけで、オリジナルのバッキングトラックを作ってくれます。

セッションの相手として4名のAIドラマーが用意されており、ロックが得意なドラマーやファンキーなグルーブを叩いてくれるドラマーなど、それぞれ得意としているジャンルや個性があるのが面白い。シンプルでストレートなロックが好きな僕は、Daveさんにいつもお世話になっています

使い方はいたって簡単。好きなAIドラマーを選んでテンポを設定したらリフやコードを弾くだけ。それだけで、自分が弾いたギターフレーズにマッチしたバッキングトラックを作ってくれます。

上記デモはシンプルな4小節のギターフレーズからバッキングトラックを作っています。演奏したフレーズのコード進行を読み取ってくれるのは当然として、きちんと楽曲として構成されているのが面白い。Aメロ、Bメロ、サビといったセクションで構成されており、リズムパターンとして展開が付けられています。

もちろん、キーやテンポ、コード進行を後から変更可能。上記デモではBPM142でギターフレーズを弾き、最終的にバッキングトラックはBPM178にしています。より自分のイメージに合ったバッキングトラックに仕上げることができますよ。

このように、Smart Jamは自分のギターフレーズをもとにセッションを楽しむ、ある意味では自分主体のセッションですが、一方でQuick Jamは完全に相手主体のセッションです。ジャンルを選ぶだけで即座にバッキングトラックが作成され、相手の演奏に合わせてセッションします。

Pop、Rock、Funk、Bluesとギターの練習で必要になる主要なジャンルをカバーしている上に、演奏されるバッキングトラックも豊富。Smart Jamと同様に楽曲として展開が構成されており、イントロとアウトロまで備えている充実っぷり。もちろん、キーやテンポ、コード進行を後から変更可能。より自分のイメージに合ったバッキングトラックに仕上げることもできます。

相手の演奏に合わせてギターを演奏する感覚は、自宅でギターを練習しているだけでは絶対に味わえません。とはいえ、実際のセッションには必ず”人”が絡んでくるためハードルが高い。Smart JamとQuick Jamのポイントは、そのハードルが高いセッションをひとりで気軽に楽しめることですね。


YouTube上の音楽を解析して練習に活かすAuto Chords

Auto Chordsとは、YouTubeにアップされている楽曲を解析し、コード進行やコードダイアグラムをリアルタイムに表示してくれる機能。YouTubeを活用したギターの練習がめちゃくちゃ捗ります。

Auto Chordsを語る上で「楽曲を解析してコード進行を提示してくれる」ことがクローズアップされがちですが、この機能のポイントは、「動画内の気になった箇所のループ再生」と「テンポダウン」にあると思っています。

ギターを練習する上で大切なことは、「弾けない箇所を」「テンポを落として」練習すること。それをAuto Chordsのループ再生とテンポダウンで担うことができます。もちろん、動画に合わせてリアルタイムにコード進行を提示してくれるのも助かります。コード進行が分かれば、セッションやコピーする際のアプローチの指針になりますからね。

上記動画では、Media Integration主催「AssHのバッキングで、最高のギターソロ動画をキメろ!」で人気ギタリストAssHさんが弾いていた課題曲のリフを、Auto Chordsでループ再生しながら繰り返し弾いています。ぜひ、皆さんも気になったフレーズをループ再生で重点的に弾いてみましょう。(AssHさんのようにノリノリで弾けなくて萎える・・・苦笑。)

個人的にYouTubeはギター教材の宝庫だと思っており、YouTubeなくしてギターの練習は成り立たないとすら感じています。この記事を読んでいる方の中にも、YouTubeを活用してギターの練習に励んでいる方がいらっしゃるはず。Auto Chordsを使えば、YouTubeを活用したギターの練習がすごく捗りますよ。


Spark MINIでギターの練習を自由にデザインしよう

練習サポート機能について紹介しましたが、「やれることは分かった。でも、自分のギターの練習にどうやって活かしたらいいのか分からない」と、いまいちピンときていない方がいらっしゃるかもしれませんね。

冒頭で書いたように、Spark MINIは「ギターの練習を自由にデザインできる」ギターアンプ。練習サポート機能を使うことで、どんな練習であっても自分好みに自由にデザインできるのが特徴です。

ここからは、僕自身が実際に行っているギターの練習を例にして、Spark MINIを使った練習方法の一例を紹介したいと思います。


つまらない基礎練習を音楽的で楽しい練習にする

数あるギターの練習の中で、最も嫌われている練習が基礎練習だと思います。

メトロノームにあわせて指板のポジションを追うだけのスケール練習や、オルタネイトピッキングをキープし続けるリズム練習など。なぜ嫌われているのかというと、退屈でつまらないからですよね。この退屈でつまらない基礎練習を、Spark MINIを使って音楽的で楽しい練習にデザインしてみましょう。

例えば、Quick Jamでバッキングトラックを流しながらスケールをなぞるだけでも、楽曲の展開によってアクセントの位置が変わり音楽的な練習になります。Quick Jamはジャンルやリズムパターンの切り替え、テンポ、キーの調整も簡単。僕自身、メトロノームの代わりにQuick Jamで作ったバッキングトラックをよく使っています。

特定のリズムパターンを重点的に練習したい場合は、自分が弾いたフレーズに合わせてバッキングトラックを作ってくれるSmart Jamが役に立ちます。

このように、退屈でつまらない基礎練習を音楽的で楽しい練習にデザインできます。

メトロノームを使ったプリミティブな練習も大切ですが、作業的になりすぎて楽しさが感じられないことも多いですよね。是非、退屈でつまらない基礎練習を音楽的で楽しい練習にデザインしてください。


