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【MI FES 2021】数値だけにとどまらない、ラウドネスを意識した音楽ミックス – 出演:グレゴリ・ジェルメン

2021.12.23

2021年11月、私たちメディア・インテグレーションはMI FES 2021と称して、大規模な生配信セミナーを実施いたしました。その中から2日目に配信された「数値だけにとどまらない、ラウドネスを意識した音楽ミックス」を再配信いたします。

音楽作品を公開するメディアの変遷ともに変化し続けている要素の一つが、求められるミックス後の音楽のレベルです。このセミナーではグレゴリ・ジェルメン氏を講師にお迎えし「ラウドネス」の特徴を意識した上での音楽ミックス、プラグインの効果的の使い方を紹介していただきました。

このセミナーのみどころ

講師はポップス、ダンスミュージック分野を中心にレコーディング/ミキシング・エンジニアとして活躍しているグレゴリ・ジェルメン氏。昨今作品の仕上げとして当たり前になってきたラウドネスを意識したミックスのコツを解説いただきました。

CD時代の「ビットを使い切る」「マキシマイズありき」の手法とは打って変わり、現代の配信メディアベースのミックスではプラットフォームに合わせたラウドネス値をターゲットに音を作り込む必要があります。聴感において、アタック、リリース、歪み具合。耳で感じる音の大きさに関わるパラメータは多く存在しますが、「ラウドネス値の振れ幅」を最低限に「よく聞こえる音」の作り方を、さまざまなプラグインを駆使しながら再現します。

このセミナーでも頻繁に登場する、ラウドネス値を表すLUFSスケールは、人間が「音が大きい」と感じる高域に重み付けをするK特性フィルターを通してからRMSで二乗平均をしたものです。さらに曲全体の平均ラウドネス値には、絶対的または相対的に音が小さい部分を計算対象から除外するゲーティングが影響しますが、音楽ミックスで結果を先読みするには、多くのDAWにも装備されているRMSメーターが有効です。

ラウドネスを大きく変化させずにより大きな音を聞かせるというミックスの手法は、もちろん配信前提のミックスではなくても参考になるはず。魔法のような作業をぜひ動画でご確認ください。


記事で紹介された製品

WLM Plus Loudness Meter

ML4000 Native

PuigChild Compressor

Renaissance Bass

Dorrough Stereo

ISL 2 | True Peak Limiter

Inflator (Native)

MasterCheck Pro

dbx 160 Compressor / Limiter

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