• POPULAR LINKS
検索

本サイトでの Cookie の使用について

scroll

OP-1 field feat Yumi Iwaki Chapter 2

2022.10.28

新たなシンセエンジン編

teenage engineeringが永年にわたって蓄積してきた「アイデア」と「改良」を投入した、まったく新しいOP-1field。本記事では作詞家、電子音楽作家のYumi Iwaki氏にさまざまな新機能、音色、シーケンサを交えつつ演奏してもらいました。

今回は新しいシンセエンジンDimensionと、LFOで音色にどのような効果が得られるかをお伝えできたらと思いました。

音作りに集中するために使ったEndlessは、とてもフレキシブルで使いやすいシーケンサーです。128音まで入力でき、トリガーパターンやdirectionを変えることでも様々なシーケンスを作り出すことができます。
OP-1 Fieldのシーケンサーでは、オレンジのエンコーダーをクリックでもholdのon/offができるようになりました。

OP-1にはそれぞれのシンセエンジンにたくさんのプリセットがあり、個性的なパッチも多くて楽しめますが、Dimensionはとてもシンプルでわかりやすいシンセエンジンで、もちろんステレオのサウンドも素晴らしくて汎用性が高いと感じました。新しいエフェクトMotherとの相性は抜群で、触りながらもずっと聴いていたいと思うほど心地良いのです。是非このステレオ感をヘッドフォンで味わって頂きたいですね。

エンコーダーでその都度音を変えていくのも楽しいものですが、自分の手ではできないことをLFOはやってくれます。
今回使用したValueは、オリジナルのOP-1にも搭載されていましたが、Fieldではソースとなる波形を選べるようになりました。今回はサイン波を使っています。
Waveformをゆっくりとモーフィングさせ、音楽的にsubとnoiseにかかるよう、amountとspeedを調節しています。
ターゲットにpanが加わったことも嬉しいアップグレードです。
LFOをエフェクトやエンベロープなど、いろんな場所に試してみると思わぬ効果を見つけて、より一層トラック作りの可能性が広がりますね。

← Chapter 1へ戻る
Chapter 3へすすむ →
Chapter 1 - イントロダクション編
Chapter 2 - 新たなシンセエンジン編
Chapter 3 - 新たなシーケンサー編
Chapter 4 - TX-6とPOシリーズ連携編
Chapter 5 - 新たなエフェクター編
Chapter 6 - サンプリング編
Chapter 7 - iPadと連携編

プロフィール

Yumi Iwaki

Yumi Iwaki

作詞家、電子音楽作家。 2017年末、移り住んだロサンゼルスでDAWを使わない小さなシンセサイザー特にOP-1での音楽制作をきっかけに、翌年春にはモジュラーシンセ沼にハマる。 自身の声やピアノなどの生楽器、環境音をサンプリングしたものと、有機的に影響しあって変容していく電子音をレイアーして音楽制作していく中、2018年11月Modular on the Spot LA 、 2019年Synthplexなどでライブパフォーマンスを行う。以降コンピレーションやスプリットアル バムに参加。2021年夏、Muzan Editionsよりアルバムをリリース。 現在は東京を拠点に音楽制作を続けている。


eenageEngineering

TeenageEngineering

唯一無二のシンセサイザーOP-1。8ビットからFMまで多岐にわたるエンジン、内蔵マイクやFMラジオで気軽に使えるサンプラー、モーション・センサーでコントロール可能なエンベロープやエフェクターも搭載。

TeenageEngineeringのブランドページへ

TOPへ