かっこいいワンフレーズをコピーする

サラッとカッコいいフレーズが弾けるギタリストになるために、リフやリックといったギターフレーズをコピーしている方も多いはず。

YouTubeにはかっこいいフレーズを弾いている動画が豊富にあるので、Spark専用アプリから弾きたいフレーズを検索して探し、Auto Chordsで解析して練習してみましょう。

先に書いたように、Auto Chordsを使うメリットはループ再生とテンポダウン。コピーしたいフレーズを弾いている箇所をループ再生しながら、時にはテンポダウンして練習できます。教材は実際に弾いている動画のため、弾き方を目で見ながら確認できるのもポイント。

ここから大事なことだけど、コピーしたフレーズは実際に楽曲で使わないと身につかない。コピーしたフレーズを自分の血肉にするために、Quick Jamを使って様々なジャンルやキー、テンポで弾いてみよう。曲調に合わせて弾くことで、コピーしたフレーズをどんどん発展させることができます。


もちろん、YouTubeで公開されているバッキングトラックを使って弾いてみるのもオーケー。Auto Chordsを使えばコード進行が表示されるので、フレーズを弾く際の指針として大いに役立ちます。Spark専用アプリには様々なバッキングトラックが用意されているので、検索して探す手間もないですよ。

上記動画はペンタトニックスケールのリックを実際に楽曲内で弾いてみた例。こんな感じで楽曲内の一部で弾いてみるだけでも大丈夫。Quick JamやYouTubeで公開されているバッキングトラックを使ってどんどん弾いてみよう。

コピーしたフレーズを様々な形で練習できるのがSpark MINIのポイント。フレーズをコピーするインプットと実際に使って弾いてみるアウトプットが上手くデザインできてるよね。ただのコピーではなく、とても音楽的で楽しい練習になっているのが分かると思います。


楽曲をコピーする

自分の好きな曲のコピーもSpark専用アプリから検索し、Auto Chordsで解析して練習してみよう。

YouTubeにあるアーティストの公式PVとかライブ動画などで練習してもいいけど、僕がオススメしたいのは、いわゆるギター弾いてみた動画。他の人がどうやって弾いてるのか目や耳で確認しながら練習できるのがポイント。中にはタブ譜と一緒に弾いている方もいるので、それに合わせて練習するのもアリですね。

弾けない箇所はテンポを落としてループ再生しよう。一部分だけ重点的に練習できるのがAuto Chordsのメリット。仮にタブ譜やスコアがなくても、Auto Chordsでコード進行やコードダイアグラムをリアルタイムに表示してくれるので、耳コピの助けとして大いに役立ちます。ぜひ、耳コピにもチャレンジしてみましょう。


アドリブの練習をする

ギタープレーの花形といえばアドリブ演奏。アドリブ演奏するためには、必ずバッキングトラックが必要になります。

Spark MINIの強みは、必要なバッキングトラックを手間なくすぐに用意できること。Smart JamやQuick Jamを使えば、自分が弾きたいキーやテンポで様々なジャンルのバッキングトラックが使えます。また、YouTube上にある数多くのバッキングトラックをAuto Chordsで解析して使うこともできます。

アドリブ演奏で一番大事なことは、いかにトライアンドエラーを繰り返すか。

Spark MINIで自分の好きな時間に自由にセッションを繰り返すことができる。そして、何より声を大にして言いたいことは、仮にミスってもセッションプレーヤーから白い目で見られることがない。人前でギターを弾くことに慣れていない僕にとって、これはかなり大事なポイント。

僕は好きな曲が弾きたい人なので、アドリブ演奏自体にそれほど興味はありません。でも、人から「ちょっと弾いてよ」と言われた時にサラッと弾けるようになりたいので、空いた時間に気軽にアドリブの練習をしています。


練習の成果をアウトプットしよう

このように、充実した練習サポート機能によって、ギターの練習を自由にデザインできるのがSpark MINIの魅力。ここからは少し本題から逸れてしまうけど、その練習の成果を目で見える形で、耳で聴こえる形でアウトプットして欲しい。

Spark専用アプリには、ギターの演奏を動画として収録できるビデオキャプチャ機能が付いています。著作権の関係でYouTube上にあるバッキングトラックをそのまま使うことはできませんが、Smart JamやQuick Jamで作ったバッキングトラックやWavファイルは使用可能。ぜひ日々の練習の成果をアウトプットしてみよう。

「いやいや、自分の演奏を他人に見せるなんて・・・」と躊躇する方がいると思うけど、ネット上に公開するのが目的ではなく、あくまで練習の成果をアウトプットすることが目的。後で「ここのリズムヘタってるな」とか、「ここのフレーズいい感じだな」みたいに聴き返してみるんだ。

すると、「もっとこうしたい」というフィードバックが得られるから、それをもとに練習をする。このインプットとアウトプットの循環を気軽に回せるのもSpark MINIの魅力です。


最後に

自宅練習用ギターアンプとして多くの製品がありますが、今回紹介したSpark MINIはそれらの中でも群を抜いてオススメしたい。

正直、今や良い音で鳴らすのは当たり前だと思っており、それ以上の付加価値があるのかどうかがギターアンプの重要なポイントだと思っています。そして、Spark MINIはその付加価値の部分が本当に素晴らしい!!

ぜひ、皆さんもSpark MINIで楽しいギター生活を体感してみてください。


Yuuki-T

「心から音楽を楽しむ」をモットーに、毎日音楽と接しています。
ひとりでも多くの人が「自分もまた音楽やってみようかな?」と思ってもらえるような記事にしたいと思っています。
どん底からのDTM生活 ~リターンズ~

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